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ビジネスクラス機内食/英国航空[British Airways]:成田(NRT)⇒ロンドン(LHR)

搭乗:2017/7/28 12:55発 BA006便
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★☆☆
夏休み第二弾は、家内が最も好きなイギリスの古城巡り。昨年計画していたものだが、私の緊急入院で中止せざるを得ず、今年出直すことにした。
家内へのお詫びも兼ねて往復ビジネスクラスで予約したことから(もちろん特典航空券だけど・・)、これで通算34社目、日本国内線を除いて139回目のビジネスクラス搭乗になる。

まずはラウンジ食だが、指定されたのが過去何度か紹介しているJALのラウンジなので省略。
ここ2年間はエメラルド会員として、ほぼ毎月ファーストクラスラウンジを使っているが、当初と比べて握り寿司コーナーの質が大幅に落ちてしまい、もはや魅力のないコーナーとなってしまった。実際、並ぶ人をほとんど見なくなっているし、私も食べる気が起きない。
ほかの料理群は、質・内容とも事実上変化なしかな。カレーの肉質が少し落ちている気がしないでもない。

ビジネスクラス用のサクララウンジの方は、4年前と比べて種類が減っているうえに、質も落としていることを昨年5月の時点で確認済だ。なんだか、5年前までのANAみたいな変化を感じるので、将来ラウンジのレーティングもANAに抜かれるかもしれない。(年2回しか乗らなくなったANAは、毎年わずかながらも進化していることを確認している。当初は身分不相応と評した5つ星のレーティングに相応しくなろうとの努力が見えてくるのだ)

***********

初めての航空会社なので、いつもの通り1番乗りで搭乗しようと40分前にゲートに着いたら、既に搭乗開始していた。搭乗券に記載が無かったものの、787型機だからJALと同様に30分前だと確認せずに思いこんでいたのは失敗した。



事前調査で分かっていたとはいえ、隣席とお見合いになるシートの印象は予想以上に強烈だ。
離着陸時は隣席の視線を遮る壁を開けなけならず、カップルならまだしも、オッサン同士が向き合うことになることを考えるとぞっとする。それ以外にも、テーブルが不安定であるうえに、靴以外の収納スペースが皆無というのも使いにくい。ちょっと物を挟めるポケットも事実上無いので、カメラやスマホ・タブレットを安全に置くことも出来ない。
フックも無いので、ヘッドホンを置いたり掛けたりすることも出来ないのだ。いったい、だれが(どこの国の人間が)設計したのかと思ってしまうし、それを採用する方も理解しがたい。

そのヘッドホンだが、ノイズキャンセリング機能の付いていない普通のヘッドホン!
ANAでは、格下のプレミアムエコノミーでも当初から装備されているというのにだ。

アメニティ

後から配られたアメニティは、大型巾着袋で出てきた。
中身は、英国ELEMISブランドのボディローション・リップクリーム・MARINE CREAMに加え、ボールペン、歯ブラシ・耳栓・アイマスク・靴下。JALやANAよりは上等だが、スリッパが無いので聞いたら、ようやく出してくるような運用。
靴下なんて要らないから、最初から配ってほしいなぁ。(置いてあるだけマシだけど・・)


シャンパン水

さて、離陸前のウエルカムドリンクは、シャンパン・オレンジジュース・水の3択。
家内はシャンパン、私は水をいただいた。


離陸後、最初のイベントはおしぼりの配布だが、これがエコノミークラスと同じ極薄生地の小さなおしぼり。トングに挟んで空中から渡すという点でもエコノミーと同じ。この段階で、この後もまったく期待できない事を悟ってしまった。
悪名高いことから、まだ長距離路線を試したことが無い米国系航空会社と同じレベルだろうと覚悟を決めたわけだ。



続いて食前酒のサービスだが、もちろんダイエットコーク。
缶ごとお願いしたら、これまた欧州域内線でおなじみの小型の缶で出てきた。2缶置いてもらわないと足りない。
おつまみも袋入りナッツと、内容こそカシューナッツでエコノミークラスよりは高級だが、それ以外にエコノミークラスとの差別化が出来ていない。


最初の食事は、「昼食」表記。メニュー上の前菜は2種類載っていたが、どう考えても両方出てくるものと思っていたのに、2択だと。
いくらなんでも、スイカとフェタチーズなんていう奇天烈な組み合わせを選ぶ気は起きず、家内といっしょに和食前菜をお願いすることにした。それにしても、魅力のないお品書き!

昼食

テーブルクロスは敷かずトレーに大き目のクロスを敷いて出てきたが、見た目でもまったく魅力なしだ。
ついでに、カトラリーをくるんでいるナプキンも小さめで、ボタンに掛けられないタイプ。


和食前菜各種
和食前菜各種
鯛、さつま芋、万願寺唐辛子、鮭と里芋の市松、蛸の桜煮、胡瓜


さつま芋は焼き栗のようにかたどってあるもの。万願寺唐辛子は良いとして、鮭と里芋の市松は里芋ではなく長芋。
アレルギーのある家内は、危うく食べるところだった。

鯛、蛸の桜煮、胡瓜

鯛とあるのは伊達巻らしきものを指すようだが、蒲鉾のような硬さで不味い。
串刺しのタコの桜煮は普通の煮だこで、胡瓜は見ての通り。


パン類

パンはバスケットの中の2種類からの選択だが、ちゃんと温められていた。
しかし、パンとお新香とバターという組み合わせ。まったく料理というものを蔑にしている。

メニュー上では最後のドリンクのお供として記されている小さなヴァローナのチョコレートを、この段階で乗せて来るというのも超手抜きだ。しかも、エールフランスなら、このチョコが3種類入った箱で出て来るのに。


メインは4択。2種はサラダとスナックレベルなので、実質2択だ。

オーストラリア産牛フィレ肉のグリルと辛味噌ソース
オーストラリア産牛フィレ肉のグリルと辛味噌ソース
さやいんげん、南瓜、人参、五穀御飯


辛味噌ソースに五穀御飯と、和食扱いだった牛肉料理を選んだのは、家内が肉は食べたくないというので消去法による選択。
こちらでは明記されているわけではないけど、洋食メニューを選んでも和食が出てくるJALみたいだ。

五穀御飯

五穀御飯は私の範疇ではないので家内にあげたが、JALの御飯よりはマシだそうだ。
それほどJALのご飯は和食好きの家内から見ても不味いということだ。(私も同意だが、ANAは美味しいと評価している)


牛フィレ肉のグリルの断面

肉も劣悪。エコノミークラスで出てくるような肉質だ。コストかけてないなぁ。
さらに焼きすぎで硬いし、辛味噌ソースは露骨に市販品の味がするし、良い点まったく無し!


鱈の香草焼きと赤パプリカのクーリ
鱈の香草焼きと赤パプリカのクーリ
季節の野菜、クリーミーポレンタ


魚料理はイタリアン仕様。
私の方に付いてくる五穀御飯とポレンタを交換しようという前提でのチョイスだが、鱈と香草が合わず不味くて食べられないと、魚本体も半分以上残して私に回ってきた。

赤パプリカのピュレに関しては、家内が市販品だと指摘していたので、辛味噌ソースと同様に真面目に料理を出そうという姿勢が無いのだろう。


デザートは3択で、1種類しか選べないと。
他社ではいつも全種類食べているのに、ケチだなぁ。

マンゴムースケーキ
マンゴムースケーキ

仕方ないので、ケーキを選んだわけだが、これまた100円ケーキレベル。
マンゴーの味が薄いし、ムースのクリームも薄い。


ホワイトチェダーとブリーチーズ
ホワイトチェダーとブリーチーズ 黒ぶどう添え

あとから、余ったとチーズを持ってきてくれたが、こちらも良いチーズとは言えないだろう。
普通ならドライフルーツを盛るものなのに、生のぶどうを添えてくる点でも納得できない。


最後は、紅茶、珈琲、チョコレートと表記。さすが紅茶の国だけあって、珈琲よりも紅茶を先に表記していたが、聞いてみると普通の紅茶という回答。茶葉の種類やブランドが言えないのは、エコノミークラスと同じものだからだろう。

メニューに記載されているトワイニングをお願いしたが、ビジネスクラスなのに、どうしてメニューに記載されていない紅茶を出してくるのだろう?
家内が頼んだ珈琲も、薄くて不味いとのこと。

**********

中間食は「クラブ・キッチン」と題したスペースが用意されている。
「足を伸ばしていただけるスペース」って書いてあったけど、トイレを1つ潰して作ったようなスペースで、足を伸ばすような特別なスペースは無い。他社と違う点は、冷蔵ケースが置かれていることぐらい。

アルチザンビスケットやプレミアムチップスのセレクション、キャドバリーチョコレートなどをお楽しみいただけます。
更に、上品なペストリ-、新鮮な果物、ヨーグルト、サンドイッチも各種ご用意いたしました。


との記述を確認しようと出かけてみたわけだが、お菓子類だけでなく食事系も全部パック入り冷蔵品。




そういえば、30年前の新婚旅行で入ったロンドンのマークス&スペンサーの惣菜コーナーの充実ぶりに驚いたのを思い出した。

半製品を含めて、全部こんな感じのパックに入っていて、フロア全体を冷蔵ケースで埋めつくしていたっけ。



お味の方は、機内食に準ずるレベル。
それだけ機内食がダメと考えるべきか、イギリスの歴史あるパック入り冷蔵惣菜が優秀と言うべきか・・(笑)

**********

到着前の食事のために明かりがついたのは、着陸予定時刻の1時間25分前。しかも、必要最小限の点灯でシートライトを付けないと食べ辛いぐらいの明るさだ。
睡眠重視の客を起こさない配慮だが、ここまで徹底している航空会社は初めてかも。
自社の免税品販売を優先するために早々と点灯して、ビジネスマンの睡眠を妨害する日本の航空会社だけがおかしいという主張は、ここでも裏付けられた。

メニュー上では「軽食」表記だが、メインが3択とイギリス時間が夕刻前ということで、意外としっかりした食事が出てくる気配。

軽食
サーモングラブラックス、マグロとアボカドのタルタル
季節のカットフルーツ

前菜は2択のように見えたが、選択肢を聞かずにサーモンを置かれてしまった。
1食目で食べられなかった季節のフルーツだが、2食目はデフォルトで出てきた。(内容の違いを確認できず)

食事以外でのサービスは比較的優秀だけど、食事系のサービスは劣っている。
当ブログは食べ歩きブログなので、食事関連以外の部分は採点対象外になることから評価が低くなってしまう。





しかし、サーモンの皿の違いが激しすぎ!
私の方は、血合い部分が多くサイズも小さいので、本来なら使わない部分だ。

北欧料理のグラブラックスではなく、実質スモークサーモンといえるものだったものの、お味の方は悪くないし、アボカドとマグロのタルタルも無難。


メイン料理は、事前に食べるかと聞かれ、食べると答えれば持ってくる運用だった。
最初から少なく出すより、この運用の方がありがたい。
特に、欧州路線は現地着が夕方になるのでディナーの代わりにしたいことから、JALやANAの食事の出し方では足りないのだ。

グリルチキン
グリルチキンとハニーコリアンダーソース
さやいんげん、椎茸、人参、ポテトグラタン


で、選んだのがチキンだが、欧州でチキンといえば分厚い胸肉。
筋があるので切りにくいのが難だが、欧州の鶏の胸肉は、日本のよりは美味しい気がする。(日本搭載品かも?)
フレンチで大好物の付け合せであるポテトグラタンは、撃沈だったけど。


アスパラガスのリゾット
アスパラガスのリゾット

家内はアスパラのリゾットを選んだが、炭水化物の山盛り!
ちゃんとアスパラの味がするリゾットで、十分いただける味だが、芸が無いなぁ。
当然残すだろうと思っていたら、全部食べてしまったので、私は最初の一口だけ。JALのご飯は不味いと残すくせに、このレベルで完食するとは・・

食べ終わった後に、例のエコノミークラスのおしぼりが出ておしまい。

全体印象としては、おそらく米国系と同じなんだろうなぁという感想。
本拠地ロンドン発の帰国便の方が期待できるはずだが、この内容だと期待しても無駄だろう。

離着陸時は規則により壁を開けさせられてしまい、お見合い状態になる座席も大いに問題アリなので、有償搭乗はまず無いだろう。欧州内路線のエコノミークラスでは、水すら有料という会社なので、エコノミーでも極力選ばないと思う。


※メニュー:挨拶文LUNCH昼食LIGHT MEAL軽食TE BARザ・バーCHAMPAGNEWINES

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