イタリア/ヴェローナ[Verona]: トラットリア・アルポンピエーレ [Trattoria Al Pompiere]
訪問:2017/7/7 19:30 (☞ Via Michelin 紹介ページ)
評価点:総合★★★★☆、味★★★★☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★★☆☆

今日のルート実績(by Geo Tracker) →→
ここ数年の恒例となっている夏の南チロル周辺旅行。
イタリアのレンタカー代が昨年から高騰しているので、今年はドイツのミュンヘンで借りて、オーストリアを縦断してから向かうことにしたのだが、初日は南チロルを通り過ぎてヴェローナ [Verona]の街に宿を取った。
同じく南チロルのトレッキングに魅せられたという友人からの情報で、行ってみたくなったのだ。
オーストリアの高速道路は最低でも1週間料金券が必要となることから、オーストリア縦断部分は一般道で通過。

例によってミシュランサイトから何軒か店を選び、HPに大阪にも店があると記されていたことから(☞ トラットリア・アルポンピエーレ | 阪急うめだ本店)第一候補に選んだ店がココだ。
観光客でごった返しているジュリエットの家からすぐ近く、路地を入ってすぐのところに入口がある。


開店時間5分前に訪問したら、既に半分ぐらいの席が埋まっているではないか。
でも、夜9時半までに出れればOKとのことで、席を用意してくれた。
8時過ぎから来た客は断られていたので、人気のありそうな店は開店時間狙いに限る。

Coperto(€3.00x2人)
まずは、1人3ユーロ徴収のコペルトで付くパン。3種類のパンは、すべて温められていた。
イタリアのレストランで温められたパンが出てきたのは記憶にないのだが、まさか日本に支店を持っていることが影響している?

Tagliolini di pasta all'uovo con funghi di bosco(€12.00)
Homemade tagliolini with wild mushrooms
例によって手打ちパスタを選んだわけだが、これも日本風手打ちパスタでビックリ。
何が日本風かというと、食感がコリコリするほど腰が強いのだ。

チーズは要るかと持ってきたので、機械的に要ると答えてしまったが、スプーン1杯かけたところでストップ。
キノコの出汁とオリーブオイルにブロードで作られたソースだと思うが、あまりチーズの合うソースではなかった。

Crespelle verdi di ricotta e spinaci con burro, salvia e ricotta affumicata(€12.00)
Crepes with ricotta cheese and spinach with butter, sage and smoked ricotta cheese
いつもラビオリを頼む家内は、クレープ表記のものをチョイス。
スモークリコッタはトッピングとしてかけてあった。

毎度ながら縦置き好きのイタリアなので、日本的に横置きで。
これならミニクレープらしく見えるだろう。
ソースは、セージバタークリームとあるが、単なるクリームソースっぽい。

中身は、ほうれん草とリコッタチーズだと思っていたが、ブロッコリーの味がした。
家内が苦手な羊乳の味も遠くに感じるとのことで、羊のチーズが少し入っているのかもしれない。

Battuta di capriolo fresco italiano, melanzane al basilico e pure di ceci(€19.00)
Italian Roe battuta, eggplant with basil, chickpeas puree
メインからは、鹿肉のタルタル。(と、後で翻訳を掛けて知った)
右横にちょこんと乗っているのは、茄子とバジルのペーストというか細切れを煮込んだもの。

牛肉のタルタルだと思って食べたら、ちょっと癖が強い肉だったので、納得。
見た目でも色が黒っぽいところが、鹿肉の特徴だ。
ただ、塩胡椒が決まってない点で美味しさ半減。
というか、鮮度が落ちてしまった臭みのある味を感じてしまった。鹿肉だからかなぁ?
GWにオランダのマーストリフトで食べた鹿肉らしきもの(☞ Restaurant de Mangerie)と、なんとなく同じ印象を抱いたのだ。

Coniglio di Carmagnola al forno con fagioli, taccole e pioppini(€19.00)
Braised Rabbit from Carmagnola with beans, snow peas and pioppini mushrooms
家内は、珍しくウサギ肉を選んでいた。(普段私が頼むのに、タルタルを選んでいたからだと)
軽く焼いたポレンタの上に、茸に豆と絹サヤを乗せ、その上に煮込まれたウサギ肉。

驚きだったのは、普段は骨だらけで可食部の少ないウサギ肉だが、骨はわずかで肉厚部分だけ。
煮込みのソースも美味しく、ポレンタと合わせると非常に美味だと、家内が気に入っていたのも納得。


店内の天井に何かぶら下がっていると目を向けると、魔女がたくさん飛んでいた。
その横のチーズの入ったショーケースの上に、気になる楯を発見。「Worlds Best Tiramisu」と店名の入ったアクリルかガラスの楯だ。こうなると、そのティラミスを食べたくなるのは当然だ。

Tiramisu(€8.00)
1つだけ家内用にと頼んだところ、スプーンを2つ持ってきてくれた。
なるほど、出てきたティラミスは、日本のイタリアンでアラカルトの量のおおよそ倍量。これは1人で食べるには多すぎだ。

断面を見ると、マスカルポーネチーズを少しホイップした感じのクリームがたっぷりで、余計なスポンジはごくわずか。
マスカルポーネの味は薄いものの、これは納得の美味しさだ。
大阪の店のメニューにも、このティラミスが載っていたので(しかもランチなら2千円のコースに付くというのだから、日本のイタリアンは安い!)、大阪方面にお住まいの方は試す価値があるかもしれない。


お会計は、水代とコーラ代を加えて82ユーロ也。
外は、この時間でも32度の暑さということでコーラも追加したわけだが、トラットリアで1万円強の夕飯代としてはちょっと高めなものの、イタリアの都市部の店だとこんなものだろう。
当地で真っ当なリストランテを狙うと、1人最低60ユーロ程度にはなってしまいそうなので、抜群に美味しいというものは無かったものの、不味かったものも皆無ということで★4つで良いと思う。
※メニュー:ハム類、パスタ・サイド・ドリンク、メイン・チーズ、デザート
【店舗詳細情報】
店名:Trattoria Al Pompiere
電話:045-803-0537
営業:12:40~14:00、19:30~22:30
定休:日曜日
住所:Vicolo Regina d'Ungheria 5, 37121 Verona
GPS:45.441952, 10.998003 (☞ Bing Map)
☞ 訪問したイタリアのレストランと各州の風景
評価点:総合★★★★☆、味★★★★☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★★☆☆

今日のルート実績(by Geo Tracker) →→
ここ数年の恒例となっている夏の南チロル周辺旅行。
イタリアのレンタカー代が昨年から高騰しているので、今年はドイツのミュンヘンで借りて、オーストリアを縦断してから向かうことにしたのだが、初日は南チロルを通り過ぎてヴェローナ [Verona]の街に宿を取った。
同じく南チロルのトレッキングに魅せられたという友人からの情報で、行ってみたくなったのだ。
オーストリアの高速道路は最低でも1週間料金券が必要となることから、オーストリア縦断部分は一般道で通過。

例によってミシュランサイトから何軒か店を選び、HPに大阪にも店があると記されていたことから(☞ トラットリア・アルポンピエーレ | 阪急うめだ本店)第一候補に選んだ店がココだ。
観光客でごった返しているジュリエットの家からすぐ近く、路地を入ってすぐのところに入口がある。


開店時間5分前に訪問したら、既に半分ぐらいの席が埋まっているではないか。
でも、夜9時半までに出れればOKとのことで、席を用意してくれた。
8時過ぎから来た客は断られていたので、人気のありそうな店は開店時間狙いに限る。

Coperto(€3.00x2人)
まずは、1人3ユーロ徴収のコペルトで付くパン。3種類のパンは、すべて温められていた。
イタリアのレストランで温められたパンが出てきたのは記憶にないのだが、まさか日本に支店を持っていることが影響している?

Tagliolini di pasta all'uovo con funghi di bosco(€12.00)
Homemade tagliolini with wild mushrooms
例によって手打ちパスタを選んだわけだが、これも日本風手打ちパスタでビックリ。
何が日本風かというと、食感がコリコリするほど腰が強いのだ。

チーズは要るかと持ってきたので、機械的に要ると答えてしまったが、スプーン1杯かけたところでストップ。
キノコの出汁とオリーブオイルにブロードで作られたソースだと思うが、あまりチーズの合うソースではなかった。

Crespelle verdi di ricotta e spinaci con burro, salvia e ricotta affumicata(€12.00)
Crepes with ricotta cheese and spinach with butter, sage and smoked ricotta cheese
いつもラビオリを頼む家内は、クレープ表記のものをチョイス。
スモークリコッタはトッピングとしてかけてあった。

毎度ながら縦置き好きのイタリアなので、日本的に横置きで。
これならミニクレープらしく見えるだろう。
ソースは、セージバタークリームとあるが、単なるクリームソースっぽい。

中身は、ほうれん草とリコッタチーズだと思っていたが、ブロッコリーの味がした。
家内が苦手な羊乳の味も遠くに感じるとのことで、羊のチーズが少し入っているのかもしれない。

Battuta di capriolo fresco italiano, melanzane al basilico e pure di ceci(€19.00)
Italian Roe battuta, eggplant with basil, chickpeas puree
メインからは、鹿肉のタルタル。(と、後で翻訳を掛けて知った)
右横にちょこんと乗っているのは、茄子とバジルのペーストというか細切れを煮込んだもの。

牛肉のタルタルだと思って食べたら、ちょっと癖が強い肉だったので、納得。
見た目でも色が黒っぽいところが、鹿肉の特徴だ。
ただ、塩胡椒が決まってない点で美味しさ半減。
というか、鮮度が落ちてしまった臭みのある味を感じてしまった。鹿肉だからかなぁ?
GWにオランダのマーストリフトで食べた鹿肉らしきもの(☞ Restaurant de Mangerie)と、なんとなく同じ印象を抱いたのだ。

Coniglio di Carmagnola al forno con fagioli, taccole e pioppini(€19.00)
Braised Rabbit from Carmagnola with beans, snow peas and pioppini mushrooms
家内は、珍しくウサギ肉を選んでいた。(普段私が頼むのに、タルタルを選んでいたからだと)
軽く焼いたポレンタの上に、茸に豆と絹サヤを乗せ、その上に煮込まれたウサギ肉。

驚きだったのは、普段は骨だらけで可食部の少ないウサギ肉だが、骨はわずかで肉厚部分だけ。
煮込みのソースも美味しく、ポレンタと合わせると非常に美味だと、家内が気に入っていたのも納得。


店内の天井に何かぶら下がっていると目を向けると、魔女がたくさん飛んでいた。
その横のチーズの入ったショーケースの上に、気になる楯を発見。「Worlds Best Tiramisu」と店名の入ったアクリルかガラスの楯だ。こうなると、そのティラミスを食べたくなるのは当然だ。

Tiramisu(€8.00)
1つだけ家内用にと頼んだところ、スプーンを2つ持ってきてくれた。
なるほど、出てきたティラミスは、日本のイタリアンでアラカルトの量のおおよそ倍量。これは1人で食べるには多すぎだ。

断面を見ると、マスカルポーネチーズを少しホイップした感じのクリームがたっぷりで、余計なスポンジはごくわずか。
マスカルポーネの味は薄いものの、これは納得の美味しさだ。
大阪の店のメニューにも、このティラミスが載っていたので(しかもランチなら2千円のコースに付くというのだから、日本のイタリアンは安い!)、大阪方面にお住まいの方は試す価値があるかもしれない。


お会計は、水代とコーラ代を加えて82ユーロ也。
外は、この時間でも32度の暑さということでコーラも追加したわけだが、トラットリアで1万円強の夕飯代としてはちょっと高めなものの、イタリアの都市部の店だとこんなものだろう。
当地で真っ当なリストランテを狙うと、1人最低60ユーロ程度にはなってしまいそうなので、抜群に美味しいというものは無かったものの、不味かったものも皆無ということで★4つで良いと思う。
※メニュー:ハム類、パスタ・サイド・ドリンク、メイン・チーズ、デザート
【店舗詳細情報】
店名:Trattoria Al Pompiere
電話:045-803-0537
営業:12:40~14:00、19:30~22:30
定休:日曜日
住所:Vicolo Regina d'Ungheria 5, 37121 Verona
GPS:45.441952, 10.998003 (☞ Bing Map)
☞ 訪問したイタリアのレストランと各州の風景
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