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ビジネスクラス機内食/エミレーツ航空:ドバイ(DXB)⇒羽田(HND)

搭乗:2017/6/20 08:00発 EK312便
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
遅延したら終電を逃すことを覚悟のうえで、わざわざ乗継時間7時間半の羽田便を選んだのは、A777-200型機を利用した機材の違いを見ようと思ったわけだが、大失敗なんていうものでなかった。
飛行機マニアではないのだから、素直に楽で快適なA380型機の成田便にしておけばよかった。

機材が小さいので機内ラウンジが無いことは承知していたが、席は独立していない古いタイプで、アメニティーも付かないとのこと。何でもエミレーツ航空では朝8時発からアメニティ無しになるそうだが、この便はその8時ちょうどの出発。帰りの分は、家内へのお土産に女性用のアメニティをもらおうと思ったのに、あんまりだ!!!
アメニティが付かなかった(最近は簡易ながらも付くようになっている)ANAよりも劣るとは・・

わずか数時間しか違わない広義の東京行きだというのに、このギャップ。エミレーツ航空の姿勢を疑いたくなる。
往路の記事では話題にしなかったが、エミレーツ航空の不当解雇を訴えた元従業員らが成田空港で配っていたビラを見ているので、なるほどと会社の体質が見えてしまったというわけだ。

ここまでエミレーツ航空の印象が非常に良かったのに、これでガクッと落ちてしまったのは当然。今後も選択するかは、かなり微妙になってしまった。というか、まず積極的には選ばないだろう。
航空会社だけではないが、何かを買う場合、あるいは消費する場合、株式投資先の選択等でも目先の損得よりも会社の本質的な部分を重要視するクチなのだ。(私のビジネスクラス機内食ランキングでは、機内食とその付随するサービスや雰囲気でしか判断していないので、この件は全く影響させていない)

**********



楽しみにしていたエミレーツ航空本拠地ドバイのビジネスクラスラウンジ。
これも、素晴らしい雰囲気だった往路のAゲートのラウンジと違って、羽田行きは狭いCゲートのラウンジになってしまい、ガッカリ。




食事のラインナップに差は無いと思いたいが(そうは言っても、エールフランスのパリのラウンジのようなケースもある)、どこにでもあるような普通のラウンジでは、心ときめかないものだ。

とはいえ、ホットミールは10種類あったし、スープ2種に豊富なサラダとチーズ、もちろんメゼの類もある。なかなかの充実ぶりだ。



マドリードからの機内食(☞ こちら)が1食だけだったので、到着時に早速ラウンジ食第一弾。
ありきたりのホットミールはパスして、中東料理系や見たことが無いものを中心に取ってみた。

ミニトマトは、ディル(?)で漬けた感じだったのでたくさん取ったものの、元の質が悪いのかパッとせず。その右横は、中東風ピクルスと書かれていたけど、単に酸っぱいだけ。
右端は、フルーツを何かに漬け込んだ感じのものだが、ここでようやく真っ当なものになった。
サーモンは普通だが、一番下のフルーツサラダ、そのお隣のアスパラサラダはまあまあ、左上のメゼ類はやっぱり美味しい。



日本時間の朝7時ということで、2階の奥の方にあった仮眠コーナー(?)で3時間ほど仮眠してから、出発前のラウンジ食第二段。
料理のラインナップは、深夜到着時と違って朝食仕様に変わっていた。

Shanklish Cheese
Shanklish Cheese

往路のドバイ⇒マドリード線で出てきた抜群に美味しかったシャンクリッシュサラダに使われている「シャンクリッシュチーズ」が単独で置いてあったのでゲット。

Shanklish CheeseShanklish Cheese

ピンポン玉よりも一回り小さいサイズだが、単に山羊のチーズの周りに何だか不明なハーブをしっかり貼りつけただけのもので、これが美味しかったわけではないようだ。



それ以外に取った料理も含めて、焼売を除いて中東系の料理だけを盛ってみたのがこちら。
せっかくの海外旅行なので、出来るだけ変わったものを取る方針ではいるものの、それほど郷土色は出ていないラウンジ食だった。

***********



搭乗時間となったので機内に移動したが、前述のように、ここまですべてA380型機で過ごした中で、最後はオンボロ(?)B777-200型機。機内食の内容が大きく落ちることは無いはずだが、やはりA380型機と比べて狭さが際立つ2-3-2配列のビジネスクラスだ。
昔は当たり前だったお隣さんを乗り越えなければトイレにも行けない窮屈さは、いまどきの長距離路線なら、お金を払って乗る機材ではないだろう。許容できるのは中距離路線までだ。(通算138回目と、あまりにもビジネスクラスに乗りすぎて贅沢化が進んだ?)

ウエルカムドリンクは、往路と同じ3択。フレッシュものを期待してオレンジジュースを選んだが、微妙。バレンシアでその場で絞ったオレンジジュースを大量に飲んだのだが、それとはかなり違うのだ。


朝食(洋風)
朝食(洋風)

離陸後の食事は「朝食」表記。
日本路線だけあって和食も用意されていたが、機内の不味い和食を食べるぐらいなら半日後に日本の地上で食べた方が美味しいに決まっていると(ウソ。単に和食に興味が無いだけ)、洋食をチョイス。

選んだメインは、エールフランスの帰国便で選んで大失敗したコールドプレートだが(☞ こちら)、玉子料理を選ぶよりは違いを見るという興味の方が勝って選んでしまったものの、やっぱり撃沈かな?

ドリンクを聞いてくれなかったので、ダイエットコークを缶ごとでお願いしたら、欧州域内線エコノミークラス用の小さな150ml缶。
グラスの半分強しか入らない容量では、ぜんぜん足りない!

ヨーロッパ風の冷製料理
ヨーロッパ風の冷製料理
薄切りグリルチキン、ブレオサラ、レッドレスターチーズとグリュイエールチーズをトマト、きゅうりとともに


メインのトッピングを外して、少し配置換えした皿がこちら。
期待のチキンは美味しくないが、何だろうと思っていたブレオサラ(?)はプロシュートでまずまず。
ミニトマトがたった1個に対して、キュウリのスライスは体積比で倍以上というアンバランス。
チーズは、ありきたりで外れだ。

やっぱり冷製料理と書いてあるものは選ぶべきではないな。
イタリアの前菜盛り合わせ的なものに期待するのだが、どこの航空会社でもチーズとハムの類だけっていう感じになるのだろう。今後は絶対に頼まないことにする。


パンとバター、ジャムフレッシュフルーツ
パン
フレッシュフルーツ

パンとフルーツもイマイチ。
特に、見るからに白っぽくて不味そうなパイナップルは、食材を厳選していない証拠だ。



後から、バスケットでクロワッサンが回ってきたので、往路でもいただいているが再ゲット。
温めたばかりのようで、バターと合わせればまずまずだったので、往路は冷めてしまったことが不味さの原因だったようだ。

しかし、食前酒も配らず、食事のドリンクも聞かずに、この段階でナッツは要りますかって?
路線格差なのか機材格差なのか、それともクルーメンバーの違いなのか分からないが、サービスが全然ダメ。往路の成田=ドバイ路線の方が、はるかに優秀だ。

**********

機内ラウンジが無いので、中間食は本当にエコノミークラスと共通の安物カップ麺だけ。
せめて、日本では普通にある高級タイプのカップ麺ぐらい用意したらどうだろう?

ということで、到着2時間50分前に機内の明かりがついた後の2食目。
いくら昼行便とはいえ、機内照明を真っ暗にしているのだから、早すぎる。JALと同じではないか!

昼食(洋食)

日本時間では20時過ぎという遅い夕食の時間なのに、なぜか昼食表記という違和感はあるが、もちろん洋食の選択だ。
料理の選択は最初に聞かれているが、ここではドリンクの注文を取りに来た。
ドリンクには、食前酒扱いなのか例の温められたナッツ付き。
何度このナッツを食べたことだろうか。好きだからいいんだけど・・


伝統的なアラブ料理、メッゼ
伝統的なアラブ料理、メッゼ
フムス、アーティチョークとマッシュルーム、ぶどうの葉の詰め物、シャンクリッシュサラダ


前菜は、往路のドバイ⇒マドリード線で感動したメゼを再びチョイス。表記内容から、まったく同じ物であると認識しての注文だ。

しかし、予想外の結果。
いったい、ドバイ⇒マドリード線で食べたあのシャンクリッシュサラダは何だったのかと思うほど味が違うのだ。

ラウンジで、シャンクリッシュチーズをいただいたことから原因が分かるのだが、チーズ以外の野菜類を混ぜた時に、チーズの比率が高いと今回のお味で、美味しく思ったのはチーズの比率が恐らく2割以下だったものと思われる。
今回は、7割以上がチーズだったので、味の差が激しすぎたというわけだ。

アラビアパンとバター

アラビアパンは、最初から温めていないようで、今回のは冷たいぐらい。
どちらにしても、メゼはカタール航空の方が安定して美味しかったという事になる。(トルコ航空の方が、さらに美味しい)


ニョニャチキンカレー
ニョニャチキンカレー
香り高いチキンカレーをジャスミンライスと野菜のつや煮とともに


メインは2択。
1食ぐらいはカレーを選んでみようと、マレーシアのニョニャ料理のカレーを選んでみたが、もう一方の選択肢もご飯だというのだから、JALと同じ傾向だな。和食を別に用意している意味が分からない。

出てきたのは、予想以上にカレーライス。ジャスミンライスとあるが、長粒種ではなく中粒種を使っているので、ますます日本的なカレーライス。

ニョニャチキンカレー

ただし、カレーソースの方はニョニャ料理というかマレー料理系のココナツたっぷり。
刻んだ唐辛子も見えるほどに入っているので、辛さもそれなりにあることから、辛い物が極端に苦手な方(日本のカレーは中辛までが限度という方)には無理だろう。
私は、ココナツたっぷりのマレー料理が好きなので、美味しくいただけた。唐辛子のカットは除けたけど。


チョコレートムースケーキ
チョコレートムースケーキ
マンゴーのコンポート入り、ポーチドチェリーを添えて


最後のチョコムースは、思ったほどチョコの味が強くなく、自由ヶ丘トップスのチョコレートケーキみたいなチョコクリームがベース。

チョコレートムースケーキの断面

土台はクッキーかと思ったら、中東でおなじみのハチミツ系シロップをたっぷり浸みこませたオリジナル。

チョコレートムースケーキの土台

その上に、カット芒果を山のように盛って、その周りにチョコムースを被せて、最後に別のチョコクリームでコーティングしてある。
まあ、普通に美味しくいただけるかな。

最後は、例の高級チョコレート(ゴディバの事)でおしまい。

ということで、最後の搭乗は★3つ。地元発の便で、このクオリティでは、褒められないだろう。
そもそも一番得意なはずの郷土料理を出さずに、他国の料理ばかりを揃えている事が原因だと思う。
結局、私のビジネスクラス機内食総合ランキングでは、33社中ANAに次ぐ7位で落ち着くことになった。

やっぱり、エミレーツ航空のリピートは、マレーシア航空並みの美味しい価格が出てこないと特典搭乗も含めて無いだろう。
ただし、今年の冬にチェックした段階でキプロスとマルタ島の両方に安く同時に行くことが出来ることが分かっているので、エコノミークラスで乗る可能性はあると思う。でも、ラウンジが使えないので、有償エコノミー席ならトルコ航空かカタール航空を選びそうだ。


※メニュー:朝食(洋風・和風)昼食(洋風)和風ランチ

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング
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