イタリア/アルバ[Alba]: Ristorante Ventuno.1
訪問:2017/4/9 19:30
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★☆☆
ケラスコ [Cherasco]でランチを食べた後は、5Km北にあるブラ [Bra]の街を見てから、アルバ [Alba]へ。
この街にはミシュラン3つ星店があるので(1つ星店と2つ星店は無い)、ちょっと雰囲気を拝みに行ったものの、らしくない店構えで意外。コースは最低200ユーロと、お値段だけはさすがという感じだった。(後半の街の風景に、店頭写真とメニュー写真を掲載してある)


さて、今日は日曜日ということで、3つ星店どころかミシュランガイド掲載店すべてお休み。1軒だけ Google上では営業となっていたので狙ったものの、ホテルからの予約電話は通じないし、実際お休みだった。
ということで、ホテルでもらったレストランマップを頼りに開いている店を物色した中から選んだのがこの店。
白トリュフで世界的に有名な街ということで、季節ではないものの、何かトリュフ料理を食べようという視点でも店を選んでいる。というか、リストランテ格の店となると、ほとんどお休みだったので、選択の余地は無かった。
コースの方がお得感があったものの、ちょっと変わったものをいただこうと思い、アラカルトでお願いすることにした。トータルのお値段がコース(€35.00)を上回ってしまうが、事実上最後の晩餐になるので、食べたいものを食べようというスタンス。

Coperto(€2.00)
まずは、コペルトで出てきたグリッシーニとパン。
グリッシーニはもちろん自家製で、これまた美味しくてポリポリ食べてしまう。

パンは、イタリアではよく見かける軽くて中が乾燥して崩壊するタイプのもの。
美味しくはないのだが、断面写真をお見せしておこう。

コースでも付くかもしれないが、最初は無料のアミューズ。
延ばしたピザ生地で作ったミニ肉まんという感じのもので、バジルペーストでいただくもの。


焼きたてほやほや、中は挽肉とリコッタで特に味付けをしていないようだ。
バジルペーストとバジル塩(?)を付けていただいたが、味覚的にはイマイチかな。

Crudo di Gamberi Rossi da Mazara del Vallo,
Burrata di Andria e Pomodorino Giallo(€15.00)
Raw Prawns from Mazara del Vallo, Yellow tomatoes and Burrata Cheese
前菜から選んだのは、シチリア島マザーラ・デル・ヴァッロ[Mazara del Vallo]産の生の赤海老。
山を越えて70Km先のお隣が、海に面したリグーリア州ということで海の幸でも良いだろうと思った訳だが、昨年夏からハマっているブッラータチーズの文字が見えたからだ。

日本では見かけないタイプの海老だが、赤海老系らしく甘みはある。
黄色のトマトソースに付けていただいてみたが、やっぱり刺身系が出てくると醤油が欲しくなるなぁ。
お目当てのブッラータは、モッツアレラの皮が分厚すぎ。
量り売りのタイプに多いことが分かっているが、個人的には大量機械生産のパック入りの方が美味しく感じてしまった。(この後の記事で出てくる予定)

Tajarin mantecati al Burro d'Alta Langa e Tartufo Nero(€14.00)
Tajarin Pasta with Alta Langa butter and black truffle
唯一のトリュフ料理は、ご当地パスタのタヤリンに組み込まれていた。
お値段の割にはポーション少な目で、一昨日トリノの一つ星店「Ristorante Vintage 1997」で出てきた量の半分ほど。

今度のタヤリンは、ラーメンの麺の感じはせず、まずまずの食感。
トリュフはそれほど香らなかったが、自宅で昨年秋にSant'Agata Feltria で購入したトリュフ塩や、パリで購入したトリュフオイルとバターを使って私が作るものよりも、自然な感じの香りで美味しい。
日本のレストランだと、香りを増すためにトリュフオイルやトリュフ塩で補完するのが普通のようだが、さすがトリュフの産地だけあって、そんな真似はしないようだ。でも、補完した方が美味しいかな?(矛盾しているけど・・)

La Sfogliatella Riccia(€7.00)
Sfogliatella Pastry withn Ricotta Cheese
予想よりも量が少なく足りなかったので、予定通りデザートもお願いすることにした。
せっかくなので、知らないものをと Sfogliatella というものをお願いしてみたが、何のことは無い。パン屋で良く見かけたスフォリアテッラというパン菓子で、がっかり。パリパリ感が抜けているので、恐らく調達品だろう。

パン屋なら2ユーロもしないだろうものを7ユーロで食べることになってしまった。

結局、35ユーロのコースからメインを抜いた構成で、38ユーロも払った割には満足度の低いものになってしまった。一番の不満要因は、かなり割高なアラカルトなのに量が少ないことだろう。恐らくコースのポーションと同じ。
デザートも自家製ではないものを高く転売している印象で、店の雰囲気の良さに対して内容が伴わなかったのは、bottega(販売店)表記もあったからだと解釈している。
日本でも同じだが、料理以外の事に手を出している中途半端な姿勢のレストランでは、料理に期待してはいけないのだ。
※メニュー:コース、前菜、パスタ、メイン、デザート
【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Ventuno.1
電話:0173-290787
営業:12:30~14:30、19:30~21:30
定休:水曜日
住所:Via Cuneo 8A, Alba 12051
GPS:44.697368, 8.035394 (☞ Bing Map)
☞ 訪問したイタリアのレストランと各州の風景
【アルバ [Alba] の風景】


▲左:サン・ロレンツォ大聖堂 右:Casa di Beppe Fenoglio


▲左:大聖堂広場の路地にあるミシュラン3つ星店「Piazza Duomo」(☞ アラカルトメニュー)
右:大聖堂広場へ結ぶメインストリート入口の広場 Piazza Michele Ferrero


▲Chiesa Di S.MARIA MADDALENA




▲アルバ駅(この先アスティ方向にも線路はあるものの、廃線となっていた)
【ブラ [Bra] の風景】 ☞ Google Map


▲左写真の半トンネル状の建造物の上から撮ったものが右写真


▲その先に見える教会 Chiesa Parrocchiale di Sant'Andrea Apostolo(GPS: 44.697883, 7.854386)


▲Chiesa di Santa Maria degli Angeli(GPS: 44.696347, 7.857153)


▲左:Comune Di Bra 右:Palazzo Traversa
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★☆☆
ケラスコ [Cherasco]でランチを食べた後は、5Km北にあるブラ [Bra]の街を見てから、アルバ [Alba]へ。
この街にはミシュラン3つ星店があるので(1つ星店と2つ星店は無い)、ちょっと雰囲気を拝みに行ったものの、らしくない店構えで意外。コースは最低200ユーロと、お値段だけはさすがという感じだった。(後半の街の風景に、店頭写真とメニュー写真を掲載してある)


さて、今日は日曜日ということで、3つ星店どころかミシュランガイド掲載店すべてお休み。1軒だけ Google上では営業となっていたので狙ったものの、ホテルからの予約電話は通じないし、実際お休みだった。
ということで、ホテルでもらったレストランマップを頼りに開いている店を物色した中から選んだのがこの店。
白トリュフで世界的に有名な街ということで、季節ではないものの、何かトリュフ料理を食べようという視点でも店を選んでいる。というか、リストランテ格の店となると、ほとんどお休みだったので、選択の余地は無かった。
コースの方がお得感があったものの、ちょっと変わったものをいただこうと思い、アラカルトでお願いすることにした。トータルのお値段がコース(€35.00)を上回ってしまうが、事実上最後の晩餐になるので、食べたいものを食べようというスタンス。

Coperto(€2.00)
まずは、コペルトで出てきたグリッシーニとパン。
グリッシーニはもちろん自家製で、これまた美味しくてポリポリ食べてしまう。

パンは、イタリアではよく見かける軽くて中が乾燥して崩壊するタイプのもの。
美味しくはないのだが、断面写真をお見せしておこう。

コースでも付くかもしれないが、最初は無料のアミューズ。
延ばしたピザ生地で作ったミニ肉まんという感じのもので、バジルペーストでいただくもの。


焼きたてほやほや、中は挽肉とリコッタで特に味付けをしていないようだ。
バジルペーストとバジル塩(?)を付けていただいたが、味覚的にはイマイチかな。

Crudo di Gamberi Rossi da Mazara del Vallo,
Burrata di Andria e Pomodorino Giallo(€15.00)
Raw Prawns from Mazara del Vallo, Yellow tomatoes and Burrata Cheese
前菜から選んだのは、シチリア島マザーラ・デル・ヴァッロ[Mazara del Vallo]産の生の赤海老。
山を越えて70Km先のお隣が、海に面したリグーリア州ということで海の幸でも良いだろうと思った訳だが、昨年夏からハマっているブッラータチーズの文字が見えたからだ。

日本では見かけないタイプの海老だが、赤海老系らしく甘みはある。
黄色のトマトソースに付けていただいてみたが、やっぱり刺身系が出てくると醤油が欲しくなるなぁ。
お目当てのブッラータは、モッツアレラの皮が分厚すぎ。
量り売りのタイプに多いことが分かっているが、個人的には大量機械生産のパック入りの方が美味しく感じてしまった。(この後の記事で出てくる予定)

Tajarin mantecati al Burro d'Alta Langa e Tartufo Nero(€14.00)
Tajarin Pasta with Alta Langa butter and black truffle
唯一のトリュフ料理は、ご当地パスタのタヤリンに組み込まれていた。
お値段の割にはポーション少な目で、一昨日トリノの一つ星店「Ristorante Vintage 1997」で出てきた量の半分ほど。

今度のタヤリンは、ラーメンの麺の感じはせず、まずまずの食感。
トリュフはそれほど香らなかったが、自宅で昨年秋にSant'Agata Feltria で購入したトリュフ塩や、パリで購入したトリュフオイルとバターを使って私が作るものよりも、自然な感じの香りで美味しい。
日本のレストランだと、香りを増すためにトリュフオイルやトリュフ塩で補完するのが普通のようだが、さすがトリュフの産地だけあって、そんな真似はしないようだ。でも、補完した方が美味しいかな?(矛盾しているけど・・)

La Sfogliatella Riccia(€7.00)
Sfogliatella Pastry withn Ricotta Cheese
予想よりも量が少なく足りなかったので、予定通りデザートもお願いすることにした。
せっかくなので、知らないものをと Sfogliatella というものをお願いしてみたが、何のことは無い。パン屋で良く見かけたスフォリアテッラというパン菓子で、がっかり。パリパリ感が抜けているので、恐らく調達品だろう。

パン屋なら2ユーロもしないだろうものを7ユーロで食べることになってしまった。

結局、35ユーロのコースからメインを抜いた構成で、38ユーロも払った割には満足度の低いものになってしまった。一番の不満要因は、かなり割高なアラカルトなのに量が少ないことだろう。恐らくコースのポーションと同じ。
デザートも自家製ではないものを高く転売している印象で、店の雰囲気の良さに対して内容が伴わなかったのは、bottega(販売店)表記もあったからだと解釈している。
日本でも同じだが、料理以外の事に手を出している中途半端な姿勢のレストランでは、料理に期待してはいけないのだ。
※メニュー:コース、前菜、パスタ、メイン、デザート
【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Ventuno.1
電話:0173-290787
営業:12:30~14:30、19:30~21:30
定休:水曜日
住所:Via Cuneo 8A, Alba 12051
GPS:44.697368, 8.035394 (☞ Bing Map)
☞ 訪問したイタリアのレストランと各州の風景
【アルバ [Alba] の風景】


▲左:サン・ロレンツォ大聖堂 右:Casa di Beppe Fenoglio


▲左:大聖堂広場の路地にあるミシュラン3つ星店「Piazza Duomo」(☞ アラカルトメニュー)
右:大聖堂広場へ結ぶメインストリート入口の広場 Piazza Michele Ferrero


▲Chiesa Di S.MARIA MADDALENA




▲アルバ駅(この先アスティ方向にも線路はあるものの、廃線となっていた)
【ブラ [Bra] の風景】 ☞ Google Map


▲左写真の半トンネル状の建造物の上から撮ったものが右写真


▲その先に見える教会 Chiesa Parrocchiale di Sant'Andrea Apostolo(GPS: 44.697883, 7.854386)


▲Chiesa di Santa Maria degli Angeli(GPS: 44.696347, 7.857153)


▲左:Comune Di Bra 右:Palazzo Traversa
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