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イタリア/フロッサスコ[Frossasco]: Ristorante Adriano Mesa

訪問:2017/4/8 13:30 (☞ Via Michelin 紹介ページ
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
当初は公共交通機関だけで行く予定だった旅だが、期限間近だったヨーロッパカー[Europcar]上級会員向けの週末3日間限定無料レンタル特典を使ってレンタカーの旅に切り替えることにした。

乗り捨て出来ないのがネックだったが、本当に何も費用がかからず無料。
数年前まではHertzで借りていたが、こと欧州域に関してはHertzよりも断然安いことが多い上に、こんな特典もあるので、ここ数年はEuropcarの比率が高くなっている。


▲今日の走行ルート(by Geo Tracker)

前夜のうちに車を借りて、この日はミシュランサイトで見つけた天空の城といった趣のサクラ・ディ・サン・ミケーレ [Sacra di San Michele]を見てから、田舎町巡り。

ランチ第一候補は、Rolettoという何もない小さな集落にあるミシュラン掲載店を狙ったものの、ドアをノックしても出てくる気配なし。近隣駐車場にも車が無く、ひっそり静まり返っていた。
断念して、3Kmほど戻ったフロッサスコ [Frossasco] の街にある第二候補店にしたのだが、正解だった。

Ristorante Adriano MesaRistorante Adriano Mesa

この店、外から拝むと客がいるのは分かっていたが、やはりドアが開かない。
ノックしてしばらく待つと、ようやく奥様らしき方が出てきて中に入れてくれた。どうもイタリアのこの手のレストランは、ドアを開けたままにしないみたいだ。(ここまで3軒がそうだったので、何か別の手段があるのかも?)

メニュー店外にメニュー掲示が無かったが、ミシュランサイトで €40 と €55 のコースしか無いとの表示があったことから構わず入った訳だが、珍しくミシュランサイトの価格範囲表記が違っていた。
実際は、Menu Degustazione(€50) と、その Piccolo(€30)しか無いという。

左が提示されたメニューだが、50ユーロのコースは書かれているもの全部、30ユーロのピッコロ(と称していた)はサーモンとリゾットとデザートだというのだが、何しろ英語がまったく通じない。
フランス語混じりのイタリア語(だと思ったのは、ピエモンテ州のフランスよりの地域ではフランス語が通じたりするのだ。 ☞ Ristorante La Gargotta del Pellico)でやりとりするしかない。

単にミシュランに掲載されているだけの田舎の店のランチで50ユーロは高いし、30ユーロのピッコロの説明にはまったく魅力が無かったので、最終的には50ユーロでも良いと言ったのだが、通じているのかいないのか不明な状態でコースの開始となった。




まずは、2種類のパン出てきた。
通常ならコペルト徴収のパターンだが、徴収されず。コースだからかな?

パン

そのパンだが、見るからに自家製。
特に右側のパンは、色こそ違うものの埼玉イタリアンで良く見かけるフォカッチャと同じ感じのものだ。味はまったく違うものの、イタリアのパンにしては美味しい。(フランスの方が好みなので、こんな表現になっている)

グリッシーニ

パンが出てくる前からグリッシーニが出ていたが、これまた完全に自家製。
サクッとした食感と、焼きたて感のある香ばしさが特徴だ。

北イタリア以外の地域では袋入りの市販品で出てくることが多いが、北イタリアの真っ当なリストランテならではでの楽しみで、これまた美味しくて、4~5本は食べてしまった。


Salmone selvaggio
Salmone selvaggio, mela verde, nocciole

最初の皿は、ピッコロの皿だと事前に説明されていたサーモン。
量が極端に少なく、これとリゾットとデザートで30ユーロは高いなぁ、と思った訳だ。

緑色のソースは林檎、茶色のソースはヘーゼルナッツだが、ほぼ生焼けのサーモンに合うかというと微妙。
サーモンの質は非常に良かったが、刺身サーモンをこのソースでいただくことを連想してほしい。

身だけでなく、皮も見た目通り半生状態。(ジップロックに入れて低温加熱した?)
たしか欧州の人達は、皮は食べないのだと聞いた気がするが、こんな生焼けの魚の皮だと、普段は食べてしまう私でも食べれなかった。


Risotto asparagi
Risotto asparagi e piselli

リゾットは、旬のアスパラガスとグリーンピースを使ったもので、バターソースベース。
イタリアらしく、しっかりアルデンテの米粒が美味しいが、グリーンピースに関しては自宅の菜園で旬の時期に収穫したものを食べなれているので、劣っていると感じてしまった。
鮮度が良ければ、もっと柔らかで甘いはずなのだ。


Coscia d'agnello sambeano
Coscia d'agnello sambeano, erbette, liquirizia

これにデザートでおしまいかと思っていたが、しっかりしたメイン料理が出てきた。

前菜は2皿のうち1皿しか出ていなかったので、50ユーロのコースではないと確信していたが、ここまでの量では食事にならないので、デザートの代わりにメイン料理を出してくれたのかもしれない。
奥様の説明が分からず、最後はアレンジして出すようなことを言われた気がしたのだ。

Coscia d'agnello sambeano

見た目は乾燥させたワカメのような葉っぱを乗せてある料理、その下に隠れていたのは、ホウレン草のバターソテーを敷いた上に、羊肉のスパイス焼きを乗せたものだった。

薄い葉っぱは、塩を含めたワカメかなぁ。ちょっと癖のある味を浸み込ませて平たく乾燥させているようだ。
羊肉自体は美味しいが、このワカメが邪魔。
ワカメだけ最初に全部食べてしまい、肉は肉だけでいただくことにした。


Cremass di cioccolata
Cremass di cioccolata, crema di mango, pannacotta

これでおしまいかと思っていたが、デザートは要るかと聞かれたので、別料金覚悟でお願いしてみた。
シェフが直々に持ってきてくれて、ソースはマンゴーで、パンナコッタを添えたチョコレートケーキだと簡単な英語で説明してくれた。シェフは多少は英語を話せるようだ。

Cremass di cioccolata

こちらは、ごく普通のチョコレートを生クリームで伸ばしただけという感じのシンプルかつ濃厚なもの。
パンナコッタは、なんだか市販品のようなゼラチン質だらけという感じでイマイチだったが、ケーキのトッピングに使われているチョコフレークと合わせて食べれば気にならなかった。


ちょっとトイレを借りて出てくると、シェフがもう1品お菓子が出るので、まだ帰らないでと声をかけてくれた。

Piccola Pasticceria
Piccola Pasticceria

後で調べると、メニューにもしっかり記載されていたが、珈琲類を頼まずに小菓子を出して来るって、フランスでは普通にあるが、イタリアでは初めてかもしれない。


お会計レストランカード


▲先客3組が去って、最後になった時の店内


さて、気になるお会計だが、水代を除けば「Piccolo Menu Degustazione(€30.00)」だけだった。
当初の説明と違っていたので、デザートは別料金になることからわざわざ確認してきたものだと思っていたが、これは嬉しい誤算だった。

最後に奥様から日本人かと聞かれたが、イタリア人って日本人と中国人の区別が付くのか、必ず日本人かって聞いてくる。
最初に出かけた Sacra di San Michele でも、日本語の説明書を用意してあったし(中国語のは見当たらなかった)、イタリアの田舎までやってくる東洋人は、まだ日本人だけしかいないのかもしれない。

【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Adriano Mesa
電話:0121-353455
営業:12:30~14:30、20:00~21:30
定休:月曜日
住所:Via Principe Amedeo 57, 10060 Frossasco
GPS:44.934094, 7.347943 (☞ Bing Map


気を良くして店を出たが、行く予定だったピネロロ[Pinerolo]の街に向かう途中にある第一候補の店からUターンして戻ってきたこともあり、すっかりピネロロに行くのを忘れたのは失敗だった。
イタリアの大都市には魅力を感じないが、こういった人口3万人以下の地方都市は好きなのに・・

訪問したイタリアのレストランと各州の風景
 

【サクラ・ディ・サン・ミケーレ [Sacra di San Michele] 修道院の風景】
(入場料:8ユーロ、GPS:45.097976, 7.342922; Google Map


公式ページwiki(伊語)貸出用日本語版ガイド①
入口掲示有料区域地図入場者注意掲示
エルサレムから一直線に並ぶ教会群地図には、モンサンミッシェルも含まれている
修道院詳細説明掲示修道院の歴史掲示

トリノ中心部から西に約40Kmに、山のてっぺんにある城(実際は修道院)があることをミシュラントラベルガイドで見つけた。
麓の入り口となる GPS:45.093428,7.339025 地点の手前から存在するチケット式路上駐車場は、すべて満杯。
日中は一方通行のようで戻るに戻れず、少し先まで走って路駐してから向かうことになってしまった。
入口駐車場手前の GPS:45.095560,7.347424 地点にある広場に車を置けたので、そこから登れば良かったと後悔。(中学生ぐらいの団体が、何かの碑の前で記念撮影していた)

Sacra di San MicheleSacra di San Michele
▲左:駐車場に停められず、500m先の展望台から撮った全景  右:最初の駐車場手前から

Sacra di San Michele
▲修道院手前の何かの残骸(☞ 説明掲示

Sacra di San MicheleSacra di San Michele

Sacra di San MicheleSacra di San Michele


▲テラスからの眺めは抜群




 

【フロッサスコ [Frossasco] の風景】

▲左:街のゲートの右前にレストランがある


▲立派な教会には、日時計(レストラン周辺で路駐できなければ、ここに停められる)


▲右:持込ペットボトル用(?)の給水場があるということは、水が美味しい?
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ジャンル : グルメ

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R923E

Author:R923E
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現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
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価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
8月:イギリス⑤,アイルランド
8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン⑭、他
丸数字:累計訪問回数

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