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イタリア/トリノ[Torino]: Ristorante Vintage 1997

訪問:2017/4/7 12:30 ミシュラン1つ星店(☞ Via Michelin 紹介ページ
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★★CP★★★☆☆
前夜のうちにミラノ・リナーテ空港からトリノまで移動。
実質初日のランチは、イタリアでは初めてのミシュラン1つ星店を狙った。
こんな大胆な行動に出たのは、ご当地ピエモンテ料理のコースが48ユーロで食べられるとの記載をHPで見つけてしまったからだ。
平日ランチは20ユーロからあるので、異色の星付レストランと言えるだろう。

Vintage 1997Vintage 1997

もちろん予約無しなので、開店時間に店に行くとドアの鍵が締まっている。
臨時休業かと思いきや、オーナーご夫妻という感じの老夫婦が出迎えてくれた。
席の準備が出来るまでバーコーナーで待つように言われて案内されたが、昼間はバーコーナーの営業はしていないみたい。というか、13:00近くまで客が全く来なかったので不安になってしまったのだ。どうも、当地のランチは13時からが標準みたい。

何故か安い平日ランチメニューを出してくれなかったが、前にも同じ経験をしたことがある。この手のメニューは、こちらから請求しないと出してくれないのだ。
ただ、せっかくの1つ星店だし、お目当てのご当地ピエモンテ料理をいただきたかったので、予定通りMenù V Piemontese(€48.00)をお願いした。

グリッシーニとテーブルセッティング

メニューを出してくれたと同時に水(炭酸入りか否かを聞いてくれる)も出てきたが、フランス的にピッチャーに入ったものを出してきたうえに、少なくなると交換してくれたので、無料かと思ったら有料(€2.00)だった。
そのかわり、コペルトの徴収は無し。

パン

グリッシーニは最初からテーブルに置いてあったが、注文を終えた段階でパンとオリーブオイルに塩胡椒を持ってきた。
やっぱり、イタリアのパンはあまり好みでないなぁ。


carciofi con pistacchi e parmigiano
carciofi con pistacchi e parmigiano
artichokes served with pistachios and Parmesan


前菜は、アーティチョークのバター炒め。
さすがピエモンテ料理。バターをしっかり使ってきた。

アーティチョークのバター炒め

アーティチョークをアップ。
あの硬いアーティチョークの葉っぱをそのまま出されたのはベトナムで経験済だが(☞ Reisling Restaurant)、こちらは外側の硬い葉を取り除いて、内側の柔らかい部分をスライスして炒めてある。

ピスタチオは、緑色が濃く粒ぞろい。さすが星付店のクオリティという感じ。
パルミジャーノは、皿の周りに飾られた葉っぱと一緒にあるだけ。アクセントに使えっていう事かな?


vitello tonnato alla vecchia maniera
vitello tonnato alla vecchia maniera
veal in tuna sauce in the traditional manner (without mayonnaise)


前菜2皿目は、ツナのペーストを仔牛肉で巻いたもの。
仔牛肉とツナソースという組み合わせは、イタリアで何度も食べているが、原点はピエモンテ料理だったようだ。



わざわざマヨネーズを使っていないとメニューに書かれているだけでなく、料理を持ってきた際にもマヨネーズを使わないのは本来の姿であると強調されていたが、確かに見た目もそんな感じ。
オリーブオイルを加えたツナのブランダードっていう感じかな。


tajarin con ragù di vitello
tajarin con ragù di vitello
tajarin-fresh tagliatelle dressed with ragout


一番楽しみだった、ピエモンテのパスタ「タヤリン[Tajarin]」の到着。
英語版に dressed と記されている通り仔牛肉のラグーを表面部分だけに絡めてあり、中は麺だけという盛り付け。

タヤリンをアップ

タヤリンの麺をアップしてみよう。ほとんど中華の卵麺という味と食感だ。
特に、一番奥のソースの絡みが少なかった部分は、完全に中華麺を食べている感じで、期待外れ。
ソースは決して中華料理ではないし美味しいのだが、大盛りの油麺を食べているような錯覚に陥ってしまったのだ。


guanciotto brasato al timorasso
guanciotto brasato al timorasso
veal cheeks braised in Timorasso wine with ratatouille


メインは、仔牛肉の頬肉の赤ワイン煮。
中央の肉の下に敷かれているのは、粗挽き粉を使ったポレンタを固めたものかな?

まるで冷食のミックスベジに見えてしまうセルクルでまとめた角切り野菜(もちろん冷食ではない)は、塩茹でした後に軽くバターで炒めた感じ。

仔牛肉をアップ

仔牛肉をアップしてみると分かるが、肉の周囲を何か黒っぽいもので包んであるように見える。元々付いていた皮のようにも感じたが、それにしては不自然。
やっぱり肉の皮(網脂の類だと思う)を巻いてあるのかな?

仔牛肉の断面

この肉、本来は癖のないはずの仔牛肉なのに、時々遭遇する癖の強いアメリカ牛のような味がして、ちょっと苦手。分解して食べてみると中央の部分は問題なかったので、周りに巻いてある肉(牛肉の皮?)がダメなようだ。結局、その部分を剥いで残してしまった。

ソースの味が強ければ問題なかったはずだが、赤ワイン煮というにはワインの主張が少なく肉の出汁の強いお味で、癖の強い肉をごまかすことが出来ず。後で気づいたのだが、せっかく胡椒を出してくれていたので、胡椒をたっぷり掛ければ良かったのかもしれない。



メニューに記載されているデザートの前に、小菓子というべきお菓子を出してきた。
ちょっとパイ生地のようなサクサク感があり、コーティングしてある砂糖とバターシロップの風味が素朴ながらも美味しい。


gelato di crema con sfoglia
gelato di crema con sfoglia e amaretti di Sassello
vanilla ice-cream freshly prepared


最後のデザートは、バニラのジェラート。
分厚い皿なのに常温のまま乗せてあるので、ご覧の通り派手に溶けていたが、わざとかなぁ?
なんだか拘りのある装飾だが、美味しくはなかった。

以上でおしまいだが、雰囲気は1つ星店らしいものの、料理の方は星付店らしい美味しさも無かったし、ちょっと期待外れ。安いランチコースがあるというのに結局半数も埋まらなかった客の入りの悪さが、店の水準を表している気がする。
星付店陥落が見える気がした。

そうそう、前菜2皿目とタヤリンとジェラートの3皿なら、隣の席で頼まれていた24ユーロのランチコースと同じものだった。
そちらを食べていたら、値段の安さから満足度はかなり上がっていたと思う。


※メニュー:平日ランチ(店頭掲示)コース(英語版)アラカルト(英語版)

【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Vintage 1997
電話:011-535948
営業:12:30~14:30、20:00~23:00
定休:日曜日、土曜日の昼
住所:Piazza Solferino 16 H, 10121 Torino
GPS:45.068615, 7.676289 (☞ Bing Map


▲レストランカードの裏面は、ビンテージワインの年別レーティングが印刷されていた

訪問したイタリアのレストランと各州の風景
 

【トリノ [Torino] の風景】

▲左:Porta Nuova駅  右:Chiesa di San Carlo Borromeo




▲左:Castello degli Acaja  右:トリノ王宮[Palazzo Reale di Torino]


▲左:Porta Palatina


▲Chiesa dei Santi Martiri(☞ 説明掲示
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ジャンル : グルメ

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8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
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11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
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