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フランス/マルセイユ[Marseille]: Les Fenêtres

訪問:2017/3/19 20:00
評価点:総合★★☆☆☆★★☆☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP★☆☆☆☆
最終日は、宮殿タイプ(と思っていたが、家内に写真を見せると病院みたいというので調べたら、本当に病院だったようだ。それも4年前まで! ☞ wiki(仏語))のインターコンチネンタルホテルを現地到着日に予約。
3日前までに予約すればキャンセル不可で170ユーロという価格に飛びついたわけだ。(前日まで160ユーロだったけど、この金額となると放棄したくないので、行くことが確定した段階で予約することにしている)

Marseille - Hotel DieuMarseille - Hotel Dieu

本当はこのホテルにあるミシュラン1つ星の「Alcyone」を試したかったが、やはり日曜日はお休みということで、朝食にも利用される2番手レストランで旅の最後の晩餐を楽しむことにした。
料理の選択肢のない日曜~木曜日限定コース(68ユーロ)の内容が割と好みだったこともあるし、外に出たところで真っ当なレストランはみんなお休みだからだ。

Les Fenêtresパン

宿泊したホテルのレストランということで、自分で店頭で予約して利用。
時間になったので1階(日本の2階)にある店に向かうと、予約を受け付けてくれた方が覚えてくれていたが、案内された席が通路上の狭い2人席。もっと良い席も空いているのに、なんだかなぁ・・

コースをお願いすると、パンは持ってきてくれるものの、アミューズは無し。メニューに記載されているアミューズは前菜相当のはずなのに、格式高いホテルレストランで、これは減点対象だ。
ここまでで利用したレストランの多くは、ちゃんとメニューに記されていないアミューズ相当の料理が出てきている。


Pressé de foie gras au naturel
Pressé de foie gras au naturel, chutney de kumquats de notre potager
Pressed foie gras, chutney of garden-fresh kumquats


その、メニュー上ではアミューズ表記の前菜。
例によってフォアグラだったことから、このコースでいただくことにしたわけだ。

フォアグラを圧縮してと記されている通り、ナイフが通りにくいほど重量感のあるフォアグラ。
テリーヌ型ではないが、テリーヌ相当のものだ。
さすがに、昨晩ニームの L'Imprévu でいただいたフォアグラのような混ぜ物はなく、美味しいフォアグラで満足できる水準。まわりに散らしてあるのは、金柑のジャムとドライ金柑で、ちょっと酸味の強いもの。フォアグラとの相性はイマイチかなぁ。


Milkshake de bouille-abaisse
Milkshake de bouille-abaisse, soupe de poisson
Bouille-abaisse Milkshake


2皿目は、メニュー上では前菜表記のもの。
予約時に店頭メニューチェックした際には「魚のスープ」という表記があったので、3日前にマルセイユ大聖堂前の広場にある Brasserie L'Embarcadère で食べたものと比較という意味で楽しみにしていたのだが、ぜんぜん違うものが出てきた。
店内で見せてくれたメニューには「魚のスープ」という文字も消えていた。(苦笑)

確かに魚のスープの一種ではあるものの、創作の度が過ぎるという感じ。
底の部分にアンチョビベースの塩の強いスープが敷かれているが、その上部は卵黄のムース(早い話が、生卵ベースのドロドロペースト)。カプチーノ仕立ての泡も卵黄ベースだろう。結構卵の黄身がくどい。

全体を一気に混ぜて飲めば(食べれば)、また違った味わいになったのかもしれないが、魚のスープとは言えないし、原価率低すぎ。ミシュランガイドに載っていない店なのでジャンル不明だったが、私が嫌う「クリエイティブ料理」の店だったようだ。

ちなみに、皿の横に据えられていた巻物は、パルミジャーノ系のチーズを焼き固めたものだったが、これとネトネト卵黄が合うとも思えない。


Noix de Saint-Jacques
Noix de Saint-Jacques au pomelo, salsifis caramélisés
Sea scallops with pomelo, caramelized oyster plant


メインは1品だけだが、このポーションは無いだろう。中型の帆立が3粒だけだ。
私の年代の日本人ならちょうど良いかもしれないが、大柄の現地人には絶対足りない。



別皿(カップ)で、根セロリのピュレも付いていたが、これも街のレストランで付け合せに出てくるマッシュポテトの量と比べたら、半量程度だ。

英語版に記されていた「オイスタープラント」が気になっていたが、当初はトッピングされている黒い淵のあるスライスされたものが牡蠣かと食べてみたが、まったく違ったもの。牡蠣をイメージさせるためのチップスの類だった。
oyster plant を調べてみると、salsifis という西洋ゴボウの一種だそうで、牡蠣の風味があるとか。
ウソだろう。牡蠣の風味など皆無で、甘味の足りないフルーツの類という感じ。(甘さはシロップ漬けしているからかも?)

泡のクリームソースの中には、お題のポメロの果実を加えてあったが、これもクリームが強すぎてポメロの柑橘系らしい味わいがなく、出来の悪い創作料理の典型という料理だった。


Citron jaunes et verts en déclinaison
Citron jaunes et verts en déclinaison, glace huile d’olive
Lemon and lime miscellany, olive oil ice cream


デザートも風変りなものが出てきた。
メニュー上でもオリーブオイルのアイスクリームなんて記されていたので、どんなものが出て来るかと思っていたのだが、最上部のバニラアイスクリームに、その場でオリーブオイルをかけたものだった。
かけられたオリーブオイルが非加熱のエキストラバージンオイルなら主張があっただろうに、加熱調理用の味のないものだから、どこがオリーブオイルのアイスだというのだろうか?? 創作能力低すぎ!

デザートを分解

薄焼きクッキーの下にあったドーム型のものは、ホワイトチョコで作ったカップを被せたケーキ。
このカップ、硬すぎて割るのに苦労するほどのもの。手前にナイフで割ろうとした跡が見えるが、パカッと取れてしまったので、こんな写真を撮ることができたのだ。
出来の良いパティシエが作るなら、もっと薄く作るだろうに。

クッキーの上に、レモンを効かせたムースを乗せ、中央部分に強い酸味のあるシャンパンクリームをトッピング。
ホワイトチョコは無しにして、そのカップの中身だけで味を決めていれば美味しいだろうが、やはりイマイチっていう感じ。


お会計 テーブルセッティング

以上でお会計だが、ハーフボトルのバドワが8ユーロと、さすが良いお値段。
最近、旅の最後の晩餐は外れることが多いが、今回も大枚はたいたのに外してしまった。フランスではミシュラン推奨店でないと外しやすいのも確かだろう。

そういえば、前にも星付レストランを持つホテルで、定休日のためにサブ側のレストランに入ったことがあるが(☞ Bistrot des Capucins)、星付レストランがあるのだからという甘い期待を持ってはいけないという教訓となってしまった。


※メニュー:コース前菜メイン特別料理デザート

【店舗詳細情報】
店名:Les fenêtres
電話:04 13 42 42 40
営業:12:30~14:30、19:00~22:30
定休:無休
住所:InterContinental Marseille - Hotel Dieu, 1 Place Daviel, 13002 Marseille
GPS:43.298378, 5.369760 (☞ Bing Map



翌日は、当地のチェーン店らしきパン屋でキッシュを買って立ち食いし(メチャ不味!)、ストライキ開始6時間前のSNCFに乗って空港まで向かい(€5.10)、パリ経由でJAL便で帰国。
またまた満席でもインボラ対象にならなかったが、今回は久しぶりのKゲート発だったことから、エールフランスラウンジの19時から出てくる夕食(特にケーキ類やチーズが美味しい)をたっぷりいただき、機内ではしっかり睡眠を取って帰国した。

■今回の旅の費用
往復航空券:110970円(成田>フランクフルト>マルセイユ>パリ>成田、20444マイル獲得)
現地宿泊費: 39891円((€321.70+IHG15000pt)/4泊、うち朝食付2泊、5つ星ホテル1泊)
現地交通費: 6907円(€55.70)鉄道・バス
飲食雑費等: 35290円(€284.60)
国内交通費: 2826円
旅費合計:  195844円

訪問したフランスのレストランと各地域圏の風景
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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

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現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
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今後の旅行計画
11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉙、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
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7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
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