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フランス/モンペリエ[Montpellier]: Restaurant Le Petit Jardin

訪問:2017/3/17 19:30 (☞ Via Michelin 紹介ページ
評価点:総合★★★★☆★★★★★サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
午後から約150Km離れたモンペリエに移動。
当初鉄道で移動するつもりだったが、SNCF(フランス国鉄)の公式サイトで検索すると、OUIBUSというバス路線がヒットした。SNCFの関連会社のようだ。

その運賃を見てビックリ。わずか7ユーロと普通列車運賃の3分の1価格。しかも車内WiFi完備というではないか。時間的にも良かったので、飛びついたのは当然だ。(注:SNCF日本語サイト(レイルヨーロッパ)ではヒットしません)

到着バスターミナルからはトラムでホテルまで移動。このトラムの券売機、日本のようにコインを入れると認識してくれないので、1枚ずつ投入して画面で認識されたことを確認してから次のコインを入れなければならないので注意。フランスに限った話ではないが、認識されなかったコインは没収されてしまうのだ。(久しく公共交通機関を利用していなかったので、その注意点を忘れていて1ユーロ損してしまった! 認識されなかったコインが返却されるケースもあるが、ここのは没収だった)


Le Petit JardinLe Petit Jardin

さて、いつものように夕食を食べに行く店を Via Michelin と Google Map に掲載されている料理写真をベースに吟味し、公式サイトに価格付詳細メニューも掲載されていたことから第一候補に選んだのがこの店。
週末のディナーは混むだろうと予想して、ホテルで予約を入れてもらってから向かった。

当地の店はスペインに近いせいか20:00開店がほとんどだったが、この店は19:30開店だ。

Le Petit Jardinテーブルセッティング

さすがに当地としては早い時間帯だからか、1時間の滞在時間中に5組程度の客しか来なかったが、ホールスタッフは6名と十分な体制。
研修生らしきレベルの方が半数と、洗練されたサービスというレベルでは無かったが、高級店らしいサービス仕様の店だ。

窓側席の向こうには中庭テラス席があるようだが、この季節のディナータイムは閉鎖しているようだ。
店名が Jardin なので、ランチや夏場の利用なら中庭席の方が良いだろう。


お願いしたのは、事前にHPでマークしておいた最高峰のコース「Menu du Petit Jardin(€55.00)」。
39ユーロの安いコースよりも料理の選択肢が魅力的だったのだ。

アミューズパン

まずは、アミューズとパン。
グリーンアスパラガスの冷たいスープに、クロテッドクリーム(?)を浮かせ、内容不明のトッピングを施したもの。
アスパラの濃い風味と、少し酸味のある濃厚クリーム。
スープは粘性が少ない点で小さなスプーンでは飲みづらかったが、良いアミューズだ。

もちろん、パンも美味しい。
ここまで3軒とも外れなしだが、ミシュランお墨付き店ばかりを選んでいるので、まあ当然。


Pressé de foie gras à la vanille Bourbon
Pressé de foie gras à la vanille Bourbon
Chutney de coing, kumquat et gingembre, brioche aux épices


前菜からは、例によってフォアグラをチョイス。
マルセイユだと魚料理中心になってしまうが、やや内陸でフォアグラの産地にも近づいていることから、当地では肉料理をターゲットにしている。

予想通りフォアグラの水準は高いのだが、量が少なくて欲求不満。
日本のフレンチなら仕方ないが、フランスでこの薄切りフォアグラは無いだろう。

フォアグラよりも、チャツネの方が体積的には多かったが、このチャツネ表記のものが独特。
通常は無花果のジャムという路線だが、マーマレードみたいな柑橘系の皮とトマトの風味のあるお味。
手前の点々はバルサミコ、パンはブリオッシュではなく、カップケーキ仕様のものだった。


Pigeon cuit sur carcasse
Pigeon cuit sur carcasse, sauce myrtille et curcuma
Purée de Patate douce et betterave Chioggia rotie,
lentilles corail en salade


メインは、ジビエ料理の鳩。これが絶品だった。
日本のフレンチでもよく食べる食材だが、いかんせん冷凍肉を使っているので食感がイマイチだし、主に埼玉フレンチで食べているので小型の鳩で可食部が非常に少ない。

ところが、本場ものなので冷凍肉ではないからか、噛んだ時の弾力感が良いうえに、染み出てくる肉汁が美味しさアップ。
鳩のジュで作っているであろうソースも、鳩の血(?)を加えてあるので、よりジビエ料理感が出ている。

Pigeon cuit sur carcasse

かなり大型の鳩なのか可食部も多く、真上から撮った写真の中央の2枚は骨なしの胸肉。
所詮鳩なので、鶏肉などとは比較にならないが、それでも十分堪能できる量だ。

肉の下に敷かれているのは、最近流行のキヌア。
写真では分かり辛いが、肉の下にたっぷり盛られていた。

周りの付け合せのうち、ピュレ状のものは柑橘系の味のあるもの。
マルセイユの2軒で出てきたシトラス系ではないと思うが、春先だからか柑橘系のものを使うことが多いようだ。
そのピュレの上にトッピングされているのは、ブルーベリーだ。

鳩肉の断面

注文時に焼き加減を聞かれたのでミディアムでお願いしたが、ちょっとブレているものの、断面写真もお見せしておこう。
このジューシーな焼き加減に、抜群の肉質とソース、過去食べた鳩料理では一番だった。


Notre Paris-Brest
Notre Paris-Brest Noisettes caramélisées, glace noisette

デザートは、パリ・ブレストをチョイス。
これも凝りまくっていて、抜群に良かった。
ミシュランガイドと、Google Map掲載の料理写真で選択したのは正解だ。

Notre Paris-Brest

単なるリング状に焼いたシュー生地ではなく、ミスドのポン・デ・リングみたいな形状で、一口大に切りやすく成形してあるのも初めて見たが、それだけではない。

パリ・ブレストを置いた周りには、パスタ状のチョコレートのヌードルを配置。
皿の周りのクリームは、チョコ風味のヘーゼルナッツで、こんがりローストしたヘーゼルナッツをトッピング。
アイスクリームもヘーゼルナッツだが、こちらはクリームを多めナッツを少な目にして、ジェラートのように軽めに仕上げてある。

パリ・ブレストの中身

シュー生地の上部を外した中身を見ると、ここでもヘーゼルナッツクリームの上にローストヘーゼルナッツをトッピングしてある。
皿の上のヘーゼルナッツクリームよりも、ここで使われているヘーゼルナッツクリームの方が軽い仕上げのものだが、その理由はクリームの下にキャラメルを敷いて固めてあるからだろう。甘さの強いキャラメルに合わせて、クリームの仕様も変えてあるという訳。

いや、パリ・ブレストをフランスで食べたのは初めてだと思うが、日本で食べたものとはレベルが違いすぎで、大感動だ。


小菓子

フランスの真っ当なレストランでは、食後の珈琲を頼まなくても小菓子が出てくるものだが、珈琲の注文を取りに来た時に要らないと断ったものの、あとからちゃんと小菓子を持ってきてくれた。

マカロンの中身は、色が示す通りたっぷりのシトラスクリーム入り。
チョコレートの方の中身は、忘れてしまったが美味しかったのは確かだ。


お会計 Le Petit Jardin

以上でお会計だが、水代だけ加えて59ユーロ也。
伝票にサービス料が記されていないが、フランスでは税サ込で請求することが法令で決まっているので、ガイドブックに記されているようなサービス料が含まれていなかったらチップを払おうなどと言うインチキ記述に騙されないようにしたい。

ちなみに、いつもデタラメと非難しまくっている地球の歩き方だけが正しい記述をしているが、昨年試しに他社のフランスガイドブックのチップ記述を調べてみたところ、5年以上前でしか通用しない記述のままだった。
フランス以外の国でも、数年遅れで修正されるとはいえ、地球の歩き方が一番マシということだろうか。決して歩き方をガイドしているとは言えない優良誤認の書名だけど・・(笑)


※メニュー(英語版):アラカルトコースデザート(仏語版はホームページに掲載されています)

【店舗詳細情報】
店名:Le Petit Jardin Restaurant
電話:04 67 60 78 78 注意:予約時は、ビストロかガストロノミー(レストラン)かを指定すること
営業:12:30~13:30、19:30~21:30
定休:日曜日、月曜日
住所:20 rue J-Jacques Rousseau, 34000 Montpellier
GPS:43.612205, 3.873266 (☞ Bing Map


訪問したフランスのレストランと各地域圏の風景
 

【モンペリエ [Montpellier] の風景】

▲Arc de Triompheの夜と昼


▲その先にある Place royale du Peyrou と Aqueduc Saint-Clément


▲さらに、その先にある水道橋(先の方で、マルシェやら蚤の市開催中だった)


▲Cour d'Appel de Montpellierの夜と昼


▲Cathédrale Saint-Pierre de Montpellier


▲左:Préfecture de l'Hérault  右:Pavillon Populaireの右奥(GPS:43.610258, 3.882858)


▲街の中心と、すぐ横を走るトラム


▲モンペリエ駅(Montpellier Saint-Roch駅)と、インターシティ
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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
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2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン⑭、他
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