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ビジネスクラス機内食/カタール航空:羽田(HND)⇒ドーハ(DOH)

搭乗:2017/2/22 QR813便
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
JALのマイレージ特典では、多数レポートしてあったANAと比較するためにJAL便の短距離と中距離路線搭乗に使っていたが、今年からは未搭乗航空会社のビジネスクラスに乗るために使うことにしている。

その第一弾、通算30社目のビジネスクラスは、評判の良いカタール航空。
早速、いつものように即日レポートでお届けしたいと思う。

公式HPでは深夜便でも昼行便と同様にアラカルトメニューをいつでも頼めると書いてあったので期待大。ANAやJALと違って、深夜便でも手抜きのない食事を出してくれるトルコ航空等との比較が興味の対象だ。


JAL First Class Lounge
シーフードパスタ、チーズブロッコリーチャウダー、他

夕食抜きで気合を入れて羽田空港に到着したものの、JALダイヤモンド会員資格で利用できるJALファーストクラスラウンジで、食べたことのない料理があったので取ってしまった。

上ミスジ ステーキ
上ミスジ ステーキ

前は不味い焼肉だった気がするが、今回はステーキということで、こちらも。
ソースは2種類から選べるとのことでトリュフ風ソースをお願いしたものの、もうひとつの和風ソース(ジャポネソース)がかかっていた。
おじいさんシェフが1人だけで対応していた上に、苦手そうな呼出器の機械操作もやっていて、多少混雑していたことも手伝ってパニクっていた感じだ。人材選択を間違えているな。




初めての航空会社ということで、例によって1番乗りを目指して搭乗開始時刻10分前にゲートへ。
機材は中型のB787とあって、窓側左右1列に中央2列の4列配置だが、少し斜めに配置している最近流行の(?)シートは初めて。
最前席窓側は他の席と比べて少し狭くなるのだが、それでも結構広々としている。

アメニティパジャマ

アメニティは、着席後ウエルカムドリンクの注文を取りに来た際に配っていた。
少し後でパジャマは要るかと持ってきたので、上着だけ使おうと拝借。チト大きすぎだったけど。
各社のファーストクラスで出てくるパジャマは持ち帰り可能みたいだが、こちらはANAビジネスクラスのカーディガンと同様に洗濯して再利用だろう。持ち帰ったと書いてあるブログを事前に発見していたが、確認した方が良さそうだ。

離陸前のウエルカムドリンクは、注文制。
何があるか聞くと、シャンパンに炭酸水、オレンジジュース等と口頭説明だったが、頼めば何でも出てくるのかも?
同時に、おしぼりはホットがいいかコールドがいいかとも聞いていた。これは初めてだが、冷たいおしぼりは絞りが甘くびしょびしょ。
あと、おしぼりが出たのはこのタイミングと到着前だけだった。

ちなみに、ビジネスクラス席は満席。日本人客は、団体ツアー客の1組と個人1人を確認しただけ。
となれば、当然日本人CAは団体ツアー客の多いエコノミークラス対応になったようで、ビジネスクラスでは英語必須となった。


離陸後15分程度経過した段階で、食前酒とアラカルトメニューのオーダーを取りに来た。
詳細はメニュー写真をご覧いただきたいが、アラカルトメニューの中に和食系が少しあるだけでなく、単独で「和食懐石」なんていうのもある。ここまで和食メニューを揃えていた外国の航空会社は、ちょっと記憶にない。

Luxury non-akcoholic bubbly So Jennie
Luxury non-akcoholic bubbly
So Jennie is a delicious alcohol-free sparkling beverage created from grapes sourced in the French Champagne region.


食前酒にお願いしたのは、ノンアルコールシャンパンという感じの飲み物。
温められたナッツを出してくるところはさすが。安物ピーナッツなどもちろん無くて、アーモンド・カシュー・ピスタチオという構成。適度に温められたナッツは美味しい。

しばらくするとパンはいるかと持ってきたが、最近食が細っているし、この後の便も中距離路線でしっかり機内食が出てくるだろうから、単純な炭水化物を摂取するのはリスキーと判断してパス。
欧州系の航空会社だとバスケットに入れてある中から選ぶものだが、陶器の大型マグカップみたいな器に3~4種入っていた。


アミューズ

ちょうど松江の北の日本海を飛んでいる頃に食事が始まったが、最初に注文していないものが出てきた。
聞いてみるとアミューズだそうで、注文品はこの後から出すとのこと。

このアミューズだが、日本発の便だからか和食。しかも苦手な柚子味噌風味だった。
柚子味噌を取ってから帆立をいただいたが、単に焼いただけではないもので凝ったお味。
刺身なら大葉だろうけど、これに大葉という組み合わせは?

大根とにんじんも刺身のつまで、おちょこの中のポン酢で食べさせるようだ。
しかし、これをフォークで食べさせるという神経は分からない。和食を出すなら、ちゃんとお箸を用意してほしいものだ。


枝豆とミントのスープ枝豆とミントのスープ
枝豆とミントのスープ

さて、最初の注文品である枝豆スープの到着。
スープが用意されている航空会社は少数派なので、これだけでポイントが上がってしまう。
色合い的には枝豆っぽい緑のスープで、少しだけカプチーノ仕立てになっている。

枝豆の味はと言うと、ちょっと違うかな。
大豆系だとは思うものの、欧州でよくある豆のスープっていう感じ。


伝統的アラビア風メッツェ
伝統的アラビア風メッツェ
ホンモス、タップーレ、ムハンマラ、アラビアピタパン


2品目は、トルコ料理では大好物のメゼ。中東にもあるんだと、頼んでみた。
アラビアピタパンだが、日本で見るピタと違ってサイズが小さめ。もちっとしたナンの食感のあるものだ。

3種類のメゼを熱々の小型のアラビアピタパンにたっぷり乗せていただいたのだが、本来は端から中を開き、具材を入れて食べるべきだっただろう。サイズが小さいので、思いつかなかった。



白っぽいメゼは、マッシュポテトにホースラディッシュを加えた感じで、トルコにもあるものだ。
ただ、味に深みが無く、トルコ料理のそれと比べると劣る印象。



赤っぽいメゼは、パプリカペーストに少しマッシュポテトを加えた感じ。
パプリカの甘さが出ていて美味しいものの、やはりトルコ料理系のものと比べると単純という感じ。



葉っぱはディルのサラダかな。レモンを絞っていただくようだ。
小さな粒々は、クスクスっぽいもの。(クスクスとは違う)


牛フィレ肉のグリル、粗挽きマスタードソース
牛フィレ肉のグリル、粗挽きマスタードソース
ニラとポテトのソテー、チェリートマトのロースト、アスパラガス、マッシュルーム


3品目のメイン料理は、牛ステーキか和食(真鯖の味噌柚子焼)かイタリアンという選択肢。
となれば、牛ステーキしか選びようがないのだが、硬い安物牛肉をしっかり火を通してあるものだから、ナイフも素直に通ってくれない。

牛フィレ肉のグリル、粗挽きマスタードソース

ソースは悪くは無いし、付け合せのアスパラガスやマッシュルームも美味しくいただけたが、肝心の肉の質が低すぎた。
意外にポテトも美味しかったのだが、ちょっと残念。
帰国便はアラビア料理がメインにあるだろうから期待したい。

ゴディバチョコレートゴディバチョコレート

デザートの前に、ゴディバチョコのミニ箱を持ってきたが、小菓子という意味?
いつも思うのだが、あのべらぼう価格のゴディバチョコの価値を感じることが出来ないのは私だけ?

グルメアイスクリーム
グルメアイスクリーム

最後のデザートは、グルメアイスクリームを注文。
どこのメーカーのものが出て来るかと思っていたら、バニラとチョコのアイスにイチゴを乗せてきた。
最前列窓側席で、CAさん達が盛り付けているところが見えたのだが、なかなかのサービス。
ただし、アイスクリームそのものは安物ではないけど平凡なもの。

ワゴンサービスで来れば、たいていは全部いただいているが、注文制だと遠慮して(?)1品だけになってしまう。
そこは機内食ブロガー(?)魂で、まだ行けると判断して残りの2種のデザートも追加注文。


小豆のタルト、緑茶ソース掛け
小豆のタルト、緑茶ソース掛け

お題ではソースを掛けて出てくるはずだったが、抹茶ソースに加えてホイップクリームも添えて出してきた。
小豆のタルトの下に見える黄色い部分の正体を探ろうとばらしていただいてみたら、ややレモンの効いたチーズケーキだった。
どちらも水準的には高いもので、追加注文は正解。

別添えだったクリームとソースも合わせていただいてみたが、三流シェフでおなじみの単なる組み合わせだと思っていたら、ちゃんと融合して美味しくいただけた。


季節のフルーツ
季節のフルーツ

フルーツは、青肉メロンと赤肉メロン、パイナップルにランブータンにイチゴと5種類盛り。
メロンは2種とも日本のメロンらしく味がしなかった(=不味い)が、残りは上々。
やっぱり日本のイチゴは美味しいねぇ。先週台湾でイチゴのかき氷を2か所で食べてきたのだ。

以上で、最初の食事は終了。
時間的には、離陸から2時間半経過の日本時間午前3時前。ソウルと北京の中間点付近を飛んでいる頃だ。

*****

中間食として軽食を狙っていたが、睡魔が襲ってダウン。
離陸後9時間経過した到着2時間半前に朝食をオーダーし、予想よりも量が少なかったので、追加で軽食をオーダーしてしまった。

アボカドとスモークツナのタルタル
アボカドとスモークツナのタルタル、ワサビマヨネーズソース
ほうれん草の若芽、オリーブ、チェリートマト


ほうれん草の若芽って何だろうと思っていたら、単なるベビーほうれん草だった。
たっぷりのベビーほうれん草を敷いた上に、アボカドとまぐろのサラダを乗せてある。

アボカドとスモークツナのタルタル

ツナとアボカドのマヨネーズサラダとは予想していたが、缶詰ツナではなく生のマグロを使っているとは予想外。
もちろん、生の方が食感的にも味覚的にも美味しいだろう。
でも、スモーク感は無かったなぁ。それに、山葵もほとんど感じず、万人向けのお味だ。

*****

朝食メニューからは、コース仕立てで選んでみた。
やはり、優秀な航空会社はフレッシュオレンジジュースを出すようだ。さらに、マンゴーのスムージーと見れば頼まない訳がない。ということで、ドリンクは2種類オーダー。

スムージーとフレッシュオレンジジュースギリシャ風ヨーグルト
バニラとマンゴーのスムージー
絞り立てのオレンジジュース
ギリシャ風ヨーグルト、イチゴのコンポート、グラノーラとナッツのトースト

フレッシュオレンジジュースは、ごく普通。
スムージーはちょっと独特で、マンゴーに生クリームとバニラエッセンスを加えてあるようだ。故に、バニラの香りがしてくる。

ギリシャヨーグルトも頼んでみたが、コンポート風のイチゴジャムの上にヨーグルトを乗せ、シリアルをトッピングしたもの。
ヨーグルトが違うのかと思って単独で味見してみたが、濃さはあるものの特段の違いは無かった。


鴨胸肉のティースモーク
鴨胸肉のティースモーク、粗挽きマスタードポテト
ウズラのゆで玉子、キュウリ、トマトのロースト


鴨肉は、残念ながら日本で普通に売られている合鴨のハムの類。
先週台湾で美味しい鴨肉をあちこちで食べてきたので、このハム仕様の合鴨にはガッカリする。

ただし、胡瓜を縦に薄くスライスしたものを敷き、そこにポテトサラダと合鴨ハムと鶉の玉子を交互に盛り付けるという見栄えの良さは光る。
小さなウズラの茹で玉子でも、茹ですぎた結果に現れるふちが見えてないし、ここまでに出てきた生野菜系共通で鮮度も良い。


以上でおしまいだが、全体的に無難なインターナショナル料理を揃えているという感じで、郷土食の少なさが気になるところだ。お味の方も無難で万人向け。洋食屋の料理と言えるものだ。
1食目から何でも好きな時に頼めるという利便性と、その選択肢が多いという点では魅力だが、メインの肉質が水準以下だったことや、料理面でずば抜けたものが無かったことから最終的には★5つを見送ることにした。サービス面でもエンタメ性がまったく無い点で、プラスポイントを獲得できない。
本拠地ドーハ発の帰国便に期待したいと思う。

しかし、昔なら楽勝だった量のはずなのに、結構厳しい。
今月3度目の海外旅行だが、ポルトガルでは食中毒も手伝ってあまり食べれなかったし、台湾でも3日目に食欲が無くなってしまうなど、過去のペースで食べるのはもう無理だと確信してしまった。

連日30~60分程度遅延していたこの便だが、45分遅延したものの少し走って20分でアテネ行きに無事乗り継げた。
この時点でキプロスに行けることは確実になったものの、キプロスでは無茶な食べ歩きはやめようと思っている。いや、キプロスだけでなく、今後も大食い路線はやめて、普通にいただくように心がけたいと思う。年取るのは嫌だねぇ。

※メニュー:アラカルト①②、和食懐石A la CarteLight breakfastJapanese KaisekiDrink

※羽田→ドーハ→アテネの機内で書き上げ、アテネ空港のエーゲ航空指定ラウンジから登録しました。
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海外旅行に目覚めて25年。
現在 62ヵ国を訪問
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3月:台湾㉙、ベトナム
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