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イタリア/チェゼーナ [Cesena]:Quel Castello di Diegaro

訪問:2016/9/20 19:15
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★★☆☆


▲今日のルート実績(by GPS Track Recorder..線が見辛いのが難点..から前後を編集)

4日目は、トスカーナ州からウンブリア州に戻って、城という名前の付いた街チッタ・ディ・カステッロ [Citta di Castello]を散策してから、エミリアロマーニャ州のチェゼーナ [Cesena]へ。

Quel Castello di DiegaroQuel Castello di Diegaro

街が目的ではなく、ここにも城のホテルがあるのを発見したので、2日連続で城のホテル滞在を目的とした。
ただし、形状的には城ではあるものの実態は城とは言い難いので、通常通りレストラン紹介だけに留めたいと思う。

レストランの2階に全室スイートルームの宿泊用の部屋が4部屋あるのだが、この店は規模の大きなレストランが営業の中心。
地元で有名なのか、午後3時頃に到着した段階でもレストランに多数の客がいたし(ホテルではなくB&B形式なので、レストラン側でスタッフを見つけてチェックインした)、夜も次から次へと客が入ってきた。

リストランテ専用部屋予約されていた上客向けのテーブル

レストランの入口から入ると、ピッツエリアかリストランテかと聞かれた。
奥の広い部屋がピッツエリアで、手前の20人程度しか入らない部屋と個室がリストランテ運用のようだ。

イタリアでは、Ristorante と Pizzeria を併記している店を多く見かけるし、観光客の多い地域だと Gelateria まで加えて何でも屋的な店も見かけるのだが(もちろん3つも掲げている店は避けている)、少なくともリストランテとピッツエリアを併記している店で、ちゃんと部屋を分けて営業している店は初めてだ。
メニューもしっかり別のものを用意していたし、テーブルセッティングも違う。

コースは2名以上とあったので(埼玉イタリアンではよく見かけるが、現地では滅多に見ない)、アラカルトから前菜・パスタ・メイン・デザートの4品フルコース構成でお願いした。昼抜きで腹ペコだったのだ。

パンピザ生地を揚げたようなパン

まずは、パンの到着。メニューにコペルトの表記が無かったが、やはり請求無しだった。
数年前からホテル中心にコペルトを取らない店が増えていることに気付いていたが(一般店は取らない代わりにパンを有料化しているケースが多かった)、どうもお隣フランスの影響を受けてかコペルト無しでパンも無料で出して来る店が増えつつあるようだ。

未だにガイドブックにはチップ要と書かれているが、これもフランスと同様に無くなっている。フランスに関しては、ようやくガイドブックにもチップ不要と載るようになっているが、最新をうたうガイドブック情報でも5年遅れと思っていた方が良いだろう。
わざわざ最新版のガイドブックを買うのは無駄という意味だ。(最新情報はネットの方が確実)

と、いつものように脱線しているが、パンの中にピザ生地をカットして揚げたものと思われるものがあった。
これ、地元のサルバトーレクオモで食べたことがあるものだが、ハーブを少しだけ加えたこちらの方がぜんぜん美味しい。

Classicissimo Freddo della Casa
Classicissimo Freddo della Casa(€15.00)
salmone marinato allo zenzero, polpo in insalata con patate, mazzancolle con salsa cocktail, tonno affumicato (pane & burro), e alici con tropea all'aceto di lamponi


前菜から選んだのは、珍しく海鮮料理。古典的なコールドプレートらしい。
海に近いとあってか、肉料理系の種類が乏しかったわけだが、個々に拡大して見て行こう。

polpo in insalata con patate

まずは、別メニューに店のお勧めが付いていたタコ料理。
タコとポテトのサラダと書かれていたが、日本のようにポテサラの中にタコが少しだけというわけではなく、あくまで主役はタコというところが日本とは違うところ。

タコ料理は、どうしてもポルトガルやスペインのガリシア地方でいただく柔らかな食感に期待してしまうのだが、こちらは日本の高級店程度の柔らかさ。柔らかければ良いというわけでは無いので、これはこれで美味しいのだが、やっぱり普通と思ってしまう。
ただし、オリーブのアクセントは良かった。

salmone marinato allo zenzero

サーモンマリネは、なんだか乱暴に乗せて出てきた。
生姜風味のビネガーでマリネしているらしいのだが、確かに普通のマリネと違った変わったお味。

その代わり、欧州ではお決まりの脂の乗ったサーモン本体は当然ながら美味しい。
日本のようにインチキ鮭(サーモントラウトのこと;主にチリ産)が欧州で出てきた記憶は無い。

tonno affumicato (pane & burro)

こちらは、ブルスケッタの変型バージョンでスペイン料理のピンチョスに近い感じ。
チラっと見えるこだわりのあるパンの上に、バターを塗らずにそのまま乗せて、カジキマグロ(?)の燻製スライスを乗せてある。

このスモークトンノ、日本では食べた記憶がほとんど無いのだが、スモークサーモンよりは劣るものの結構行ける。油脂分が少ない分をオリーブオイルではなくバターで補うところは、イタリアらしくないかもしれないが、ちょっと面白いアプローチだし、全体がかみ合っていると感じた。

この店、魚料理が多いだけに、かなり拘りのある魚料理を出してくれるみたいだ。
南イタリアで食べた魚料理が全滅に近かったので、北イタリア沿岸地域の魚料理は魚に肥えている日本人にも受け入れられるかもしれない。

mazzancolle con salsa cocktail

と魚料理を褒めていながら、この海老料理はいただけなかった。
日本のスーパーでお馴染みのアルゼンチン海老のような赤海老系なのか、身がプリプリしていない食感の悪い物。
ソースは、普通のオーロラソースだと思う。

alici con tropea all'aceto di lamponi

最後は、軽く酢締めしたアンチョビ。
赤い色はラズベリー酢から来ているのだと思うが、まろやかな酸味でイワシも店で開いたものだろう。

パスタソース等に使われるアンチョビのイメージとはかけ離れた、かなり美味しいイワシの酢漬けだった。


Passatelli asciutti(€12.00)
con mazzancolle, zucchine e maggiorana


お楽しみの手打ちパスタは、店のお勧めマークが付いていたパッサテッリ[Passatelli]を選んでみた。
出てきたのは、なんだか焼うどんみたいだが、食感はコシのまったく無いうどんというか、簡単にちぎれてしまううどん。なんて日本には存在しないから、やっぱりパスタだ。

ソースが雑味が多いものの濃厚なアメリケーヌソースであること、あまり感じなかったもののズッキーニとマジョラムも入っているらしいところが独特。
あと、パッサテッリを調べてみると、ブロードに入ったショートパスタ風に出てくるのが普通らしく、ロングパスタ的に出されるのは、お隣マルケ州の食べ方らしいので、後日出かけるマルケ州でも食べてみれば良かった。

Costine Agnello
Costine Agnello(€15.00)
in crosta di pistacchi al forno con fiori di zucca in pastella


ここまでは満足な水準で来ていたのだが、やっぱりイタリアのメイン料理はダメだった。
選んだのは、例によって羊肉。
出てきた時は、奥の揚げ物が鶏の唐揚げに見えてしまい、ダブル肉かと思ったのだが・・

鶏唐と間違えたフリットは生揚げだった

先に店の水準の実態が出てしまった料理を見せておこう。
唐揚げは、ズッキーニの花のフリットだったが、ご覧の通り中まで火が通っていない。っていうか、ここまで生地が生の状態で出てきた揚げ物は、日本を含めて記憶に無いほどだ。

皿に乗っていたすべてがこの状態だから、このままの状態で残しておいたのだが、ホールスタッフは気づいていないのか何も言われなかった。(イタリア語が分かれば、こちらから指摘しているのだが・・)

羊肉の断面

羊肉は骨2本分をまとめて焼いて、出すときに1本ずつにカットしてある。
しかし、やっぱりソースも焼きもなっていないという代物。
ホント、イタリアではメイン料理を頼むものではないと思う。(ジビエ系の肉だったら、頼む価値があるかも)

Gelato Nocciola tostataGelato Nocciola tostata
Nocciola tostata IGP Piemonte con gianduja(€5.00)
Gelato fatto in casa


最後は、自家製とわざわざ記してあったので、ヘーゼルナッツのジェラートをお願いしてみたのだが、まさか水を飲むグラスに入れて来るとは・・

お味は良かったが、ピッツエリア側のジェラートであって、リストランテの出し方では無いと思う。
幻滅だなぁ・・

お会計

以上でお会計は、€49.50
合計金額がとんでもない金額になっているが、この段階で宿代(朝食付€90.00)も請求されることになっていることは、チェックイン時に説明されていた。(この店で夕食を取らない場合は、チェックイン時に支払い)

ということで、メイン料理が致命的だったことで残念な結果になってしまったが、それ以外の水準は高いと思えたので、まあ満足したということになると思う。

※メニュー(リストランテ側):コース前菜・パスタ類メインチーズ・デザート

【店舗詳細情報】
店名:Quel Castello di Diegaro
電話:0547 347030
営業:11:30~14:30、19:00~23:30
定休:無休
住所:Via Emilia Ponente Loc. Diegaro, Cesena(Via Bertinoro di Monticino 191)
GPS:44.155128, 12.189084 (☞ Bing Map


イタリアのレストランレビュー&街の風景一覧
 

【チッタ・ディ・カステッロ [Città di Castello] の風景】
街の地図掲示










 

【チェゼーナ [Cesena] の風景】

▲城壁に隣接する広場(火曜日の13時なのに人が少ない・・)




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ジャンル : グルメ

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