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イタリア/ノルチャ [Norcia]:Ristorante Granaro del Monte

訪問:2016/9/17 13:15 (☞ Via Michelin 紹介ページ
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★☆☆☆
    ※今日のルート by Geo Tracker ⇒⇒

7月に続いて、13回目のイタリアにやってきた。
今回は、ウンブリア州を中心に隣接するマルケ・エミリアロマーニャ州を回り、主にハム類と手打ちパスタに、トリュフの味と香りを楽しもうというテーマで回る計画だ。

乗継便であるアリタリアが2時間近く遅れて、ホテル到着が前夜23時過ぎだったというのに、この日は朝7時発と強行軍。
ローマと同じラツィオ州の北端にあるリエティ [Rieti] を経由してからウンブリア州に入り、往路の飛行機内でネットサーフィンしている際に見つけた欧州最大落差165メートルを誇るというマルモレの滝 [Cascata delle Marmore] で多少濡れながら(ポンチョ必須だった)滝見物の遊歩道を上から下まで降り、今回の旅のテーマにぴったりの生ハム・トリュフが名産というノルチャ [Norcia] に到着。

3週間前にアマトリーチェを襲った地震の震源地から反対側等距離にあるのに、耐震対策のおかげで地震の被害を免れたと日本でも話題になっていた街だが、周辺道路の状況を見る限りは耐震対策云々よりも地震波そのものが弱かったのではないかと感じた。
本来なら存在すべき道路や山の崩壊跡や修復跡が無かったことから、やはり日本のマスコミ報道は信用できないものだと思ったわけだ。(そういう報道を鵜呑みにして、知ったかぶりして書いている連中も同類)

さて、前夜のアリタリアの機内食(パニーノ)から何も食べていなかったことから、ミシュランのビブ・グルマンを獲得しているリストランテを訪問してみた。近隣の系列店は1つ星を獲得しているので期待大だ。

テラス席こそほぼ満席だったが、いくつもの部屋に分かれて100席以上ある店内側は閑古鳥。
土曜日というのに観光客もまばらなのは、地震の影響だろうか?

テラス席パン

アラカルトでお願いするつもりだったが、食べたいと思った料理ばかりで構成されていたコース「Menu del Granaro(€40.00)」を見つけ、デザートがタダになると思ってコースでお願いした。

NORCHINERIE RISERVA BIANCONI
NORCHINERIE RISERVA "BIANCONI"
Prosciutto di Norcia IGP 24 mesi, lonza, lonzino, corallina, coppa, ciauscolo, piega

Norcia ham PGI 24 months, pork loin, lonzino, coralina, coppa, ciauscolo, piega


まずは、単品側で10ユーロだった前菜盛り合わせ。全部で7種類、豪華な盛り合わせが出てきた。
イタリアで前菜盛り合わせと書かれている場合は、ハムやサラミの盛り合わせになることが多いと3年前に学習したことから、今回の旅では原則として必ず頼む方針でいる。

この中でダントツ1番だったのが、右下に2枚ある24か月もののプロシュート。
これだけのメニューも存在していたので、自信作なんだと思う。(アラカルトで食べていたら、追加していたかもしれない)

ciauscolo

そのほかでは、2年半前に出かけたマルケ州の名産と聞いて購入したチャウスコロ。
意外に酸味があると記憶していたのだが、断面はかなり異なるものの酸味の印象は同じだった。

ミミガーのハム

それから、沖縄料理であっても良さそうなミミガーのハムも馴染みのあるお味。
メニューに色々名称が書かれていたが、どれがこれに該当するのか分からず。

TAGLIATELLE AL TARTUFO NERO DI NORCIA
TAGLIATELLE AL TARTUFO NERO DI NORCIA
Tuber Aestivum


パスタは、黒トリュフのタリアテッレ。
単品側を見ると2種類あって、高い方は「Tuber Melanosporum Vittadini」で24ユーロもする。どうも、こちらの方が本家の冬トリュフのようで、「Tuber Aestivum」との表記があったこちらは夏トリュフのようだ。(単品14ユーロ)

パスタの食感はさすがイタリアという感じで好みだったが、肝心のトリュフは日本で食べる夏トリュフと同様に対して香らないし、味も薄い。冬トリュフの違いは2年半前に知っていたが、夏トリュフが日本と同じだとは予想外だった。
まさか、トリュフの産地でミシュランお墨付きの店で、質の悪い夏トリュフを出すとも考えられないが、写真の左下に見えるトリュフペーストが、変なザラツキがあるもので美味しくなかった。

GIRELLO DI VITELLO COTTO
GIRELLO DI VITELLO COTTO
a bassa temperatura al tartufo di Norcia "aestivum", patate arrosto, verdura di stagione

Round cooked on a low temperature with black Norcia truffle Aestivum, roasted potatoes and seasonal vegetables


メインは、単品価格19ユーロの低温調理の肉のローストに夏トリュフを乗せたもの。
これが、まったく美味しくない。

肉の断面

肉は恐らくご当地名産の豚肉だと思うが、トッピングのトリュフペーストが、パスタ側にも使われていたザラツキのあるもので、トリュフの香りも乏しいもの。
この後に出かけるエミリアロマーニャ州のトリュフの産地では、冬トリュフの解禁が来週半ばとの話だったので、夏トリュフは避けた方が良いのかもしれない。

TIRAMISÙ DEL GRANARO
TIRAMISÙ DEL GRANARO
Con ricotta di pecora, savoiardi fatti in casa e scaglie di cioccolato fondente 70%, cacao

"Tiramisu", sheep ricotta cheese, homemade savoiardi, dark chocolate flakes 70%, cocoa


デザートは、定番のティラミス。
まったくもって日本で食べるティラミスの定番という構成だが、英語版の表記を見ると羊乳のリコッタチーズを使っているようだ。

ティラミスの断面

でも、気持ちチーズの主張が強いものの、日本のとは違いが無いような気がした。
無難なお味だったわけだが、量が日本の倍!
このせいかどうだかわからないが、この日の夕方からお腹を壊してしまい夕食はパスせざるを得なくなってしまったのだ。

お会計室内席側の一室

以上でお会計だが、大瓶の炭酸水が1.5ユーロという当地の相場観から、トリュフの質(正確には加工品だろうトリュフソースの質)が伴っていないこともあって割高感を強く感じてしまったものの、料理を選べば満足できそうな店という気がした。

※メニュー:コース特産品・サラダブルスケッタ・魚料理パスタ・豆料理肉料理デザート

【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Granaro del Monte
電話:0743 816513
住所:Via Vittorio Alfieri 12, 06046 Norcia
GPS:42.792798, 13.092517 (☞ Bing Map

テラス席側外観裏手のホテル兼レストラン入口

※フォリンニョ[Foligno]のホテルから登録しました。
イタリアのレストランレビュー&街の風景一覧
 

【リエティ [Rieti] の風景】
街の地図掲示





 

【マルモレの滝 [Cascata delle Marmore] の風景】(入場料:€10.00)
公式サイト
滝周辺の案内地図掲示ポイント案内掲示
GPS: 42.550086, 12.716908(滝上側チケット売り場)、42.556558, 12.719025(滝下側チケット売り場)、42.555746, 12.717416(滝下側シャトルバス乗り場/€1.60/毎時0,30分発)

▲左:滝の上に流れ込む川  右:展望台


▲展望台周辺から


▲左:遊歩道を下った途中にあるトンネルの先は滝壺の横(要ポンチョ)


▲遊歩道沿いには、あちこち水しぶきを浴びに(笑)行けるポイントがある


▲右:水を避けながら、ようやく下まで到着。3段の滝になっていた。


▲右手のテントから滝上駐車場までのシャトルバス(€1.60)に乗って戻った。これ以上濡れるのは御免だ。
 

【ノルチャ [Norcia] の風景】
街の地図掲示銅版の地図掲示

▲メインの門の外側と内側(城壁内に入る道は限られている)


▲左:閑散としたメインストリート  右:城壁が住居や店舗にもなっている







▲猪のはく製を店頭に飾る肉屋兼土産物屋がやたらと多い
 

【スポレート [Spoleto] の風景】
街の地図掲示地下道案内地図掲示
街の見どころよりも、3系統もある地下道(動く歩道・エスカレータ・エレベータで構成)が面白い街だった







▲坂の街で、動く歩道やエスカレーター・エレベーターで3路線の地下道が走っていた


※2016/10/30 18:20追記

まだ発生してから5時間しか経過していないが、ノルチャ近郊でM6.5(M6.6?)の地震が発生したようだ。
本文で、「アマトリーチェの地震で多くの建物が倒壊したのにノルチャでは被害が無かったのは耐震対策をしたからだ」というマスコミの報道に嫌疑ありと記していたが、その通りだったようだ。
続々と届く現地写真によると、上の「ノルチャ [Norcia] の風景」写真の3段目右側に掲載した教会は、鐘楼と共に右半分が倒壊しているし、当時写真掲載しなかった以下の建物も上部が崩れ落ちたようだ。


※2016/10/30 19:20追記
上の写真の反対側に位置するこの教会は完全に倒壊しているみたい。


幸いなことに、民家の影響は一部屋根や壁が崩れている程度で、倒壊している建物は少数のようだ。
これこそ、耐震対策の効果なのかもしれない。

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
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11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
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