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ポルトガル/パルメラ:ポザーダ パルメラ城(Pousada de Palmela, Castelo de Palmela)

訪問2013/2/9~10 (Room Type: Special Suite、2名分朝食付 €189.00、Rate: Early Booking Special
食事: 総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★★★☆
宿泊: 総合4.0、予約個室4.5、建物全体4.0、サービス4.0、CP4.0
正面
入口横から 入口

【インデックス】
直営レストランのディナーと宿泊代に含まれる朝食の内容
泊まった部屋(Suite Room)の内部写真
部屋以外のポザーダの写真
パルメラの風景

ポルトガル最終日は、リスボン郊外のパルメラ城にあるポザーダを選んだ。
ここから空港までは高速道路で50Km弱(約40分)の道のりだ。

予約した Special Suite は、フロント(といってもテーブルだけの簡素なもの)の真上に位置するコーナースイート。
このポザーダでは一番広い部屋で、私の家よりも広いと案内してくれた女性が部屋の細部にわたって色々と説明してくれた。バスルームのアズレージョはここのオリジナルだとか、部屋からの夜景はリスボン市街地にかかる橋まで見えてロマンチックだとか、リスボンの空港を離着陸する飛行機の光がきれいだとか、とってもフレンドリー。

広々としたベッドルームの他に、リビングルームが2部屋。確かに部屋の広さという面では、泊まった6軒のポザーダの中では最大だと思う。
週末宿泊なので平日より2割ほど高い価格設定だったが、前日のポルトの宮殿ポザーダと比べて満足度の高い宿泊となった。

早速直営レストランでのディナーの紹介から始めよう。
 


後半の写真集にある通り別にレストラン用の部屋があるのだが、中庭を囲む回廊にテーブルを置いてレストランとして営業していた。朝食も同じ場所だったが、日によって運用形態が変わるのかもしれない。

チェックイン時に日替わりのコースが €25.00 で用意されているのでお勧めと案内されたが、メイン料理に魅力が無かったので、以下の普通のコースをお願いすることにした。

Menu Pousada/Pousada Menu(€31.25)
Inclui couvert, uma sopa ou entrada, um prato principal e docaria ou fruta da epoca
Includes Couvert, a Soup or a Starter, a Main Dish and Pastry or Fruit from the Season


ただ、この判断は失敗だったようだ。
メインはともかく、選んだ前菜がほかの方が頼まれていた日替わりのものと比べて魅力に乏しかったのだ。

テーブルセッティング コペルト
Acepipe
Couvert(€5.15/単品)
Variedade de Pao do Cesto, Manteiga, Azeitonas Temperadas, Azeite ao Alho e Flor de Sal e Acepipe
Bread, Butter, Olives, Olive Oil with Garlic and Salt Flower and Appetizer


コースに含まれるコペルトにも、ちゃんと単品と同じようにアペタイザーが付いてきた。
でも、朝食バイキングで出てくるようなものばかりで、魅力に欠ける内容。
おろらく、アラカルトで頼むコペルトだと違う皿が出てくるのだと思いたい。

Queijinho de AzeitaoQueijinho de Azeitao com piso de Figos Secos e Pinhao(€11.00/単品)
"Azeitao" Cheese in bed of figs and Pine fruits


前菜では、相変わらずご当地チーズに走ってしまった。
選んだチーズは日本語サイトに解説があるぐらいだから(☞ こちら)有名なものなんだと思うが、お味の方はポルトガルのチーズらしく強い主張が無い。解説を読むと手作業で製造しているとのことで、生産量が少ない高級品のようだが・・

酪農が盛んな国ということで、スーパーで自家消費用にフレッシュタイプも含めて10種類ほど購入したが、帰国後に食べ比べてみたものの、羊や山羊のミルクを使っている割には食べやすいものばかりで、これといった特徴が無いものが多い。
ワインといっしょに食べるのが普通だろうから、私のようにチーズ単独で美味しいか否かという判断は参考にならないだろうが、イタリアチーズの美味しさと比べると、コレはという魅力の味に出会えなかったのだ。

Estaladico de Bacalhau
Estaladico de Bacalhau com Cebolinho e Coentros acompanhado de bouquet de Ervas Frescas e Vinagrete de Tomate(€14.40/単品)
Cod-Fish Crepes with Chive, Corianders, Fresh Herbs and Tomato Vinegar


家内は干しダラのクレープ包みをお願いしたが、ちょっと予想していない状態で出てきた。
確かにやわらかい状態のクレープで、ポルトガル名物のバカリャウコロッケの中身を包んであるのだが、それをオーブンで焼き固めてクッキーのようにして出してきたのだ。(ポルトガル語の「Estaladico」は、パリパリという意味だった)
食べて納得できる味だったものの、そのまま柔らかい状態で出した方が絶対に美味しいという料理だった。

Coelho com Feijão encarnado
Coelho com Feijão encarnado e Pao Frito(€20.40/単品)
Rabbit with Red Bean and Fried Bread


ウサギ肉に惹かれて頼んだメインだが、Rabbit with Bean ではなく Bean with Rabbit というべき豆料理だった。
テーブルの横で鍋から盛り付けてくれたが、あまりにも豆ばかりだったので、盛っている最中にストップをかけた。これでも鍋に入っていた豆の半分程度だが、結局完食できず、豆は嫌いなのかと言われてしまった。

お目当ての肉は、子ウサギを骨ごとぶつ切りにしたものを使っていた。まるで中国で食べる鶏肉料理みたいで、小骨が多いし、砕かれた骨が豆の煮込み側にも紛れ込んでいて危ない。
アンドラで食べたウサギ料理(☞ こちら)のような皿をポルトガルで期待してはいけないようだ。

Plumas de Porco Preto nas Brasas
Plumas de Porco Preto nas Brasas com Flor de Sal sobre Migas de Espargos Verdes e Gomos de Laranja Fresca de Setubal(€19.35/単品)
Grilled Black Pork "Plumas" with sea salt, Green Asparagus and Fresh Orange


家内が選んだのは、少し厚めにスライスした豚肉を炭火で焼いた料理。
ちょっと塩(フルール・ド・セル)が効きすぎだったが、なかなか美味しい肉だった。
小麦粉でマッシュポテト風にしたものの中に刻んだアスパラが入っている料理は、ボリューミーで完食不可。
オレンジはそのまんまで盛られていた。(芸がないなぁ・・)

Docaria da Pousada
Docaria da Pousada(€5.75/単品)
Pousada's Pastry


デザートはケーキバイキング。といっても5種類しかないのでつまらない。
お味の方もイマイチだが、予想外にプリンが甘くなかったのは嬉しい。何しろ、こちらのデザートは甘いというレベルではなく劇甘ばかりなのだ。

朝食バイキング

さすがに週末ということで宿泊客が多い(といっても確認できたのは4組だけ!)からか、朝食は完全バイキング形式。前日のポルトのポザーダに比べると、品数は半分程度と少なかったが、宿泊客数が少なければ仕方ないのかも。

特に目立った料理はないが、ポルトガル人はフルーツ好きなのか、パパイヤだけでなく大好物のマンゴー(それも高価なアップルマンゴー!)までが並んでいた。

※メニュー:コペルト・スープ・前菜サラダ・魚料理・肉料理デザート€25.00のコースメニュー

【詳細情報】
名称:Castelo de Palmela (Pousada de Palmela Restaurant)
電話:212 351 226
住所:Castelo de Palmela, 2950-317 Palmela

大きな地図で見る
 

【泊まった部屋(Special Suite Room)の内部写真】
部屋の見取り図 2階全体図
▲左:101号室の見取図(右下角部屋に隣接する部屋を合わせた3部屋構成) 右:2階全体図

入口最初の部屋 部屋からパルメラの街を見下ろす
▲左:階段横の扉から入った部屋はリビング(暖房設備が無い部屋で、結構寒い)
 右:部屋からパルメラの街を見下ろす

ベッドルーム ベッドの反対側
▲左:角部屋のベッドルームは広々  右:ベッドの反対側にもソファーあり

リスボン方面の夜景を楽しめる ベッドルームの城側
▲左:窓に椅子が配置され、リスボン側の夜景を座って楽しめる  右:ベッドルームの城側

一番奥の部屋 パルメラ城の眺め
▲左:一番奥の部屋  右:部屋からパルメラ城を拝む(夜はライトアップされる)

バスルーム アメニティ
▲左:バスルーム(ジェットバス装備だったが機能せず)  右:アメニティ
 

【ポザーダパルメラ城の部屋以外の写真】
パルメラ城から 裏側から
▲左:パルメラ城から見た建物外観  右:建物の裏側から見た外観


▲左:1階入口正面を奥から望む  右:中庭を囲む形でレストラン用テーブルが配置されている


▲実際に使われたレストラン席を明るい昼間に撮影(ディナー・朝食共通だった)


▲左:1階通路コーナー部  右:中庭


▲左:1階ラウンジ  右:使われていなかったレストラン用の部屋


▲夜のバーコーナー



▲その他の1階の風景


▲2階の回廊と中庭を見下ろした写真

【ポザーダ詳細情報】
名称Pousada de Palmela, Castelo de Palmela
電話:212 351 226
住所:Castelo de Palmela, 2950-317 Palmela
GPS: 38.565750, -8.901950

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駐車場:無料
ネット:Wi-Fi無料
予約先ポザーダ公式HP
 

【パルメラ(Palmela)の風景】


▲サンティアゴ教会(Igreja de Santiago/Santiago Church)
地球の歩き方によると1470年完成で、17世紀のアズレージョが美しいとあるが、アズレージョは朽ちている感じで、あるべき場所のものはきれいに撤去されているような気がした。それよりも麓のサン・ペドロ教会のアズレージョの方が見応えがある。ただし、美的知識もセンスも無い私の感想。



▲パルメラ城(観光整備が進んでいる。新たな建物を建てインフォメーションやカフェも営業)



▲サンタ・マリア教会(Igreja de Santa Maria/Santa Maria Church)跡
地球の歩き方では「サンタ・マリア・ド・カステロ」と記されているが、案内版の表記では単に「サンタ・マリア教会」
下段左の写真に十字架が見えるが、後から建てた建物の一角にある売店(?)だった。



▲サン・ペドロ教会(Igreja de São Pedro/San Pedro Church)



▲上:城から見た街  左:パルメラ役場  右:サン・ペドロ教会前の街並

テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

ポルトガル/ポルト:ポザーダ・ド・ポルト(Pousada do Porto, Palácio do Freixo)

訪問2013/2/8~9 (Room Type: Special Suite、2名分朝食付 €202.50、Rate: Early Booking Special
食事: 総合★★★★☆、味★★★★☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★★★☆
宿泊: 総合2.5、予約個室2.5、建物全体3.0、サービス3.0、CP2.5

宮殿側の裏側 宿泊棟(元工場)

【インデックス】
直営レストランのディナー
宿泊代に含まれる朝食の内容
泊まった部屋(Suite Room)の内部写真
部屋以外のポザーダの写真

表札ベースだとポザーダ・ド・ポルト(Pousada do Porto)だが、パラシオ ド フレイショ(Palácio do Freixo) という名の方が通りが良いかもしれない。
最初に宿泊施設としての結論を書いてしまうが、ガイドブックにも掲載されているほど有名なポザーダの割には歴史を感じる雰囲気に乏しい、極めて現代的なホテルという印象のポザーダだ。ヒストリックタイプに分類されていたので選んだのだが、失敗だった。
確かに宮殿側は歴史感のある部屋も存在したが、元製粉工場だったという宿泊棟は作られた歴史感だけでまったく魅力を感じないし、部屋など普通のデザイナーズホテルそのものだ。

正面入口側から見た全景
▲正面入口側から見た全景(右が元宮殿でフロント、ロビーとレストランがあり、左の建物が宿泊棟)

入口(宮殿側) 名称表記

予約したスペシャルスイートは、唯一の広いテラスのある部屋だったが、構造的には2部屋をつないだコネクティングルームにテラスが付いただけ。もちろん、片方の部屋をベッドルームにし、もう片方がリビングルームにはなっているが、それぞれに広いバスルームがあるので空間的には無駄が多い。

あとは、後半に掲載する写真で判断してほしいが、ポザーダ目当てに泊まる宿ではないという意味で、非推奨ポザーダだと明記しておこう。ただし、レストランは比較的優秀。レストランでのディナーを楽しみに来る分には問題ないと思うが、大都市ポルトとなれば他に良いレストランはたくさんあると思う。

それでは、本題のレストランのディナーから始めたいと思う。
 

店内の雰囲気① 店内の雰囲気②

レストランは宮殿側の2階(フロントの奥)にあるのだが、とにかく暗いの一言。変にスポットライトが当たるので、料理写真を撮るのも大変だ。
上の写真は、チェックイン直後に館内を回っていた時に撮影したものだが、狭くてチープな印象を受けたことから朝食会場だと思っていた。壁を見ると壁画が剥がれているような状態で残っている点が、いかにも宮殿という感じ。(でも超現代的なテーブルと椅子が雰囲気をぶち壊している)

今回もコースは見送って、アラカルトでお願いすることにした。

パン バターとオリーブオイル(2人分)

注文を終えると、バターにオリーブオイルがセットされ、後からパンがバスケットで出てきたが、バスケットを置くのではなくそこから2種類選ぶとのこと。メニューの中にパスタなんかもあるぐらいだから、パンはイタリア系のものが中心でまずまずの美味しさ。バターはパックに入っているものを取り出して盛られている。

オリーブオイルは、コペルト欄に Selected Harvest Olive Oil と明記されているだけあって、かなり美味しいオイルだ。月桂樹の葉と潰したニンニクを加えてあることも大きいとは思うが、久しぶりに美味しいと思えたオリーブオイル。
でも量が僅かなのが悲しい。写真で2人分というのは、どう考えてもおかしいと思う。

Greetings from the Chef
Azeite de Colheita Seleccionada em Alho e Folha de Louro, Pao, Manteiga e Saudacao do Chefe(€4.70)
Selected Harvest Olive Oil with Garlic and Bay Lead, Bread, Butter and Greetings from the Chef


続いて出てきたのが、いわゆるアミューズ。
ポザーダ流に言えば、有料の COUVERT に含まれるお通し的なもので、この店では Greetings from the Chef と記されている皿だ。

初日に泊まったリスボンの D.Maria I や、2日目のオビドスの Castelo de Óbidos では、アラカルトでお願いしてもコペルトの請求は無かった代わりに、コペルトに含まれるはずのアミューズが出なかったり、オビドスではオリーブも出なかったが、ここでは明示的にコペルトを注文していないにも関わらずアミューズが出てきた。もちろんコペルト代はしっかり請求されている。(しかし、このコペルトの運用がポザーダ間でも統一されていないというのは、ちょっといただけない)

そのアミューズだが、右から順にホワイトアスパラのキッシュ(というよりは卵焼きレベルだったが・・)、市販品と思えるグリッシーニにミニトマトのバルサミコソース掛け、干しダラとケッパーにマスタードシードを混ぜたタルタル風。ポルトガル定番の干しダラがまったく塩辛くないのは、ポザーダでは初めてだ。十分塩抜きすれば美味しいではないか。


Timbale de Alheira de Cogumelos e Porco Bisaro em Cama de Grelos com Pera Cozida em LBV(€8.00)
Mushrooms and Pork Smoked Sausage Timbale, Turnip Greens with Boiled Pear in LBV


シェフお勧めの温前菜の中から選んだ一品だが、まったく予想できない形状の料理が運ばれてきた。
後で調べてみると、Timbale は、楽器の「ティンバル」を表すようで、なるほどと思った訳だ。

推測ベースでしか書けないが、小麦粉と大豆たんぱく(かなぁ?)に、たっぷりの燻製液を加えて周囲にスライスしたマッシュルームを張り付けてセルクルで成形して油で揚げたような料理。キノコ入りの Porco Bisaro(ビサロ豚)の燻製ソーセージって書かれているけど、ソーセージが入っているようには見えなかった。

Mushrooms and Pork Smoked Sausage Timbaleの断面

中央に卵黄をたっぷり加えてあるが、全体的には生のトロトロではあるものの、中央が固まっているように見える不思議な製法だ。ホウレンソウの様な葉物野菜が、一番下に敷かれている。

洋梨のポルト酒煮は、オーソドックスな赤ワイン煮という味だが、梨のシャキシャキ感が残っている食感も含めて美味しかった。LBV とは Late-Bottled Vintage の略。つまり、年代物のポルト酒で煮てあるそうだから、オーソドックスな赤ワイン煮なんて書いたら失礼かも?

補足:ポルト酒は、品質の高い順に、Vintage(ヴィンテージ)、LBV(Late Bottled Vintage、レイト・ボトルド・ヴィンテージ)、Reserva(リゼルヴァ)、通常のポルト酒とランク付けされているそうだ。
Mistura de Portugal - Vinho do Porto

それにしても、オビドスのポザーダでも燻製味がきつかったが、ポルトガルでは強い燻製味が好きなようだ。
とにかく不自然な燻製味が表に出ているので、家内は一口でダメだと。私は、それほど否定的ではないが、日本人には好まれない味だと思う。
未完成の創作料理といった感じだけど、価格の割には楽しめた一皿だったことは確かだ。

バカリャウと豆のサラダ
Meia Desfeita de Bacalhau, Bouquet de Alfaces e Pontas de Ervas Finas com Vinagre de Azeitona Arbequina(€10.45)
Half Broken Cod, Lettuce Bouquet with Herbs and 'Arbequina' Olive Vinegar


家内が頼んだ前菜は、通常メニューの冷前菜から。
見た目の主たる食材はヒヨコマメ。その中に、最大でも一口大サイズにカットされた干しダラを混ぜてビネガー系ドレッシングで味を調えたサラダだ。
英語表記に豆が入っているとは書かれていないので意外なものが出てきたという感じだが、お味の方は日本でも普通にありそうな食べやすいサラダだった。さすがに量が多くて飽きると、4分の1ほどを引き受けた。

ちなみに Azeitona Arbequina は、オリーブオイルとして有名なアルベキーナ種のオリーブで、スペイン北東部で生産されているようだが、スペイン北西部に隣接するポルトのポザーダで出てきたところを見ると、当地でも栽培されているのかもしれない。

メイン料理は、せっかくなので2品あった伝統ポルト料理(CLASSICOS DA INVICTA/Classic's From Porto)の両方を頼んでみることにした。

前菜のページにあり値段も安かったので、てっきり前菜扱いかと思って別にメインも頼もうとしたら不思議がられてしまい、これはメイン料理だとのことだったが、出てきた皿を見て納得。とんでもない量、つまりポルトガルらしい量で出てきたのだ。(今までは、そんなボリュームではなかったので油断していた)

Tripas à Moda do Porto
Tripas a Moda do Porto, Arroz Seco com Aroma de Alho e Enchidos(€12.55)
"Tripas a Moda do Porto", Dry Rice with Garlic


私が引き受けた方は、Tripas a Moda do Porto という料理。
日本語版ではないが、ポルトガル語版の Wiki に載っているぐらいだから、超有名料理なんだと思う。
ポルトガル語版では分からないが、現地在住の日本人のブログ Mistura de Portugal - Tripas à moda do Porto の記事を読むと、少しはイメージが湧いてくるかと思う。

ライスが別皿でタイカレーのような出し方だが、煮込みの方は一般的な日本のタイカレーの3倍量。
これぞ、ポルトガルスタンダードという量だ。(どうも、煮込系や焼魚系が極端なボリュームになるみたい)

煮込みライスにしてみた

ご飯の3分の1、煮込みの5分の1の量を盛った写真がこちら。
内臓肉7割、豆3割という構成だが、水分よりも固形物の方が多いのでお腹にたまる。
お味の方は、やはりオーソドックスな西洋風の煮込み料理という感じで食べやすいが、とにかく量が多すぎて3分の2でギブアップ。

Bacalhau ao Zé do Pipo
Bacalhau ao Zé do Pipo, Pure de Batata Gratinado e Maionese e Pickles(€16.75)
"Ze do Pipo" Codfish, Mashed Potatoes and Pickles Mayonnaise


家内は干しダラ料理を頼んだが、こちらも巨大なブロックで出てきた。
山のようなポテト(直径10cm×高さ5cmぐらいある)の上に、ポテトよりはやや小さめのタラのブロック。
写真では判断しづらいが、これも超巨大。

Bacalhau ao Zé do Pipo の断面

家内が全部食べられるわけがなく、私も自分の分すら完食できない状況だったので少し味見しただけだが、とかく塩辛いのが当たり前の干しダラ料理としては一番食べやすい感じだった。
この Bacalhau ao Zé do Pipo も、ポルトガル語版の Wiki に載っていた。

テーブル お勘定

この店、パスタも置いてあるし、パンもイタリアン風であることから、かなりイタリアンの要素を取り入れているのだろう。そのせいか、全体的に日本人には食べやすい料理ばかりで、家内も私もここまで4軒のポザーダの中では1番美味しいという評価になった。

※メニュー:シェフのお勧めコペルト前菜・ポルト伝統料理・ベジタリアン・パスタ魚・肉・デザート

【詳細情報】
名称:Palácio do Freixo (Pousada do Porto)
電話:210 407 600
住所:Estrada Nacional 108, Porto

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朝食会場 天井
▲左:朝食会場  右:部屋の天井

このポザーダも朝食会場はディナーとは別の部屋だった。
なぜか、朝食会場の方が豪華な雰囲気。

鏡張りのテーブル フルーツ

といっても、やはり歴史感の無いテーブルと椅子で、テーブルは全面鏡張り。
せっかくの歴史ある宮殿を生かしていないのが残念だ。

生ハムとスモークサーモン等

大都市のポザーダということもあるのか宿泊客も2桁に乗っていたようで、そのおかげで真っ当なバイキング形式の朝食を楽しむことが出来た。お決まりの生ハムにスモークサーモン、夕食と同様にイタリアンテイストの路線を踏襲してか、トマトはカプレーゼになっていた。

チーズと菓子パン系

何と言ってもチーズが豊富なのが嬉しい。
日本でおなじみのチーズは無視しても、これだけの種類が揃っていた。
デニッシュとパイもまずまずで、満足な朝食をいただくことができた。
 

【泊まった部屋(Special Suite Room)の内部写真】
3階配置図 ベッド
▲左:3階の部屋の配置(左下の2部屋が泊まった部屋)

ベッドの反対側 ベッドルーム側の洗面所
▲左:ベッドの反対側  右:ベッドルーム側の洗面所

バスルーム バスタブ
▲ベッドルーム側のバスルーム(別にシャワーブースがある)

リビングルーム リビングルームの机
▲リビングルーム(コネクティングルームの反対側の部屋)

リビングルーム側の洗面所 リビングルーム側のバスタブ
▲リビングルーム側のバスルーム

テラス テラスからの眺め
▲リビングルーム側にこのポザーダ唯一のテラスがある。(独占できても嬉しくないかも?)

ドウロ川とフレイショ橋
▲テラスからの眺め(左:宮殿裏側を望む 右:朝のドウロ川とフレイショ橋の眺め)
 

【ポザーダ・ド・ポルト、パラシオ ド フレイショの残りの写真】
宮殿北側外観 宮殿南側外観
▲左:宮殿北側の外観  右:宮殿南側(宿泊棟側)の外観


▲左:正面入口を入ったフロントのある部屋  右:どこかの部屋の天井



▲フロントを入ってすぐの部屋


▲左:その奥の部屋  右:バーカウンター(夜のみ営業)


▲宮殿側1階(フロントの地下)から宿泊棟に向かう通路とその脇の部屋


▲宿泊棟側の装飾(なんとも新しくて作られた感じで歴史感が全くない!)


▲左:スパ&イベント棟  右:プール


▲おまけ

【ポザーダ詳細情報】
名称Pousada do Porto, Palácio do Freixo
電話:210 407 600
住所:Estrada Nacional 108、Porto

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駐車場:無料
ネット:Wi-Fi無料
予約先ポザーダ公式HP
備考:ヒストリックタイプで登録されているが、それほど歴史感があるとは言い難い雰囲気

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

ポルトガル/ポルト(Porto):Pastelaria Tupi(Confeitaria TUPI)

訪問:[2013/2/8 14:20]
評価点:総合★★★★☆★★★☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★☆☆CP★★★★★
ポルトでは、ドウロ川(Rio Douro)の河口にあるフォズ城(Castelo da Foz)や世界遺産の旧市街を回った後、ボリャオン市場(Mercado do Bolhao)で何か食べようと思ったら8割程度の店が閉まっていた。午後2時のマーケット見物は遅すぎたようだ。

仕方なく車を置いたボルサ宮殿前の地下駐車場(3時間で€5.00だった)に向かって歩いている途中で見つけたのが、この店。地元客で繁盛していたことと、店頭に美味しそうなポルトガル菓子が並んでいたのが選択理由。


▲左:外観  右:店を出る時に撮った入口側からの店内の様子

まず、入口のショーケースにある菓子類を指差し注文して、奥の空いている席に着けば持ってきてくれる。
その段階で飲み物を聞かれたので、そこで注文。お会計は、店を出る前でOKだ。

NATAとMINIATURAS
左:NATA(€0.75)、右:MINIATURAS(€0.30)

選んだお菓子は、ポルトガル定番のお菓子と言えるナタ(エッグタルト)と、やはりポルトガルらしく見える砂糖たっぷりの「MINIATURAS」というお菓子。これ、後で Google翻訳かけたら、単に「ミニチュア」っていう意味なので、大きなサイズがあったのかもしれない。(名称はレシートで拾っている)

NATAの断面 MINIATURASの断面

エッグタルトは、カスタードがポルトガルらしく(笑)、やたらと甘かったので、他国の観光客が多く来る店は、マカオのように甘さ控えめで作っているのかも。

もうひとつのミニチュアは、パイ生地に期待したのだが、パイの食感はほとんど無く、見た目通りの砂糖だらけといった感じで残念。でも、1つ30セントという価格付けが素晴らしい。(この店、お菓子とその場で絞るフレッシュオレンジジュースで€1.60というセットを盛んに宣伝していた。安い!)

BOLINHOS BACALHAU バカリャウコロッケの断面
BOLINHOS BACALHAU(€0.80)

お菓子以外にも、これまた名物の干しダラのコロッケがあったのでお願いした。
全体写真で読み取れる表面の状態と、断面写真から繊維質が大量に見えることで予想できる通り、ほとんどバカリャウだけという具に少しだけ薬味的な野菜を加えてある。バカリャウらしい塩分の強さも無く、繊維質も細かく切られていたので、マイルドなお味で美味しかった。
やはり温められるわけではないが、確かに常温で食べた方が美味しいかもしれない。

紅茶(CHA/€0.80)はティーバッグ入りのポットでサーヴされ、当地定番の珈琲「ガラオン」のマグカップサイズ版(GALAO CIMBALINO/€0.90)も1ユーロもしない価格。本当にポルトガルのカフェは安くて気軽に使える。

レシート 入店直後の状況

ちなみに、総合点を★4つにした理由は、CPの良さだけでなく、観光客に汚染されていない現地の雰囲気を良く出していると思えたから。ひっきりなしに客の出入りがあり、現地の人たちで常に混雑していたことから、ポルトガル標準のカフェの雰囲気を味わうには良いだろう。
簡単な英語は通じたし、親切に対応していただけたので、日本人が行っても苦労することは少ないと思われる。


【詳細情報】
名称:Confeitaria TUPI
電話:222 057 574
住所:Rua Sá da Bandeira 144, Porto

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※参考サイト
Mistura de Portugal(ポルトガルのカフェの料金体系はイタリアと違う)
 

【ポルト(Porto)の風景】


▲左:サンフランシスコ教会とボルサ宮殿  右:高台から見たポルサ宮殿


▲左:カテドラル  右:サンベント駅前の教会



▲サンベント駅


▲左:リベルダーデ広場から市庁舎方向  右:市庁舎


▲カルモ教会


▲左:クレリゴス教会  中:クレリゴスの塔  右:トリンダーデ教会


▲左:ボリャオン市場を2階から  右:市場で売っていたスープの材料のキャベツ類の千切り


▲どちらも廃墟。ポルトに限らず、都市でこういった建物が意外に多く見られた。


▲左:市電  右:ボルサ宮殿前の地下駐車場のカード(ゲート挿入後に戻ってくるタイプ)

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
9月:リトアニアポーランド
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
丸数字:累計訪問回数

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イタリア/オルティゼイ [Ortisei|St. Ulrich in Gröden]: Cafe Demetz 2017/07/26
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