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ビジネスクラス機内食/トルコ航空:成田⇒イスタンブール

搭乗:[2011/4/29 TK051便]
評価点:総合★★★★★★★★★★サービス★★★★☆雰囲気★★★★★
今年のゴールデンウィークは日並びが実によい。2日休めば10連休になるのだ。その影響か、1年前にマイルで航空券を確保しようと検索したら、初日29日に出発できるのはトルコ航空だけだった。帰国便はなぜか今まで1位評価のオーストリア航空だけしか取れなかった。世の中の人気というのは機内食では決まらないらしい。

そんなわけで、今年はトルコとクロアチア+αということになった。もちろん欧州なので最初からビジネスクラスで手配。9万マイルで7回の搭乗と3つの航空会社のビジネスクラスを楽しめるのだ。

まずは成田のANAラウンジで出発を待つわけだが、羽田路線が出来てからのこのラウンジの水準低下は本当にひどいものだ。
楽しみだったスープレストランの高級スープは、ノーブランドの低水準のものに変わってしまった。それも前は2品だったのに1品だけ。いくら英語で miso soup と記すにしても、日本人の感覚で味噌汁はスープではないのだが、その不味いノーブランドスープすら無くて、吉野家と良い勝負の味噌汁だけということもあった。

ブランド品のベーグルや調達コストの高い焼き菓子類も当然無くなっている。5千円で一般客も事前予約で使えるラウンジだが、そんな価値はまったくない。空港内の高級系レストランに行くことをお勧めする。

もっと愚痴れば、個人的好みの問題とはいえ、コーラがペプシに変わったことも大きな失望。今までペプシはエコノミー、コカコーラはビジネスクラスと住み分けが出来ていたわけだが、コストに大きな差のないコーラでも経費削減を図るとは。(ペプシ派のみなさん、ごめんなさい。ダイエットでなければペプシ派ですけど、現在は肥満傾向を抑えるためにダイエットコークオンリーなので。ペプシNEXは、その添加物が体に合わないのか、必ず逆流性食道炎を発症するのでパス。何を入れているんだろう? 逆流性食道炎の元となる物質が特定できれば、ほかの食品でも予防できるのだが・・)

ビジネスクラスの空間は広々 ビジネスクラスのシート

さて、まったく期待していなかったトルコ航空だが、見ての通り★5つを進呈させていただいた。食事の内容だけでなく、シートもANAを凌駕する内容だ。これで★5つを付けた機内食は3つ目になるが、オーストリア航空はすでに昨年の搭乗で★4つに格下げ(それでも★4つの中では筆頭)、シンガポール航空は路線限定かつサービス面の評価が高いので、純粋な食事面では今回のトルコ航空が現時点でトップという事になる。シートは完全フルフラットなので、オーストリア航空よりも上。

例によって初めての航空会社の長距離路線ということで、搭乗開始直後に乗り込んだ。もちろんウエルカムドリンクが付く。シャンペン、オレンジジュースともう1品の選択肢。

シェフがゴディバチョコを配っている ゴディバチョコは5種類から選べる

ここで他社と違う面を見せてくれた。シェフのユニフォームを着た方がゴディバのチョコレートを配っているのだ。これは女性のポイント高だろう。私のようなゴディバの価値を感じない者は2つだけにしておいたが、お隣は全種類取っていた。

そのシェフ、あのオーストリア航空ご自慢のフライングシェフと同じ DO&CO社のマークがユニフォームの付いていたのだ。オーストリア航空と違って、そのことを一切宣伝していないうえに、2人も搭乗しているのだから驚き!(あとで伺ったら、1名は見習いとのことだったので、通常は1名搭乗かもしれない)

離陸後しばらくたって、アメニティ一式が配られた。洒落たポーチの中身は、シンガポール航空でおなじみのスリッパ代わりの安っぽい靴下(でも、こちらは別にスリッパも配られたので上等)に、歯ブラシ、アイマスク、ヘアーブラシ、耳栓、靴べら、エルメスブランドのコロンやローション類といった内容。これも過去搭乗した長距離路線のビジネスクラスアメニティとしては筆頭格だろう。

食事前のドリンクとアミューズ メインとスープ以外はすべてワゴンサービスだった

続いて食事前のドリンク。オレンジジュースかシャンパンカクテルの選択。
たいていはナッツ類かアミューズが付いてくるものだが、トレーに乗せたパンを土台にしたカナッペ5種から自分で取ってくれと。皿は無く、紙ナプキンを自分で取って乗せなければならない。
全体を通してのサービス姿勢を考えると、この部分だけは惜しいと思った。手を抜かず皿を出して、リクエストに応じて乗せてくれれば良いのに。それにドリンクとアミューズを配る人が別なので、タイミングがかなりずれてしまう。他のサービスのほとんどがワゴンだったので、これもワゴンで配れば解決するはずだ。

メニューは何かを確認しながら配っていたが、何かと思えば座席番号と名前がひとつひとつ記されていたのだ。もっとも途中でミスしたのか、私に配られたのは他の席番号と名前が入ったものだったので、指摘したら構わないと(苦笑)

パンとバター 前菜はワゴンサービス

パンは欧州の航空会社では常識のバスケットでやってくる。種類は4種類ほど。パン皿がおしぼり置きのような細さだったので、てっきり違うものを乗せるのかと思ってテーブルクロスの上に置いて撮影してしまった。

前菜はワゴンサービスでやってきた。オーストリア航空とスカンジナビア航空も実際の皿を見て選べるタイプだが、こちらは好みのものを告げてその場で盛ってもらうタイプ。これは良いサービスだ。
寿司は興味がないので、寿司以外の全部盛りでお願いした結果が次の写真。この段階ではパイが無かったが、後から作って持ってきてくれた。(小さい写真の左側の両脇にある揚げもの)

前菜全部盛り(寿司とパイを除く)

料理内容をメニューから転記すると、以下の通り。
燻製のメカジキと新鮮な野菜 Smoked swordfish and gardenfresh salad
鶏肉入りのシーザーサラダ Chicken Caesar salad
寿司 Mixed sushi ←パスしたので写っていないが、イクラとまぐろだった
トルコ伝統的な料理「イマムバユルドゥ」 Stuffed eggplant marinated in olive oil
フムス(ヒヨコマメを煮てペースト状にしたもの) Humus
ヒラマメハーブサラダとやぎ乳チーズ Spicy lentil salad and goat cheese
ホームメードのチーズとホウレンソウ入りのパイ Home made cheese & spinach puff pastries

チーズとホウレンソウ入りのパイ フムスと燻製のメカジキ
▲左:ヒラマメハーブサラダとチーズとホウレンソウ入りのパイ、 右:フムス

さすが世界三大料理と言われるトルコ料理系。見た目は普通の欧州系だが、味付けが違う。
この中で、平豆ハーブサラダ(サラダではなく炒めてあった)が特に美味しかった。日本で食べるトルコ料理では「メゼ」と呼ばれる前菜系が好みなので、搭乗前から前菜系に期待していたわけだが、想定外の全部盛りが出来たのは嬉しい。

ズッキーニのクリームスープ
スープ:ズッキーニのクリームスープ クルトン入り Creamy Zucchini Soup with croutons

機内食でちゃんとしたスープが出てきたのも得点が高い。やはりオーストリア航空と同じ系列のシェフが搭乗しているということで、メニュー構成も似ているのだろう。
ズッキーニというよりは豆のスープという味わいだったが、オーストリア航空のものと同様に美味しい。この存在が★5つを進呈する大きな要因になっている。

グリルで焼いたハタ科の魚

メインは3択。肉料理を選ぼうと思ったら、売り切れだということで、まさか豆腐のソテーを選ぶ訳にはいかないので、魚料理となってしまった。
実際、メイン料理を配っているところをチェックしたら、ほんの数名分しか肉料理を搭載していなかったようで、ほとんどの方が魚料理になっていた。この点も、サービス点の減点要因になってしまった。惜しいなぁ・・(アミューズとこの部分が無ければオール5だったのに)

で、魚料理はメニュー表記で
グリルで焼いたハタ科の魚 クリーム入りマスタードソース/ソテーのホウレンソウとニラネギ/チェリートマト/オーブンポテト
Grilled Sea Bass Creamy mustard sauce / sauteed leaf spinach and leek / Cerry tomato / roasted potatoes


グリルで焼いたハタ科の魚(反対側からアップで)
▲メインを反対側からアップで撮影

こちらのメニュー、とにかく材料やソースを細かく記していて嬉しい。もっとも、合っているのかは疑問な面もあったが。
お味は、きわめてシンプルで魚の質で負け。かなり淡白な味わいを塩とほんの少しの香草で決めるはずだった料理だ。ソースはまあ美味しいが、芋に食われてしまい、絶対量が少ない感じ。
魚の下に敷かれているほうれん草の味付けが好み(トルコ流の味付け?)だったし、その下に隠れているニラネギも良いアクセントになっていた。
しかし、機内食として出される料理としては、これが限界の焼き加減ではないだろうか。火を使えない機内食で地上のレストランと比べてはいけない。

ワゴンサービスのデザートとチーズ

デザートもワゴンサービス。写真には写っていないが、チーズは5種類。
さすがに全部盛りは入りそうも無かったので、抹茶アイスとチーズレモンケーキに、トルコのデザート、フルーツ全部というオーダー。前菜で全部盛りをしていたせいか、これでも男性CAさんに笑われてしまった。(そりゃそうだろうな。いい年したオヤヂが甘いものオンパレードを注文するのだから)

トルコのデザート

まずはトルコのデザート皿から。(名称はあると思うのだが、メニューには書かれていなかった)
3種類が盛られているが、どれも蜂蜜たっぷりのシロップ漬けにしたような味わい。砂糖の甘さとは違うので完食できたが、日本ではこんな甘いデザートは受けないだろうなと。

こういった変わったものは、いつもの通り解剖写真も。
まずは、中央をカットした断面。

トルコのデザート断面

続いて、上下に割ってみた。これはきれいに割れなかったので汚くなってしまった。

トルコのデザートを上下に分割

こうやって割ってみると、確かに中身が違う。
左のものにはナッツ類、右のものには豆が入っていたが、食べてみると蜂蜜の甘さが勝ってしまい、どれも同じような味に感じてしまったのは、単に味覚音痴だからか?

食後のコーヒーもワゴンサービス。ここまでワゴンサービスで来るとは。

食後のドリンクもワゴンサービス

ワゴンの上には、食後酒が3種類と紅茶ポットにティーバッグとインスタントコーヒーの個食パック(笑)、それと珈琲の入ったポットに小菓子の皿が乗っていた。
ポットの珈琲は普通のドリップコーヒーということで、食い意地の張った私はトルコ珈琲を注文。もちろんワゴンの小菓子3種から2種をゲット。
トルコ珈琲は後で別のCAさんが持ってきてくれた。

トルコ珈琲と小菓子

いや、実に満足できた機内食だった。この時点で、直近3年間でのトップを獲得。
過去を遡れば、4年前のオーストリア航空のウィーン・成田線だが、昨年搭乗したら大幅にレベルダウンしていることは確認済み。今回も帰国便で利用するが、去年と同レベルを維持しているかが興味のあるところだ。


さて、こうやってブログ原稿をトルコ・ポップス(Bendeniz の Olsun というアルバムがインド料理店でよく見るポップスの乗りで気に入った)をBGMにして書いていると、食後2時間も経っていないうちに間食が出てきた。
メニューに載っている3品全部を一皿に乗せて、起きている方に配っている。

配られた間食

とても食べられるものではないので、ケーキだけ取ってサンドイッチとおにぎりはお返ししたが、むかし言われていた養豚場のようだ。(最近は、どこの航空会社でも量も質もかなり貧弱になっているので、養豚場にはならないと思う)

いつも欧州便では機内で寝ることは無く、到着2時間前の日本時間の夜10時に2回目(3回目?)の食事。選択肢はメインの3択だけとなるが、他社では軽い内容となるのが普通なのに、かなりヘビーな内容で出てきた。(というか、選んだ料理がヘビーだったというのが正しそうだ)

2食目最初のプレート

まずは、全員共通の前菜と付け合せ(?)の盛り合わせ。
なぜかデザートのチョコレートムースまで乗っていた。

アトランティックサーモン 新鮮な野菜とトマト

大きな皿は、アトランティックサーモン 新鮮な野菜とトマト Salmon Tartar with gardenfresh salad and tomato
色合いからしてサーモンという感じがしなかったのだが、食べてみてもサーモン7割とアジ3割という味わいで普通ではない。香草とサワークリームでトルコらしいアレンジになっていた。

Shephead Salad with Feta Cheese Haricot Beans in Olive oil

左は、フェタチーズ入りトルコ風サラダ Shephead Salad with Feta Cheese
ピクルスなんだが、やはりトルコだと味が違う。南欧のように酸味がきつくなく、香味野菜をアクセントにしたソフトな味わい。ビネガーを使う点が違うが、日本の浅漬けに近い味わいで美味しい。

右は、オリーブ油入り白インゲンマメ「ピラキ」 Haricot Beans in Olive oil
搭乗後、イスタンブールのホテルから即日アップしているので調査不足だが、これも西欧には無い味で好みだ。やはりトルコ料理の味付けというのは、西欧料理と中東料理の良いとこ取りをしている感じがする。アジアンテイストがある分だけ、日本人にもなじみやすいのだろう。

3択のメインは、1食目で食べ損ねた肉料理を選択
注文は前菜を食べ終えた人から順に受けていたので、早食いの私に有利だ(笑)

Grilled beef fillet sauteed leaf spinach and leek / gnocchi with cream sauce

グリルで焼いた牛肉ヒレ ソテーのホウレンソウとニラネギ クリームソース入りニョッキ
 Grilled beef fillet with sauteed leaf spinach and leek / gnocchi with cream sauce


写真では分かりづらいが、厚さ5センチぐらいある重量級。1食目は日本時間の昼食の時間帯だから、これが夕食という位置づけになると考えれば、これぐらいの重量級でも当たり前か。
肉はミディアムレアの焼き具合で柔らかく仕上がっていたが、なぜか1食目の付け合せと同じ。ちゃんとメニューにも明記されているのだから、選ぶ方が悪いといわれても仕方ない。

以上、想定以上に満足できたトルコ航空の成田=イスタンブール線。さすがにGW初日とあってビジネスクラスもビッシリ満席。ツアー客の一部までもが無償アップグレードされていたようだ。そんな方たちなら、この機内食を見てビジネスクラスの魅力を大いに感じたことと思うが、誤解してはいけない。
ビジネスクラスでもピンキリであることは、私のビジネスクラス機内食レビューを見れば分かるはずなので、くれぐれも自費でビジネスクラスに乗る場合は、路線と航空会社の選択を間違えないようにしていただきたい。

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング

テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

マルタ個人旅行 レンタカー&カーフェリー情報

滞在:2011/4/8 22:00~4/11 15:00
マルタ共和国は、英国統治時代が長かったことから日本と同じ左側通行だ。
通貨はユーロで公用語に英語も含むと、昨年ドライブしてきたアイルランド(☞ こちら)と同じだが、同じ島国のアイルランドと比べて国土は200分の1のわずか316km²という小さな国(人口は10分の1である41万人)だ。

この小さな島国にアイルランドよりも多い3つの世界遺産がある。
世界遺産好きの方にはマルタ島で発達している公共バスだけでも十分回ることが出来るが、人造物よりも自然派の私にとってはゴゾ島を外せない。ということで、初日の午前中にヴァレッタ等を歩き回った後、スリーマの中心にある営業所から2日間だけ借りてマルタ島からゴゾ島に向かうことにした。

ドライブルート by アイ・オー・データ機器「旅レコ」(GPSLOG)
▲アイ・オー・データ機器の「旅レコ」(GPSLOG 約7千円)で記録したドライブルート

HertzのWebサイトで表示される料金概算は税込48時間で€40.19と驚くほどの安さ。メキシコのように高い保険料が別かと思ったら、車両保険・盗難保険共に付いての価格だ。
ただ、ひとつ落とし穴があって、大抵の国では空港で借りた場合のみ空港税が加算されるが、マルタでは空港到着でも加算されてしまうことが現地で判明。これが€13.00とかなりのお値段。が、それにしても安い。心配した地図も無料で立派なものをくれたので一安心。ヴァレッタ周辺の土産物屋で€3.00~3.50で売っていたものと同水準。

どこの国でも街中を走るのは厄介だが、当地の市街地の道路はそれ以上に駐車場を見つけるのが大変。路上駐車できる場所も多いが、空いているスペースが見つからないのだ。

ヴァレッタ周辺 ゴゾ島・ヴィクトリア周辺
▲左:マルタ島の中心ヴァレッタ周辺、 右:ゴゾ島の中心ヴィクトリアに隣接する大城砦周辺

マルタ島とゴゾ島は距離にして約5Km。東京湾フェリーの久里浜・金谷間の約半分。航送料金は往復で€15.70と格安。
昨年の夏休みに出かけたポーランドでは無料というカーフェリーを体験したが(☞ こちら)、たった20分ほどの距離なのに、渡し船的なものではなく立派なカーフェリーだ。船内にはエレベーターまである。

マルタ島側の乗船待合場から見たフェリー船体 ゴゾ島の高台から見たフェリー航路
▲左:マルタ島側の乗船待合場から見たフェリー船体、 右:ゴゾ島の高台から見たフェリー航路

東京湾フェリーと違って24時間運航というのも凄い。運航会社であるGozo Channel Company Ltd.のWebサイトに運行ダイヤや運賃等が詳しく記されているが、ピーク時だと日中は45分間隔、深夜は1時間45分間隔で運行されている。日曜日のゴゾ島からの帰りは臨時便も多く出ていたので、ゴゾ島からマルタ島に戻れなくなるといったリスクは小さいだろう。

面白いのは料金の支払い方法。マルタ島からゴゾ島に向かう際は無料で、ゴゾ島からマルタ島に向かう場合に往復分を支払うことになる。故に、マルタ島側に料金を支払う窓口が存在しない。
この方式は、カナダのプリンス・エドワード島(Prince Edward Island/PEI)にもあったし(PEIでは料金の異なるフェリーと橋で採用していたので、どうやって精算するのか不思議だ!)、米国では都市を結ぶ有料橋やトンネル(例えばマンハッタン)で片方向のみの料金徴収というのが多くあるので、合理的と考えるべきだろう。
乗船手続きは、車検証を持って窓口に行くわけではなく、鹿児島の桜島フェリーのようにゲートで料金を支払うだけである。

借りた車 フェリー乗船券
▲左:借りた車(マルタ島側の乗船待合場所にて)、 右:フェリーの乗船券

マルタ島では日本と同じ様に休日の行楽渋滞に巻き込まれてしまったが、のどかなゴゾ島ではそんなこともない。
ただ、道路標識の少なさには参った。
せっかくタダで貰えた地図には道路番号がしっかり記されているのに、その番号を記した標識がまったく無いのだ。頼りになるのは地名だけだが、地名を記した標識自体もヴァレッタ周辺の幹線道路を除けば非常に少ない。ゴゾ島に至っては皆無に近い状況だ。
マルサルフォーンやシュレンディといった有名地に行く場合でも、建物の壁に打ち付けられた小さな行先表示板を頼りに行くしかないのだが、これも途中で見落としやすい。

マルタ島では、少し高台になっている場所を走ると海が見えるので、それを頼りに勘で走ることもしばしば。あと、最初に載せたGPSロガーの「旅レコ」が、常に進行方向を示してくれるのが助かった。この機器、予想以上に活躍してくれた。

田舎町の道路 ゴゾ島の道路はこういった眺めも楽しめる
▲左:田舎町の道路はこんな感じ、 右:ゴゾ島の道路はこういった眺めも楽しめる

街の入り口にある標識(ゴゾ島にて) ゴゾ島の教会(巡回バス停から)
▲左:街の入り口にある標識(ゴゾ島にて)、 右:ゴゾ島の教会(巡回バス停から)

その他の個別情報は、以下に箇条書きで記しておく。
  • マルタではヴァレッタ(Valletta)~スリーマ(Sliema)の一部を除いて駐車場は無料

  • ゴゾ島の中心ビクトリア(Victoria)は、バスターミナルに大きな駐車場がある

  • イムジーナ(Mdina)の主要道路沿いにある駐車場では、見るからに怪しげな身分証明証らしきカードを付けた係員風が駐車場代を取ろうとするので注意。小銭をジャラジャラやっていたので領収書を要求したら、諦めた。
    日曜日に出かけたが、片側通行しか出来ないトンネルをくぐった右側に臨時駐車場があった。

  • ゴゾ島の北部の海岸線を走る道は未舗装で3ナンバー車では通れないほどの狭い部分が多く、高低差も激しいので運転技術未熟者には厳しい。(ページ先頭のルートマップ参照)

  • レンタカーはもちろん、欧州では当たり前のマニュアル車。オートマ車があるかは不知。

  • ガソリン代は日本とほぼ同じ印象。€1.30/Lだった。

  • ガソリンスタンドが非常に少ないので、返却時には10Km位前の段階から見つけた段階で満タンにしておく。空港周辺では見つからなかった。



前述の通りマルタ島ではバスが非常に発達していて運賃も格安。ほとんどの地域に€0.47で行けるらしい。そのバスの車体もユニークで、マルタ島各方面に向かうヴァレッタのターミナルからには、色々な車体を一度に拝むことが出来る。

マルタのバスは色々あって楽しい マルタバスの色々
マルタバスの色々 マルタバスの色々

最後に、そのバスターミナルにあった屋台形式の店で食べたものをご紹介。(当初こちらに載せていた内容を移動&補完しています)

DATES KIOSK ナッツクリームコルネとデーツパイ

美味しそうなパイや菓子パン類を売る店ではナッツを表面に被せたクリームコルネ(€0.50)、もうひとつ、デーツパイだけを売っていた店。デーツの実をあんこのように潰してパイ生地で揚げたものが、ここで売っていたデーツパイ(€0.25)だ。

※日本では馴染みの無いデーツはナツメ椰子の実。欧米諸国の大きなスーパーなら、間違いなくパン売り場の近く、生菓子コーナーで半乾燥させたものを売っている。

さすがにコルネはの皮は湿気ていたが、中のクリームはこの値段では信じられないほど美味。
デーツは欧米諸国で時々買っているので知っているが、あんこのように潰して食べるのははじめて。でも、こちらはコルネの半額なりのお味で、イマイチだった。


in : 2011/4/8 成田[NRT 11:25→16:35 FRA]フランクフルト[19:15→21:50 MLA]マルタ
  by 全日空 S(Y)クラス、マルタ航空
out: 2011/4/11 マルタ[MLA 15:25-18:10 FRA]フランクフルト[20:45→15:00* NRT]成田
  by マルタ航空、全日空 S(Y)クラス



※2017/3/9 追記

ゴゾ島のアズール・ウインドウ [Azure Window](☞ Google Map)が強風と高波の影響で昨日崩壊したというニュースが飛び込んできた。
このブログでは写真紹介していなかったが、崩れる前の様子を追加しておこう。

Azure Windowアズール・ウインドウ

アズール・ウインドウ崩壊前
▲すでに左側に亀裂が入っていたので、崩れるのは時間の問題という感じだった

当時のボートツアー乗り場
▲混雑していた青の洞窟やアズール・ウインドウを巡るボートツアー(当時 €3.50)

テーマ : 海外レンタカー
ジャンル : 旅行

マルタ/ゴゾ島 マルサルフォーン(Marsalforn): La Trattoria

訪問:[2011/4/9 19:00]
評価点:総合★★★★★★★★★★サービス★★★★★雰囲気★★★★☆CP★★★★★
当ブログで今までに星5つを進呈した店は2軒しか無かった。
アンドラの Restaurant COMA と、フランスの La Table des Capucins だが、食べログでも744軒中26軒しか4.5点以上を付けていないのだから、滅多に高採点を付けていないことが分かると思う。

3日間マルタで食べ歩いた中では、味とサービス面で群を抜く内容。テラス席からの景色はいまひとつだが、店内の雰囲気は絵画などが飾られて高級感があるうえ、価格は極めてリーズナブルということで、9ヶ月ぶりの星5つを進呈することにした。

外観 テラス席

海の眺めイマイチだが、夕暮れ時とはいえまだ明るいので、写真撮影に適したテラス席に陣取ってメニューを眺めていると、本日のお勧めと地元で採れた魚介類を見せに来てくれた。

地元産の新鮮な魚介類

こういった物を見せられてしまうと、魚介料理を頼まざるを得ないだろう。
ということで、前菜に加えてメインは魚介類の盛り合わせをお願いすることにした。

ほどなく、マルタパンとマルタ産のバターが出てくる。

マルタパン マルタ産バター

そして出てきた皿がこちら。

アミューズ

ゴゾの前菜盛り合わせを頼んだつもりだったが、ちょっと違うなぁ、と思いつつもいただくことにしたが、ブルスケッタもオリーブも他店で食べたものと比べると味わいがあって美味しい。マリネ風に出してきたオリーブというのは初めて。

ブルスケッタ オリーブのマリネ

食べてから、事前に撮っておいたメニュー写真で内容を再確認すると、やはり違う。
そこで、食べ終わった皿を片づけに来た時に違う品だと伝えたら、これはサービスのアミューズだと言うではないか。フレンチならともかく、イタリアンでこういった形で出てきたのは初めてで驚いた。と同時に、メインまで完食できるか不安になってくる。

で、ようやく出てきた注文した、ゴゾ島の前菜盛り合わせ
Antipasto Gozitano(€5.50)
Crispy salad consisting local cheese, sundried tomatoes, olives, capers, with balsamic and extra vergin olive oil dressing
Antipasto Gozitano

サラダにはやや甘めのマイルドなバルサミコベースのドレッシング、そこにやはりマイルドな口当たりのドライトマトにオリーブ。ゴゾ名産らしい山羊のチーズと合わせていただくと、実に美味しい。

Antipasto Gozitano

頂上を占めているのは、どうみても硬めの豆腐。翌日の別の店(☞ こちら)でも同じものが出てきたので、日本の豆腐が当地でも食べられているようだ。本当に豆腐は世界あちこちで見るようになってきた。

サラダを美味しく片づけると、メインがなかなか出てこない。
既に外も暗くなって気温がどんどん下がり、長袖シャツ1枚で出かけたものだから、寒い。テラス席に夕方座るときは、羽織るものが必須。
そこにやってきたのが、フレンチでおなじみのグラニテ。これもサービスだと。



シャンパンとレモンのグラニテ、安っぽい味ではなく、間違いなく腕のあるシェフが作っもので美味しい。
でも、体が冷えている時に口直しのグラニテで、さすがに体に堪えたようだ。

Misto di Pesce(€18.00)
Mixed fish platter consisting of calamari, king prawns, shellfish and a dish fillet in season
Misto di Pesce

海老とアサリを少しつまんだ段階で、寒さに耐えきれなくなってその旨申し出ると、どうぞ室内にお入りくださいと親切に案内してくれた。サービス料を取るような店なら当然と思うが、サービス料を取らない店でこういった対応をしていただくと嬉しいものだ。

改めて、魚のソテーやタコ・烏賊などをいただくが、魚介の出汁の効いた白ワインベースのソースの出来が非常に良い。特に魚は観光地特有のいい加減な調理になりやすいが、新鮮さを現す弾力感を残した焼き加減で、シェフの腕が光っていた。

別皿で付いたメインの付け合せ野菜 店内の雰囲気

悲しい事に、最初に出てきた予想外のアミューズに加えて冷えた体がそれ以上を受け付けてくれず、半分ほど残ってしまったので、持ち帰り出来るかと尋ねると、快諾していただけた。ホント、色々な面でホスピタリティを感じさせられる。

シェフの腕にホールスタッフのホスピタリティ。泊まった4つ星ホテル(Calypso Hotel)の隣にあった店なので、どうせ観光客向けの普通の店だろうと期待はしていなかったものの、大当たりの店だった。

ゴゾ島自体が気に入ってしまっているので、たぶん10年以内に再訪することになると思う。
良い景色に良い人たち、そして美味しい料理。春のゴゾ島は、海外個人旅行をする方に、自信を持ってお勧めできる場所だと思う。

※参考:Diet Kinnei(€1.10)


※メニュー:前菜・パスタ・リゾットメイン・キッズメニュー

【店舗詳細情報】
店名:La Trattoria Restaurant & Wine Bar
電話:2155 6800
営業:11:00~15:00、18:30~23:00
定休:火曜日
住所:Marina Street, Marsalforn Bay, Gozo

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉙、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
丸数字:累計訪問回数

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