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オーストラリア.メルボルン:Beachcomber Cafe + ペンギン情報

訪問:[2010/12/24 15:40]
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★★
海辺のリゾートにあるレストランなど、たいていは労せず客を集めることができることから高くてレベルが低い。ところが、メルボルンの中心からわずか7Km、A$6.80の市内1日券を使ってトラムで20分ほどのところにあるこの「キルダビーチ(Kilda Beach)」に建つこの店は別格だった。

ビーチ内にある店の外観

ビーチ内にある建物は僅かであることから、おそらく公営の複合施設。他にレストラン2軒とスポーツ施設が入っていたが、ビルの中はテナント募集中の張り紙まであるので、そんなに流行っていない感じ。反対側の1軒はクリスマス休業、反対側2階にあるカフェは閑散としていた。

テラス席からの眺め

しかし、この店だけは満席状態。平日ランチは午後5時までと記されていたので、少し周辺を歩き回ってから入ってみたが、それでもテラス席は半分以上埋まっていた。

その「$25 Lunch Special」は、前菜(7択)・メイン(6択)・ドリンク(4択)」がセットになっている。ドリンクはアルコール飲料でもOKというのは当地では普通。私はお決まりの Diet Coke。

さて、なぜ時間を潰してまでこの店に入ったかというと、メニューが魅力的だったからだ。
前菜の選択肢に、1/2 doz oysters の文字。
日本でも同じだが、生牡蠣には目がないのだ。

1/2 doz oysters

1個あたり$2.50~$3.00が相場だからそれほど期待はしていなかったものの、鮮度といい質といい満足できるものが出てきたのには驚いた。
オーストラリアの牡蠣は、昨年秋のシドニー周辺ドライブで泊まった Nelson Bay の近くで食べた(☞ こちら )ものと比較できるが、種類は1つであるものの身がふっくらしているうえに、日本の牡蠣と違って本当に「海のミルク」といった味わいがあって旨い。これなら財布が許せばいくつでも食べられる。

牡蠣の残骸も参考のため
▲食べた後の牡蠣の貝殻を見れば、小ぶりながらも深さがあり真ん丸太った牡蠣であることが分かる

メインのチョイスは、Veal osso bucco served with risotto
イタリア料理のオッソブッコ。すなわち子牛のすね肉の煮込みにリゾットも付くというので躊躇なく決定。というのも、オーストラリアのイタリア料理の水準はかなり高いことを過去の経験から知っているからだ。

Veal osso bucco served with risotto

Veal osso bucco served with risotto

反対側から撮った写真を見ると、日本と比べてボリュームたっぷりというのも分かる。
お味の方も、価格からみれば優秀。特にリゾットの米は、このレベルのレストランでも日本の水準の低さを感じさせられる出来で満足。(味付けだけは、やや粗末な印象だったのが残念)


※メニュー: $25 Lunch Special(A$25≒2160円) ←クリック

【店舗詳細情報】
店名:Beachcomber Cafe
電話:(03)9593-8233
住所:The St Kilda Sea Baths Shop 9, 10-18 Jacka Blvd, St Kilda 3180 Melbourne

大きな地図で見る



さて、このセントキルダビーチ(St Kilda Beach)に関しては、ガイドブックに載っていないもうひとつ情報を発信しなければならない。野生動物保護地域に指定されている「セント・キルダ防波堤」、この店から見える海に伸びる橋を500mほど渡った先にある。

入口にあるペンギン案内標識 入口にあるペンギン案内版

防波堤の入口にはペンギンの注意標識と案内板。その先のボードウオーク側の岩場にペンギンが潜んでいるのだ。まさかメルボルン市内中心部からトラムで行ける場所に、ツアーではお決まりの撮影禁止や接近禁止などまったくないペンギンに会える場所があるとは知らなかった。

整備されたボードウオーク ボードウオーク側の岩場を注意しながら探してみよう!

このボードウオークの整備は、姉妹都市である愛知県大府市の募金によって行われたとの案内板が岩場に貼り付けられていたが、その周辺が要注意箇所。

大府市の募金によって整備されたとの案内板

岩場の穴をよく見てみよう。
左の写真は親鳥、右の写真は暗くて見難いが、ペンギンの雛が何羽か元気にくちばしを動かしているのが見えた。

ペンギンの親鳥 こんな岩場の間にペンギンの雛が隠れている(暗すぎて写真では撮れなかった)

最初に紹介したような看板、例えばクジラが見えるとか○○がいるとかというのは目にするが、実際に見ることができたのはおそらく初めて。周囲の人たちも騒いでいる気配はなく、いて当たり前という接し方で、たまたま居合わせた人がここにいると教えてくれたおかげで見ることができたのだ。

メルボルン市内でありながら、無料でペンギンを見れる場所。もちろん写真撮影も可能(フラッシュ不可は常識)で、何の囲いもないのだから驚きだった。 (運は必要かもしれない・・)
100Kmほど離れた島に住むペンギンを見に行くツアーは有名だが、こんなひっそり暮らしているペンギンを見るのも旅の楽しみではないだろうか。

ちなみに、私のトレードマークであるペンギン標識、実はどこで撮ったのか覚えていないのだ。
ペンギンツアーでおなじみのフィリップ島に行った記憶はなく、アデレードかメルボルンで借りたレンタカーで走っているときに通ったどこかの街の沖合に浮かぶ橋で渡れる小島にあったことだけは記憶している。確かその橋に線路が敷かれていて馬車(だったと思う)で渡ることができたと記憶しているのだが・・

※おまけのペンギン情報
この旅ではタスマニアの東海岸、Bicheno という街でもツアーではない自然体でペンギン約20匹を見ることができた。(☞ こちら
もちろん撮影も可能(暗くて厳しいけど・・)だし、最接近で約1メートルまで向こうが勝手に近寄ってきた。
特にペンギン目当てではなかったが、結果的にペンギン好きにはたまらない旅となった。

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

ビジネスクラス機内食.シンガポール航空:シンガポール⇒メルボルン

搭乗:[2010/12/23 SQ837便]
評価点:総合★★★★☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
シンガポールからメルボルンは夜行便。
空港ラウンジは、シンガポール航空独自の「SilverKris Lounge」
スターアライアンスのゴールドメンバーという資格だけでは使えないので初めて利用できたが、普段利用しているスタアラ供用ラウンジとは食事の内容が全然違う。フードカウンターがとてつもなく広く、温かい料理だけでも10種類以上もある。あまり食べると機内食が厳しくなるので、とりあえず皿に盛れるものだけを全部盛ってみた。おかゆやスープ、寿司や蕎麦、パン類はパスし、サラダとチーズ・フルーツは少しだけ別盛。

T3 Sylver Kris Loungeの雰囲気 T3 Sylver Kris Loungeのフードコーナー
温かい料理のうち皿に盛れるもの全部

過去最高だったポルトガル航空のリスボン空港ラウンジ(☞ こちら)と比べると、種類では勝っているものの、質ではやや落ちる印象なので、どちらが上かというとデザイン的に優れているリスボンの勝ちと思うが、満足度に差はほとんど無い。

搭乗すると、まずはウエルカムドリンク。このサービスがあると、早めに搭乗する価値がある。
夜行便とあって、食事は到着2時間前も選べる。前日は始発電車で羽田に向かったので睡眠不足とあって、到着前でお願いした。実質4種類のメニューから事前に指定しておくのだが、朝食メニューとあって全体的に軽い感じだ。「肉」「魚」「アメリカン」「コンチネンタル」「点心」が選択肢。

テーブルセッティングが終わると、最初は全メニュー共通のフルーツ。

朝食の最初はフルーツ

ドリンクはカプチーノをお願いした。
上海→シンガポール線(☞ こちら)でも書いたが、こういった飲み物を頼めるのも嬉しい。ANAはホントに飲まない人への配慮が無いと思う。

カプチーノ クロワッサン

パンはもちろん選択可能。朝なのでクロワッサンをお願いした。
メインは朝食らしからぬ魚料理から「Oven roast black cod served with lobster sauce, stewed vegitables and olive oil coated fingerling potato」を選んだ。点心も魅力的だったが、ロブスターソースに惹かれてしまった。

Oven roast black cod served with lobster sauce

魚の質は良かったが、期待のロブスターソースはエコノミークラスで出てくるレベルでダメ。深夜運航便という特性から、重量級の料理を出しても受け入れられないだからだろうし、ほかの選択肢と大きな差を出すわけにもいかないからだろう。トータルで見ればANAよりは良いもののベストではないな、という感想だ。
帰りの便は昼行便で食事が2回出るようなので、そちらに期待することにしたい。


※オーストラリアのマクドナルドは Free Wi-Fi(☞ 参考)と宣伝していたが、メルボルンの Swanston & Lonsdale St.店では、転送量50MBまでの制約だけでなくYahoo Japan Mailも繋がらなかった。アクセスログを取る仕掛けを持った愛読しているブログサイトもだめ。ぜんぜん使えない。
宿泊したホテル(Crowne Plaza Melbourne)からの接続も、シビアな容量制限がある上に滅茶苦茶高い。(Business Centerは無料開放だったので、Web Mailでのチェックは出来たが・・)
メルボルン空港は Free Wi-Fi を提供しているものの、DNSがおかしいのか一切アクセスできなかった。昨年来た時にも苦労したが、オーストラリアはネット後進国だと思う。というか、観光客から取れるお金は徹底して吸い上げようというお国柄という気がした。(この後の記事で多少触れることになると思う)

テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

ビジネスクラス機内食.シンガポール航空:上海⇒シンガポール

搭乗:[2010/12/23 SQ831便]
評価点:総合★★★★★★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★☆
上海でシンガポール航空に乗り継ぎ。
みなさんご存じのとおり、航空会社ランキングのトップを何度も受賞している航空会社だが、エコノミークラスに関しては、他社を凌駕する内容という印象は持っていなかった。しかし、水準の低かった全日空の後に乗ってしまうと、雲泥の差であることを実感。全日空だって、米国系航空会社と比べれば十分水準は高いと思うのだが、同じアジアの航空会社と比較すると、その立場はかなり怪しい雰囲気だ。

空港ラウンジは上海航空のもので、成田のANAに比べると充実しているものの、質が伴っていない感じ。

上海航空のラウンジ食
上海航空のラウンジ食

搭乗時間になり、ワクワクしながら乗り込むと広い空間のある一番前の席だった。関空からの全日空も同じように一番前の席だったが、この段階で雲泥の差を感じる。シートもゆったりとしたソファー仕様で快適。

広い空間で快適 離陸前のウエルカムドリンク
▲左:一番前の席の空間の広さ  右;ウエルカムドリンク(隣席の人の分も合わせて)

席に着けば、当然ながらウエルカムドリンクのサービス。大した手間でもないのに、なぜ日本の航空会社はこのサービスを省略するのだろう?
飛行機が動き出して、滑走路に向かっている途中まで楽しめるし、トマトジュースを選んだら、パックからそのまま注いだものではなく、カクテル風にアレンジしてあった。やはり、水準がぜんぜん違う。

離陸前にファーストドリンクの注文を聞きに来た。全日空には無いメニュー冊子を見ると、ドリンクの種類も豊富。こういったメニューを見てしまうと、飲めないくせにカクテルを頼みたくなってしまう。
エコノミークラスでも飲めるシンガポール名物の「Singapore Sling」は前に試しているので、「Silver Kris Sling」を頼んでみた。要はシンガポール航空オリジナルカクテル。

ファーストドリンクとつまみのナッツ

離陸後、アメニティー(靴下の類と安眠マスク)の配布と同時に、ファーストドリンクとナッツ。
ナッツは無くなると追加を持ってきてくれる。さすがだ。
この段階で、4種類あるメイン料理の注文を受け付け。

しばらくして、テーブルセッティング。真っ白なテーブルクロスだ。
前菜とナプキンやカトラリー一式は、トレイに乗ってやってきた。トレイにも真っ白なナプキンをかぶせてあるので、テーブルに敷いたナプキンと合わせて皿を二重に重ねて出している感じで良い

前菜とテーブルセッティング

パンは欧州系の航空会社のように、バスケットに入れて持ってきてくれるので、自由に選べる。
他社の良いところを積極的に取り入れようとしているのだろうか。(ANAは他社の悪いところを真似ている!)

パンはバスケットから自由に選べる

前菜の選択肢はなく「Marinated scallops with corn salad」とメニューに書かれている。

前菜

ホタテは軽くスモークしてあり、レモンとハーブで決めたドレッシングがかかっている。
コーンは生! 日本では見かけないなぁ。
残念ながら、お味のほうは埼玉フレンチでこだわり野菜に慣れているせいか、いまいちな感じ。

メインは「Exclusively created by Zhu Jun of Jade Garden Restaurant, Shanghai」と解説されているおすすめマークの付いていた
Beef fillet in barbecue sauce, fried fish in wasabi sauce, ling cabbage with ham and fried rice
をチョイス。上海のレストランのお味を楽しめるというわけだ。

メインプレート

BBQソースは、やっぱり中華味。牛肉をそのソースの中で柔らかく煮込んだもので大和煮に近い味わいだが、なかなか美味しい。2種類の部位が入っていたのは偶然か?
チコリ風の小さな白菜の煮込みも金華ハムの出汁がきいて美味しい。
白身魚のフリットにたっぷりかかっているのはメニューには山葵ソースとあるが、ちょっと違う感じ。
で、期待の炒飯はオイル控えめ塩も控えめのヘルシーな味わいだった。

アイスクリーム

デザートはアイスクリーム。
昔よく食べたエスキモーアイスクリーム(パイのようにチョコと合わせて重ねたもので、商品名は失念)のようなもの。チョコかバニラ(?)の選択。

フルーツとチーズ

デザート第二弾は、フルーツかチーズとのことで、食い意地が張っているので両方で。
フルーツは自分で選べるが、パインはパック入り、ぶどうとバナナはそのまま行けるので良いとして、ほかに柿と梨が丸ごと1個ある。これを選ぶと、自分でナイフで皮むきしなければならないようだ。

そして最後はコーヒーで〆。オーストリア航空ほどではないが、3種の豆の選択から6種の淹れ方を指定できる。もちろん小菓子としてプラリネチョコレートが付く。

料理の説明が中心だったが、実はサービスも素晴らしいのだ。サービスに関しては文句なく過去最高。
日本のような過剰すぎる機械的なサービスではなく、温かさを感じるスマートなサービス。フレンチなら、全日空は家庭的なサービスをファミレス仕様にした感じ、シンガポール航空は家庭的なサービスをグランメゾンのような一流仕様にしたという感じだ。個人差がほとんど無いというのも、ここまで教育できるのかと感動したものだ。

ホント、最高ランクにふさわしい内容で大満足。この後3回乗ることになるが、非常に楽しみだ。

航空会社の競争は激しくなっていると思うが、北米に倣って経費削減に走る全日空(JALは倒産企業だから仕方ない)には、内向きの経費削減ではなく顧客に向いた企業努力をしてほしいと、声を大にして言いたい。どうもANAの発する顧客向けサービス改善の内容を見ていると、勝手に自己満足しているきらいがあるように思えるのだ。

※シンガポールのラウンジで搭乗前に突貫仕上げしたため、見直ししていません。
後で修正を加えることになると思います。

テーマ : ビジネスクラス機内食
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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
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価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
9月:リトアニアポーランド
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
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