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スペインの古城ホテル: Parador de Zafra(Alcázar de los Duques de Feria)

訪問2016/11/20~21 (Room Type: Junior Suite、2食付2名分 €151.20、Rate: Gastro Package Amigos
食事: 総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★★☆☆
宿泊: 総合5.0、予約個室5.0、建物全体4.5、サービス4.5、CP5.0
今回2か所目の古城ホテルは、公式サイトによると Majestuoso Castillo del siglo XV(15世紀の壮大な城)だというポルトガル国境に近いスペインのサフラ[Zafra]にあるパラドール。
正式名称は「Alcázar de los Duques de Feria」、つまり要塞城のホテルだ。

Parador de Zafra

【CONTENTS】
直営レストランのディナー
朝食の内容
泊まった部屋(No.106/Junior Suite Room)の内部写真
上記以外のパラドールの写真

古城タイプのパラドールのほとんどは訪問済だが(☞ パラドール訪問リスト)、このパラドールはポルトガルのリスボンから向かった方が行きやすいことから、2年前のGW旅行では訪問を見送っていた。

1泊2食付のジュニアスイートがパラドールの会員価格で2人で151.20ユーロと激安だったことから、部屋に関してはそれほど期待していなかったのだが、ジュニアスイートというより立派なスイートルームだったうえに、入口側の母屋にある部屋で雰囲気面でも期待以上だった。
パラドールは、内部を現代風に作り変えてしまっている事が多いので、古いまま残してあるのは貴重だ。

バル会員特典のドリンクとおつまみ

チェックインした後は、ランチをいただきに街に出向いて Lacasabar でタパスを堪能し、城に戻ってきてから AMIGOS会員特典であるウエルカムドリンクを館内のバルでいただいた。

今年のGWに泊まったパラドールではおつまみが一切出てこなかったが、ここでは自家製(?)ポテチが付いてきた。
タダタパ(ドリンク注文で無料で付くタパスの俗称)が出てくる地域とそうでない地域があるのと同じで、パラドール内でも統一仕様にはなっていないようだ。
 



夕食は20:30からの営業。さすがスペイン時間だ。
今回は、2食付の会員向けパッケージである Gastro Package Amigos で泊まっているので、定価だと28ユーロの秋のメニュー「Menú de Otoño | Autumn Menu」と題したプリフィックスコースからの選択となる。
前菜(6択)、メイン(4択)、デザート(5択)と、パラドールの季節のコースは選択肢が豊富だ。

テーブルセッティングアミューズと食前酒

選択を終えると、アミューズといっしょに食前酒が出てきた。
パラドール独自の少し高めの特別コースが設定されている時は、ワインがセットされていることもあるが、通常コースでアルコールが出てきたのは恐らく初めて。地元のワインだそうで、ちょっと癖のわる味わい。もちろん私は味見程度しか出来ないので、いつものように家内に飲んでもらおうとしたら、飲めないと断られてしまった。

アミューズは、串刺しピクルス。スーパーで安く売っている瓶に入っているものだ。
食前酒を付けるよりも、アミューズの水準を上げてほしいなぁと思うのは、飲めない私だからだろうか。



いつも通り炭酸水をお願いしたら、氷とレモンも出てきた。パラドール以外でも、こんなサービスは初めて!
料理の水準の低さをサービスでカバーする姿勢?

Caldo de puchero
Caldo de puchero al aroma de Jerez
Stew broth flavored with sherry


肉は食べたくないという家内が選んだ前菜は、シェリー酒風味のスープ。
一口味見したが、ぜんぜん美味しくない。
ブロードとかコンソメをイメージしていたみたいだが、シェリー酒効かせすぎ。

Zorongollo con presa ibérica
Zorongollo con presa ibérica en escabeche
Red peppers with iberian pork pickled


それに対して、私が選んだイベリコ豚は、同じ選択肢の料理とは思えないほど豪華で量もたっぷり。
この Zorongollo という料理は、イベリコ豚がメインでは無くて、赤パプリカのソテーがメインみたいだ。

Zorongollo

中央の玉葱スライスを除けて、パプリカをアップした写真がこちら。
スペインやイタリアの焼いたパプリカのマリネは大好物なので、モロ私好み。
肩ロース風に見えるイベリコ豚のスライスは、予想外に淡白なだけで、無くても良いぐらい。

Suprema de salmón al cava
Suprema de salmón al cava con almendras
Salmon with cava sauce and almonds


メインから家内が選んだのは、アーモンドの文字に釣られてサーモン。
ホント、アーモンド好きなのだ。(今回もスペイン土産にテュロン[turrón]というアーモンド含有率の高いヌガー状のお菓子を大量に買っている)

これも味見したが、平凡なクリームソース。
カヴァの風味はそれほど感じなかったし、アーモンドは粒々のトッピングだけ。昨晩のデザートと同じパターンだ。

Caldereta de cordero al estilo de los pastores
Caldereta de cordero al estilo de los pastores con patatas
Lamb stew with potatoes


私は相変わらずラムをチョイス。
ラムシチューにポテト付とあったので予想していたが、本当に予想通りの皿が出てきた。
中東風というか東欧風を期待していたが、アメリカ料理的なグレービーソースでの煮込み。
芋も含めて美味しくない。

Tarta de nuestro obrador
Tarta de nuestro obrador
Cake of the house


いつもは無難な選択しかしない家内が、今回も冒険して選んだデザート。
中央の揚げ菓子は良く見るものだし、左の揚げ菓子も普通に見かけるもの。右はチョコレート。

Milhojas de manzana y nataMilhojas de manzana y nataの中身
Milhojas de manzana y nata
Apple strudel and cream


私は、チロル地方周辺でよく食べているアップルストゥリューデル(例:Restaurant Tibet Hütte)を選んだつもりだったが、出てきた皿はストゥリューデルではなくて、パイサンドだった。
中身を見ての通り、小さな角切りの煮リンゴをホイップクリームに混ぜてパイ生地に挟んだだけ。

値段が安いので悪い印象は無いものの、ここでは高額なアラカルトは避けた方が良さそうな感じだ。

※メニュー:コース(英語版)前菜(英語版)メイン(英語版)デザートスペシャリテ・軽食ワイン

【パラドール直営レストラン詳細情報】
名称:Parador de Zafra
電話:924 554 540
営業:13:30~16:00、20:30~23:00
住所:Plaza Corazón de María 7, 06300 Zafra Badajoz
GPS:38.424173, -6.417043 (☞ Bing Map


宿泊した古城ホテル・シャトーホテル
 

朝食は、安いパラドールらしく低水準。
ザーダ)の方が、こと朝食に関しては水準が高いだろう。(オフシーズンを除く


▲朝食のビュッフェ台(全体的にクオリティ低め)


▲めぼしい物を取ってきた皿


▲パンは低水準(スーパーで袋入りで売っている水準)、フルーツも今一つ

 

【泊まった部屋(No.106/Junior Suite Room)の内部写真】

▲左:独立したリビングルーム  右:その横にミニルーム


▲ベッドルームにも応接セットがある


▲左:ベッドルームのデスク  右:バスルームも広い


▲洗面所といつものスイートルーム用アメニティ
 

【上記以外のパラドールの写真】


▲左:配置図  右:一般客室は、こちらの建物になる


▲左:中庭部分  右:2階から塔を拝む(中庭を覆う雨よけシートが邪魔!)










テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

スペインの古城ホテル:Parador de Cardona(カルドナ城[Castell de Cardona])

訪問:2016/5/2~3 (Room Type: SUITE(No.401)、€246.40/2名2食付)
評価:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★★☆
宿泊:総合3.5、予約個室3.0、建物全体4.0、サービス3.0、CP3.0
カルドナ城全景

スペイン本土2日目は、ヴィック [Vic]の街を歩いてから、家内にとっての最大の楽しみだったカルドナの古城パラドールに移動。


▲今日のルート実績(by GPS Track Recorder)

古城ホテルはカテゴリを分けて登録しているので(☞ 宿泊した古城ホテル・シャトーホテル一覧)、いつものように宿の詳細と合わせて紹介したいと思う。

【インデックス】
直営レストランのディナー
朝食の紹介
泊まった部屋の写真
パラドールの外部&内部写真
カルドナ城[Castell de Cardona]の風景
カルドナ[Cardona] の風景
訪問したパラドール一覧

毎度の楽しみであるパラドール会員(Amigos)特典の無料ドリンクには、昨日のParador de Vic-Sauと同様に、おつまみ無しだった。
ここのところ、おつまみ無しのケースが増えているので、パラドール全体の方針変更かも?

※バーメニュー:ドリンク・軽食・デザートアルコール
  
待合室店内の雰囲気

ディナー開始は20:00から。スペイン標準よりは早いものの、マヨルカ島での18:30開始に慣れてしまっているので、この開始時間は辛い。
時間通りに行ったものの、準備が出来ていないから手前の待合室(バーコーナーがないので、ウエイティングバーではない)で待っているようにと指示されてしまった。前夜も表示上は20:00から営業と書いてあったのに、予約は20:15からしか受けてくれなかったので、やっぱり21:00ぐらいに予約するのが妥当なのかも?

今回は、会員専用の「GASTRO PACKAGE AMIGOS」という2食付料金で予約しておいたので、アラカルトから自由に選べる30ユーロの3皿コースがデフォルト。こちらのパラドールにも郷土料理コース(€40.00;2食付料金からは€10.00加算で選択可能)があったが、昨晩と内容が被る上に固定メニューの内容に魅力を感じず、プリフィックスの3皿コース「Spring-Summer Menu」のままでお願いした。

パンの選択パン

塩胡椒にオリーブオイルは、前夜と同様に事前にセッティングされている。
オリーブオイルの瓶は、やはり前夜と同じパラドールのロゴ入りのもの。

パンは、4種類からの選択。お味は、普通かな。
温められていて、バターがあれば美味しそうなんだけど・・

アミューズ

アミューズは、揚げ餃子というか、インド料理のサモサみたいなものが出てきた。(写真は2人分)

アミューズの断面オリーブ

断面を見ての通り、具材は少し甘くした人参のペーストという感じ。
さっくりした食感からも、やっぱりサモサそっくりだ。

そうそう、アミューズに欠かせないオリーブも出てきている。
実が割れている状態で出てくるオリーブは、自家製の可能性が高いと思うのだが、残念ながら普通の酸っぱいオリーブ。
ニンニクのピクルスも入っていたが、ニンニクの方が断然美味しかった。

Teririna de perdiz
Teririna de perdiz y manzana reineta con reducción de miel y vino tinto
Terrine of partridge and apple with honey and red wone reduction


前菜は12種類からのチョイスだが、うち4種類はハーフポーションで2種選択可能のマークが付いていた。
パラドールのメニューは、こんな配慮があるところが嬉しい。(すべてのパラドールで採用されているわけではない)

このケースでは、家内と種類を楽しもうと攻めるのがいつものパターン。
ということで、最初の1皿目は私が選んだ肉のテリーヌ。(メニューでは山鶉であるという認識はできていない)

山鶉のテリーヌのアップ

レバーのような色をしているが、もちろん内臓は入っているとは思うものの、赤ワインの色の方が強い感じ。
それだけ、肉本来の味というよりはワインの味が多く混ざっていて、肉のテリーヌとしては微妙な味わいだった。

パテのお供のトースト

それにしても、たった1枚のパテ(テリーヌ)に、山盛りのスライストーストが出てきたのにはビックリ。
どちらかと言うと、先に確保していたパンよりもこちらの方が美味しかったので、結構いただいてしまった。

Croquetas caseras de jamón de cebo
Croquetas caseras de jamón de cebo
Ham croquettes of the house


家内のチョイスは、いつものハムのスペインコロッケ。
小型ながらも、ハーフポーションで5個とは太っ腹。他の皿も含めて、過去経験したパラドールの前菜ハーフポーションとしては、お腹にたまるボリュームだ。

断面写真はサイズの問題から次に載せるが、極めてオーソドックスなお味だったが、やや芋が多めという印象。

Crema de zanahoriasコロッケの断面
左:Crema de zanahorias, huevo escalfado y esencia de naranja con almendra
 Carrots cream, poached egg and orange essence with almonds


私の2皿目は、人参のポタージュだった。もちろんスープという認識がなかったので、こういう書き方になる。
最初に、皿の上にシリアルみたいなフレーク状のものとアーモンドスライスと半熟卵だけが乗っていて、後からスープを注ぎ足してくれるというパフォーマンス付。

お味の方は、残念かな。水っぽくて、人参の味がぼけてしまっていた。

もう1品、家内が選んだSalmorejo con huevo duro e ibérico(Salmorejo with hard-boiled eggs and iberian ham)があったのだが、なぜか写真の取り忘れ。
スープのパフォーマンスに気を取られてしまったみたいだ。

Pintada rellena
Pintada rellena y asada en su jugo con estofado de setas y frutos secos
Stuffed guinea fowl and roasted in their own juice with stew mushrooms and dried nuts


家内が選んだメインは、ホロホロ鳥の詰め物。
日本でおなじみのチキンロールを一回り大きくしたような感じの皿が出てきた。

ホロホロ鳥の断面

断面写真を見ると、なかなか分厚い皮の脂身がロールチキンとは違うところ。
中の詰物は、やっぱり内臓系が入っているとのことで半分ずつ皿を交換して食べることになったが、フレンチでもおなじみの食材となると、どうしてもフランス料理屋で食べるものと比較になってしまう。

つまり、ソースが事実上無いだけに、あまりぱっとした感じのしない皿だ。
翻訳ベースでは肉汁を使っているように書かれているが、肉汁だけではソースには力不足ということ。

Presa de cerdo ibérico a la miel
Presa de cerdo ibérico a la miel con rissoto de queso Idiazabal
Loin Iberian pork to honey and risotto of Idiazabal cheese


私が選んだのは、イベリコ豚のロースとチーズリゾットの組み合わせ。
リゾットに使われているイディアサバルチーズ(☞ wiki)は、バスク地方の羊のチーズだそうで、家内が味見で一口食べただけでダメと判断したのは正解だった。私には羊のチーズだなんて微塵も感じないのだから不思議だ。

肉は蒸した後にローストした感じで柔らかだが、少し出汁の抜けた水っぽさを感じる味わい。蒸したのではなく、塩ゆでしてあるのかも?
蜂蜜ソースも、やっぱり出汁不足で豚肉を引き立てるには力不足だった。

Watermelon soup
Watermelon soup with melon, banana ice cream and passion fruits pearls

デザートは、メインが終わった段階で提示された別メニューからのチョイス。チーズも含めて8種類から選択できるが、どうも選択したくなるものが存在しない。
お互い悩んで、家内が選んだのがスイカのスープだが、撃沈だったみたい。
3日前にマヨルカ島の5つ星ホテルの朝食で出てきた、高品質のフルーツの味を覚えているのでなおさらだ。

Saint George tart
Saint George tart with and almond filleted and mint emulsion

私は、内容が分からないもののタルトだということで選んだこちら。
どこがタルトなんだか意味不明のデザートで、私も撃沈。

※メニュー:アラカルト(英語版)伝統料理コース(英語版)デザート専用ドリンク①
  
*****
2食付で予約したので、朝食も紹介しておく。




私が盛ってきた皿。興味のある料理を全部盛ってきた。



家内は控えめ。私が盛ってきた皿から、少し味見もしている。



デザートは、ディナーと比べれば貧弱。(種類が少ないという意味だが、何種類でも取れるので貧弱ではない?)
ただし、パン扱いでカステラ系のものは多くある。

パラドールの朝食としては過去1・2を争う品揃えだったが、いつも困るのは、朝食を食べてしまうと昼抜きになってしまうこと。この日は夜もレストランに行く気が起きず、バルだけになってしまった。

【パラドール詳細情報】
名称Parador de Cardona
電話:948 740 000
住所:Castell de Cardona, s/n Cardona, 08261 Barcelona
GPS:41.914210, 1.685504 (☞ Google MapBing Map
 

【泊まった部屋(No.401)の写真】(☞ 強気のルームサービス料金
眺めは伐採された森林跡だし、別部屋が実質無かったのでスイートルームという表示も問題があり、お勧めできないだろう。







▲部屋からの眺めもイマイチ。遠くにモンセラット[Montserrat]が見える。
 

【パラドールの外部&内部写真】(☞ 城内配置図
外観こそ立派な城だが、内部も含めて歴史観が乏しく最近再建された感じがよく出ている城だった。
そういった意味でも、純粋な古城ホテル目当ての方には、期待を裏切る可能性があると思う。
ある意味、アラルコン城のパラドールと共通点があるが、規模が大きい分だけCPや食事の面では満足感が高かったのは事実だ。








▲左:この坂を上がれば  右:パラドールの入口
 

【カルドナ城[Castell de Cardona] の風景】(入城無料)
外観写真掲示構成図城の説明掲示オリジナルの城の説明掲示塔の説明掲示










 

【カルドナ[Cardona] の風景】

▲城から見た街の全体。左側の白い平坦な部分が塩田らしい


▲その塩田(岩塩採掘所)をアップ。右端にタワーが見えるが、そこから採掘所ツアーが出ている。


▲教会はそこそこ大きい


▲左:役場(?)  右:役場前広場から教会と城が拝める

テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

スペイン/ヴィック(ビック)[Vic]:Restaurante El Mirador(Parador de Vic-Sau)

訪問:2016/5/1 20:15
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
マヨルカ島からバルセロナに戻り、ここから改めてレンタカーを借りてピレネー山脈周辺をうろつこうというのが、今回の旅の後半部分。家内が行きたがっていた古城パラドールだけ予約しておいたが、それ以外はマヨルカ島と同様に前日または当日予約で、天気を見ながら行先を決めようというスタンスだ。

Parador de Vic-Sau部屋からの朝の景色

空港から向かったのは、バルセロナから近郊電車でも手軽に行くことが出来るヴィック [Vic]。(☞ 今日のルート(バルセロナからの分のみ)

街の雰囲気も良いらしいが、目指すは郊外のダム湖を見下ろす立地に建つスペイン国営ホテルのパラドールだ。
貯まっていたパラドールのポイント(Amigos会員)で無料で泊まれると知り、マヨルカ島滞在中に予約を入れておいた。パラドールに特典で泊まるのは2度目だが、今回も眺めの良い部屋を確保してくれていた。

もちろん、無料宿泊でもAmigos会員特典である2人分の無料ドリンク券をくれる。上級会員に同様のサービスがあるIHGやアコー系は2人で泊まっても1人分しかくれないが、Amigosは平会員でもドリンクサービスがあるのだ。
他に会員専用の割引レート等もあるので、パラドールに泊まる予定のある方は事前に会員登録しておき、パラドール公式サイトから予約することをお勧めする。

レストランの雰囲気オリジナルのオリーブオイル

ヴィックは比較的大きな街だが、パラドールは中心部から15Km離れている、周辺に民家の無い1軒宿。
マイカーやレンタカーがあっても、街まで出て食事をしようという気になれないような立地だが、カフェやレストランから人工湖の景色を楽しめるとあって、意外に外から食べに来る方も多いようだ。

お願いしたのは、2名からと注記のあった地元の伝統料理コース「Menu Tradiconal de VIC(€33.00)」。
ワインと水と珈琲が付くと記してあるが、○○は要るかと聞いてくるところはスペインの慣習だろうか?
メニューをしっかり記憶しておかないと、有料だと思って頼み損ねるので注意が必要だ。(ケチな私だけ?)

パン

いつものようにパンが出てきたが、テーブルのオリーブオイルと同様に、パラドールの名前の入った袋詰めのパンの類(インド料理のパパドみたいなもの)が出てきたのは初めて。
オリーブオイルも含めて、今年のパラドールは、これが標準になるのかな?

アミューズ

アミューズは、サラミ乗せパン・コン・トマテ。
サラミに隠れて見えないが、パンに塗ってあるトマトペーストが美味しい。

Embutidos catalanes de Osona
Coca del Mossen con tomaquet
Embutidos catalanes de Osona y Coca del Mossen con tomaquet
Osona cold sausages and "Coca del Mossen"(local bread) with tomato


前菜は、ご当地(Osona)のハムやソーセージの盛り合わせ。
ご当地のパンらしい「Coca del Mossen」というパンをトーストしたものには、半分にカットしたミディトマトとニンニクが付いていたが、ニンニクは半分にカットしてパンに塗りつけていただくという事を前回習ったものの、このトマトはどうやって使うのだろうか? まさか断面側をパンに塗りつけて(無理!)、アミューズでも出てきているハム乗せパン・コン・トマテを作っていただくとか?

あまり英語が通じなかったし、ホール担当が2名だけでテンパっていたので聞くのは断念して、結局トマトはそのままいただき、ニンニクを塗ったパンの上にハムを乗せていただくことになってしまった。
パンは美味しいので、ニンニクを塗らずに食べた方が良かったかも?

前菜はワゴンで

実は、先にスープやコロッケの乗った前菜がワゴンで出てきていたのだが、もう1品忘れていたので待っていてくれと制止されていた。ハム類とパンを片付けたものの、いつまでたってもワゴン側の皿をメインテーブルに置いてくれず、諦めて各自でテーブルに移動させたのだが、実はこのコース、大皿料理のアプローチだったのかもしれない。(後で出てくるメイン料理で気づいた)

ワゴン側の前菜を1品ずつ見て行こう。

Escalibada con anchoa
Escalibada con anchoa, huevo duro y arbequinas
"Escalivada" Grilled vegetables with anchovies, hard-boiled egg and olives


まずは「Escalivada」という野菜のグリル。
グリルした茄子やズッキーニ(?)をセルクルの中に詰め込み、加熱した後にパプリカとトマトのソースを被せてアンチョビをトッピング。アンチョビを乗せなければ、お隣フランスのラタトゥーユの変形といった感じの料理だ。
この手の料理は大好きなので美味しくいただけたが、アンチョビが骨っぽかった点とオリーブが安物だった点が残念。

Croquetas de carn d'olla
Croquetas de carn d'olla
Croquettes "Carn d'olla"


おなじみスペインコロッケにも「carn d'olla」という名前が付いていた。

コロッケの断面

大小2種類のコロッケが1個ずつ、中身は定番のハムのコロッケとツナをベースにしたものだった。

Escudella con galets
Escudella con galets
Escudella with pasta shells(soup typical of Catalan cuisine)


スープは、カタルーニャの定番スープとのこと。
カタルーニャといっても海あり山あり大都市ありと、かなり広域に広がっているので、全域で食べられているのか分からないが、中身はかなり薄味のチキンスープに、ちょっと変わった形状のマカロニを大量に入れたもの。
供されてから相当の時間が経過していたため、ややぬるくなっていたものの、パスタの食感はアルデンテ気味。乾麺パスタだろうが、美味しいものではなかった。

Parrillada
Parrillada: lomo de ternera, butifarra, chuletas de cordero recental con patatas fritas y pimentos asados
Assorted grilled meat: veal tenderloin, sausage and lamb chops with chips and roasted peppers


メインのグリルは、予想通り超大盛りで出てきた。
仔牛肉は1枚だが、他はちゃんと2つないし4つ盛られた、シェアを前提にした大皿料理だ。

グリルを1人分に取り分け

お値段の割には肉質も良かったが、羊肉がダメな家内の分を食べたこともあって仔牛のテンダーロインは残してしまった。
小皿に入っているのは、ソースというよりは付け合せのパプリカのソテー。うーん、どうやって合わせていただくものなのかなぁ?
まさか、太いフレンチフライにケチャップの代わりに付けて(付けられないけど)いただくとか??

Repostería del día
Repostería del día
Pastry of the day


デザートは、チョコレート味のカップケーキに、チョコクッキーの入ったアイスクリーム。
カップケーキとチョコアイスを合わせて食べないと、厳しいお味。

最後にコーヒーか紅茶が付いておしまいだが、美味しいかどうかは別として、なかなか楽しめるコースだった。
ワイン(赤・白・ロゼから選択)と炭酸水も付いて、周辺相場よりも高いと言われるパラドールのディナーが1人33ユーロなら納得だろう。

コースに付くワインワインのラベル詳細

なお、パラドールでは少数派ではあるものの、ワインが付く独自のコースを出していたら、迷わず注文することをお勧めする。過去何軒かレビューしているが、通常よりも満足度の高いコースになっていた。
もっとも、2人以上の注文が常なので、一人旅では涙を呑むしかないのだが・・

※メニュー:通常コース(英語版)特別コース(英語版)

【店舗詳細情報】
店名:Restaurante El Mirador@Parador de Vic-Sau
電話:938 122 323
営業:13:30~16:00、20:00~22:30
住所:Paraje el Bac de Sau, 08500 Vic Barcelona
GPS:41.980055, 2.362242(☞ Google MapBing Map

パラドールのレストランレビュー&レーティング一覧
 

【ヴィック(ビック) [Vic] の風景】

▲Catedral de Sant Pere
補足:パラドールの先3Kmに、Monestir de Sant Pere de Casserresという修道院がある。翌日に訪問しようと思ったら、なぜか入口ゲートが閉じたままだった。(☞ 現地掲示案内








▲左:VIC駅裏側にあった何か  右:VIC駅正面駅舎

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
6月:台南・高雄/台湾
6月:バレンシア/スペイン
6月:高雄・台南/台湾
7月:南チロル周辺/イタリア
8月:イギリス⑤,アイルランド
8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン⑭、他
丸数字:累計訪問回数

国内の食べ歩きはこちら
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