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イギリス(グラスゴー)⇔アイルランド(ベルファスト) バスとフェリーでのアクセス方法

現地調査日:2018/9/5
最終更新日:2018/9/15(新規登録)
イギリスのぼったくり空港税(エコノミークラスで約2万円、プレエコ以上で約3万円)を避ける手段として、隣国発の航空券で帰国することが最も簡単な方法だ。
4年前はユーロスターでブリュッセルから帰国、昨年は特典航空券ということでダブリン往復チケットの往路で英国に途中降機扱いにして英国を回ってからアイルランドで2泊して帰国したが、今回はキャセイ航空が香港=ダブリン線を就航するとのニュースに飛びついたというわけだ。


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問題は、イギリス(スコットランド)からアイルランド側に船で渡るルートだったわけだが、思ったよりも簡単なルートが見つかった。
グラスゴー[Glasgow]とベルファスト[Belfast]の間を28ポンド(≒4100円)で結ぶルートがあったのだ。(わずか1ポンド加算でエディンバラからも利用可能)


▲時刻表(↑ クリックで大きな画像が開きます ↑)

グラスゴーからスコットランド側の港までのバス(①~②区間)、スコットランドと北アイルランドを結ぶフェリー(②~③区間)、北アイルランドの港からベルファスト市街地までのバス(③~④)の3路線がセットになったチケットが、簡単にネット予約できる。
ベルファストからアイルランド共和国のダブリン空港までは別手配(8ポンド)となるが(これも別記事で紹介予定)、まずはグラスゴーからイギリス国内の北アイルランドへ渡る部分を紹介しよう。もちろん、逆方向(ベルファストからグラスゴーやエディンバラ行き)も同じ手段で手配できる。

① Grasgow Buchanan Bus Station(GPS:55.865326,-4.251732)


② Cairnryan Stena Line Terminal(GPS:54.984868,-5.035945)


③ Belfast Stena Line Terminal(GPS:54.635849,-5.881318)


④ Belfast Europabus Centre(GPS:54.594596, -5.936100)



まずは、スコットランドの大手バス会社である Scottish Citylink のホームページを開こう。


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[FROM]欄に[GLASGOW]、[TO]欄に[BELFAST]と入力し、[Ticket Type]は[Single]、[Depart Date]に乗車日を指定し、[Time]は実際に出発したい時間よりも早い時刻を指定しよう。
[Standard]欄に乗車人数を指定し、黄色の[Search..]をクリック。




ここから先は逆ルート(ベルファスト⇒グラスゴー)で試した画面になっているが、こんな感じで2日分表示される。
このページを作成するのに約10日先の日付で入れたら full 表示の便があったので、現地到着後のなるべく早いタイミングで予約しておくことをお勧めする。(前日や当日乗車分を予約すると早割対象外となり4ポンド高くなる)

利用したい日時のバスを[SELECT]欄で指定すれば、表の下に運賃タイプの選択肢が現れるので、[Advance]側を選択しよう。(当日分や翌日分を選択すると[Advance]の表示がなくなる)



運賃タイプを選択したら、[CONTINUE]をクリックして次の画面へ。




内容を確認して、[CHECK OUT]。
[Separate Ticket]欄にチェックが入っていると、2人以上のチケットを指定した際に、E-Ticketが別々に送られてくる。
今回私は2人分を手配したが、チケット番号の違うものが2通同じメルアドに送られてきた。(メルアドを複数指定することや、名義を複数入力することはできない)




続いて配送先指定画面が現れるが、旅行者は[ETicket]以外の選択肢はないだろう。
ETicketなら、配送料も不要だ。
[CONTINUE]をクリックして次の支払い画面へ。




緑枠で囲んだ内容を確認したら、クレジットカード種別、カード番号、カード名義、有効期限のほかに、[BILLING ADDRESS](請求先)として
[Title](男性ならMR、女性ならMSで良い)、氏名・住所・メルアドを入力。
その横の[DELIVERY ADDRESS](配送先)欄は、請求先情報を入力してから [COPY]をクリックで転記される。



最後に、赤枠の [I Accept the Terms and Conditions and Privacy Policy] と [I agree to Scottish Citylink Conditions of Carriage] にチェックを入れて、[CONTINUE]をクリック。

この後、利用したカード会社の認証システム(住友VISAなら「Vpass」、Viewカードなら「View's NET」)でカード会社に登録してある認証用パスワードの画面を経て発券となるわけだが、英国現地で操作すると、この認証手続きがはじかれてしまうことがある。(おそらく日本側のゲートウェイであるNTT DATA側のシステムの問題)
各カード会社の安全策でもあるWEBサービスを利用していると、こんなトラブルに巻き込まれてしまうので、海外旅行中に現地でネット発券する場合は、WEBサービスを利用しないカードを1枚用意しておくのも有用だ。(私は与信枠を落としてある年会費無料のMASTER CARDで回避した)




Emailで送られてくるE-Ticketを印刷するか、タブレットで表示して(特に大文字で表記されているBooking Refがハッキリ見えるように)、バス乗車時は運転手に、フェリーに乗り継ぐ際にはチケットカウンターで見せればOK。



特に、フェリーに乗るときは、港のチケットカウンターで上のような乗船券を発行してもらう必要があるので、忘れないように気をつけたい。
乗船開始案内があると、待合室にいた客が一斉に動き出す。この時、ツアー等の団体客は利用するバスがフェリーにバスごと乗り込むのでバスに向かうが、一般客はフェリーに直接乗船することになるので団体客に釣られて外に出ないように注意したい。



▲ルート実績ログ(船内からはGPS取得不可能だった)

おまけだが、北アイルランドはイギリス国内扱いだからかパスポートチェックは無しだった。

テーマ : 旅の情報・準備
ジャンル : 旅行

プリトヴィツェ湖群国立公園の歩き方(全トレイル紹介付)

現地調査日:2018/6/5~8
最終更新日:2018/8/22(標識・バス・船・BとKルート上の写真追加)
公式HPNacionalni park Plitvička jezera
世界遺産Plitvice Lakes National Park - UNESCO World Heritage Centre

▲湖群全体地図(地図をクリックで、大きな画像で見れます。以下の地図も同様)

クロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園内にある公園直営ホテルに3連泊して(☞ Hotel Plitvice)、閉鎖中だったFルートの一部を除いた全湖群ルート(Lake tour programs)を回ってきた。
公式ルート外のプリトヴィツェ絶景ポイントにも、時間を変えて2度ほど出かけている。


▲プリトヴィツェ絶景ポイント

今年(2018年)は2つのエントランスの間の一部(St1=St2)を走る園内ミニバス(Panorama train)が秋まで運休とのことで、当初予定していた行程を使うことが出来ず無駄に多く歩くことになってしまったが、連日朝から天気に恵まれ(夕方は連日雷雨)、目いっぱい堪能することができた。
特に直営ホテル宿泊者の特権とも言える開園時間の朝7時台は、この素晴らしい景色を独り占めできることから、毎日ほぼ1番乗りで出かけていた。

7~8月のピークシーズンは、最も混雑する10:00~14:00の間ゲート閉鎖することもあるそうだが(☞ 公式ページ「Visiting Plitvice Lakes in summer」)、6月上旬の平日でも電気ボートに乗り切れなかったり、ルートの狭い部分が渋滞するなど大変。
出かける場合は、それらの情報を加味して時間にゆとりをもって計画を立ててほしい。5月下旬から9月の間は、朝食を後回しにして朝7時から回ることをお勧めしたい。


【CONTENTS】
入場料金
営業時間・園内交通運行時間
トレイルを歩く上での共通情報
エントランス1からのトレイル
エントランス2からのトレイル
両エントランスからのトレイル
おまけ:路線バス時刻表
 

■ 入場料金 ■
公式ページ「Price list」

▲プリトヴィツェ湖群国立公園の1日入場券(表面)

入場料金は1日券と2日券があるほか、季節ごとに設定されている。
各エントランスゲート付近の専用窓口(Reception Centre)で7:00~18:00の間に販売。VISA/MASTERカードの利用可能。

●7/1~8/31
1日券:250kn(≒4500円)、2日券:400kn、16時以降発券の当日券:150kn

●4/1~6/30、9/1~10/31
1日券:150kn(≒2700円)、2日券:250kn

●上記以外
1日券:55kn(≒1000円)、2日券:90kn

私が購入したエントランス2の販売窓口(GPS: 44.882417, 15.618403)だが、発券処理が非効率で(今時ドットインパクトプリンタを使って入場券を印字していた!)、日中は行列ができていたのでピークシーズンは入場券を買うだけでも苦労しそうなので要注意。


▲公園直営ホテル宿泊者特典の入場券有効期限延長証付の入場券(裏面)

なお、公式ページにも記載されている通り、公園直営ホテル(Bellevue, Jezero, Plitvice, Grabovac)で宿泊する場合は、1日券を購入するだけで良い。
チェックイン後にフロントで提示すれば、宿泊期間内有効となるように延長手続きをしてくれる。
If you decide to spend a longer stay in one of our hotels (Bellevue, Jezero, Plitvice, Grabovac), one-day tickets may be extended at the hotel reception desk.
 


■ 営業時間・園内交通運行時間 ■
公式ページ「Hours of operation」

営業時間は、毎日7:00~20:00(冬季は不明:冬季に公式ページで要確認)


▲ルートマップ (↑ クリックで、大きな画像が開きます ↑)

地図上の P1, P2, P3 は、電気ボート(Electric boat)乗り場(P1 は Port 1 と発音する)、St1, St2, St3 は、園内ミニバス(Panorama train)乗り場となる。
〇数字は、後で紹介するトレイルのルートではなく、トレイルの区間を示すための印で、その区間距離は以下の写真の通り。



全区間を歩くと20.7Kmとなるが、重複無しで全区間を歩くことは不可能なので30Km程度は見なければならないだろう。ここに記されていないプリトヴィツェ絶景ポイントへのルートを含めて、最低3日は確保したいところだ。
ちなみに、私は3日間で85000歩も(?)歩いている。階段もあるので1歩平均50cmとしても、42.5Kmになる。


入場料金に含まれる園内ミニバスと電気ボートの運行時間は以下の通り。ただし、冬季運休。



●Electric boat(電動ボート)
P1⇔P2: 07:00~20:30 (every 30 min.)
P2⇒P3: 08:00~19:00 (every 30 min.)
P3⇒P2: 08:30~19:30 (every 30 min.)



公式ページと実際の乗船場の掲示と異なる点で、公式情報は更新頻度が少なく信用できないかもしれない。公式ページでは30分間隔と表示されている運行間隔も、現地表示では10分間隔、実際は適宜運行(ピーク時はフル回転)という感じだった。



運行を終了すると、すべての電動ボートがエントランス2に近い P1 に集結して充電待機するが、その数は写真の通り10隻程度しかない。
セミシーズンの6月の平日でも日中は乗り切れないことが多々あったので、夏のピーク時には何本か待たないと乗れない可能性がある事を考えて行程計画を立てよう!




●Panorama train(連結式ミニバス)
St2⇒St1: 08:00~20:15 (every 30 min.)
St1⇒St2: 08:30~20:30 (every 30 min.)
St2⇒St3: 08:00~19:30 (every 30 min.)
St3⇒St2: 08:30~20:00 (every 30 min.)
運行間隔は公式ページでは30分間隔と表示されているが、こちらも適宜運行という感じだった。


▲左:St2バス停標識  右:St3バス停標識
 


■ トレイルを歩く上での共通情報 ■
公式ページ「Lake tour programs」
  • ルートに示されている公式所要時間は、ピーク時の大渋滞状態を加味していると思われる。
    朝7時から9時のほとんど人がいない時間帯なら、半分程度の時間で歩くことができることは確認済みだ。

  • 背景色が緑のルート英字はエントランス1からのルート、オレンジはエントランス2からのルートを表し、それぞれのエントランスに戻る際の目印になる。
    同じルート名で両方のエントランスから出発できるものは、それぞれ別の背景色を使っているので注意。

    ▲左:左右に向かう案内はあるが、逆から来た場合の手前方向の案内なし  右:船着き場標識

  • Kルート以外は、きつい高低差や滑りやすい道は無いに等しい。
    ただし、エントランス1から湖畔までの区間は連続した高低差があるので年配者は覚悟のこと。
    その代わり、湖畔に降りる途中で絶景を見ることができる。


  • 各ルート地図が示す矢印は一方通行になっているが、実際は無関係。
    ただし、ルート上にある方向やルート名を示す案内掲示は地図通りに歩くことを前提に立てられているので、反対側から歩くとルート通りに歩けない可能性が高い。(私は指定ルートを無視して歩いたので、結構迷った)

  • 実際問題として、高い入場料を取る割には案内標識が少ない。
    特にKルートはあちこちから分岐して入れるのだが、その分岐点に何も標識が無いことが多く、Kルートを目指さないにしても不親切だ。

  • 地図を見ればわかることだが、エントランス2の方が園内交通機関(ミニバスと船)の乗場が集中しているので、あちこち歩くには便利。直営ホテル群もエントランス2側にある。
 


■ エントランス1からのトレイル ■

◆Aルート(3.5Km、2~3時間;エントランス1起点)



ボートもバスも使わず、エントランス1から歩いて下湖群のメインとなる景観を楽しめるルート。
ツアーバスでちらっと寄るだけの団体さんが多く歩いているので、あちこちで渋滞するし、マナーの悪い団体客なので大人数で記念撮影のために道をふさぐこともしばしば。
このルートは、ツアー団体の少ない朝10時前か夕方5時以降に回りたい。


▲右:プリトヴィツェ版青の洞窟?




▲Veliki Slap(プリトヴィツェ滝)周辺


◆Bルート(4Km、3~4時間;エントランス1起点)



Aルートを延長して、P3からP1(公式にはP2経由となるが、実際はP3からP1への直行便も運航されている)を電動ボート、St2からSt1をミニバスを使って戻ってくるルート。



バスルートは2018年秋まで運休となっているため、P1からKルートの一部である湖畔沿いの道を歩き、洞窟の階段を上って本来の道に合流することになる。
景観的には、電動ボートからの眺めが増えるだけで、特にプリトヴィツェ湖群ならではの景色が増えるわけではない。


◆Cルート(8Km、4~5時間;エントランス1起点)



Bルートに加え、エントランス2からのEルートを加えたものになる。
詳細はEルートの解説を参照。
 


■ エントランス2からのトレイル ■

◆Eルート(5.1Km、2~3時間;エントランス2起点)



エントランス2から上湖群のメインとなる景観を楽しめるルートで、個人的にはAルートとこのルートはマストだと思っている。


▲Eルート周辺詳細地図

ただし、上湖群は上の地図のように小さな湖の間をたくさんの道が走っているので(赤細線がトレイル)、全部を歩こうと思うとルートから外れる必要性が出てくる。










◆Fルート(4.6Km、3~4時間;エントランス2起点)



Bルートのエントランス2版。
私が出かけた2018年6月は、秋まで閉鎖されていたため、この区間を走るバスも運休していた。
このように、時期によっては閉鎖されるコースもあり、それにより行程計画が大幅に狂うこともあるので、出かける前に必ず公式HPで確認しておこう!



◆Hルート(8.9Km、4~6時間;エントランス2起点)



Cルートのエントランス2版だが、St3バス停周辺のルートが微妙に違う。
上湖群のトレイルを全部歩こうと思うと、思わぬ取りこぼしが発生するので要注意だ。
私も、GPSLOGで記録した情報を重ね合わせてみた結果、取りこぼしを発見して3日目の朝に潰しに行ったぐらいだ。(☞ 3日間の徒歩&乗車・乗船ログ
 


■ 両エントランスからのトレイル ■

◆Kルート(18.3Km、6~8時間;両エントランス起点)



エントランス1と2の近くを通る、プリトヴィツェ湖群国立公園内に7つあるルートの最長版。
半分は他のルートと重複しているが、このルートならではの絶景ポイントもあるので、その部分だけでも歩きたい。

ルートの途中から他のルートと接続するための道路がいくつかあるが、景観の良い南西側の山道の一部(地図では左上の部分)だけを歩くことをお勧めしたい。
地図とは逆方向になるが、St3からHルートの最初の部分(この後で記す①と共通)を歩き、①と分岐する地点から、P2までの中間点までで良いと思う。(だたし、逆方向に歩くことになるので、標識が無いに等しく迷うかも? 安全策は、Eルートの途中からKルートに合流して、①との分岐点の先からEルートに戻ることで、良いとこ取りできると思う)



なお、P3からP2の湖畔沿いの道も他のルートに含まれていないが、細いうえにかなりの悪路で、水につかりながら歩く必要があったり(左写真)、泥だらけの小川を突っ切ったりする(右写真)必要があった。


▲エントランス2から反時計回りに進む最初の湖畔遊歩道は、他のどのルートにも含まれていない


▲P3からP2の湖畔沿いの道から



▲上記でお勧めしたEルートの途中からKルートに合流して湖群を上から眺める

なお、現在はルート外となっているが、別記事にしたプリトヴィツェ絶景ポイントへのルートも、昔はKルートの一部だったようだ。この絶景ポイントに行くまでの途中にも、下湖群を上から見下ろす展望ポイントが4か所あるので、こちらも歩いていただきたい。


◆Educational and recreational trails of forest ecosystems(21Km;St3⇒1⇒2⇒3⇒P3)



このコースは、Kコースの途中から分岐している一般的なハイキングコース。
案内掲示ではSt4と表示されているが、現在はエントランス2からミニバスに乗って行けるSt3となっている。
湖を楽しむコースではないので試していないが、このコースを歩いている方も散見した。


 


■ おまけ:路線バス時刻表 ■

私はレンタカーを利用したため路線バスを利用していないが(公園内ホテル宿泊の場合は、ホテル指定駐車場に無料で駐車できる)、エントランス1のゲートに張り出されていたザグレブ[Zagreb]~ザダル[Zadar]~シベニク[Šibenik]~スプリット[Split]~マカルスカ[Makarsk]を結ぶ路線バスの時刻表を撮っておいたので参考にしてほしい。


(↑ クリックで大きな画像が開きます ↑)


海外旅行ミニ情報・まとめ情報

テーマ : 旅の情報・準備
ジャンル : 旅行

ザグレブ~リュブリャナ間 バスと鉄道でのアクセス方法と乗車記

現地調査日:2018/5/31(バス/ザグレブ発)、2018/6/4(鉄道/リュブリャナ発)
最終更新日:2018/6/14(新規登録)
例のクロアチア旅行情報を発信しているというよりも、自社の利益につながるかを考えて無知な人たちを誘導している、善良サイトを装った悪質なザグレブを本拠とする会社のサイトの対抗記事第二弾。
実は、保存版と題したこの情報に先にカチンときたことから、第一弾(☞ プリトヴィツェ絶景ポイントへの行き方)を現地から突貫で登録する気になってしまったのだ。
概ね記事の内容が薄くて(肝心なポイントが抜けていて、海外旅行全般の一般常識的な話が中心になっている)、例外はあるものの、結局は自社斡旋ツアーやアフィリエイト対象サイトへの誘導記事でしかないのだ。ホント、最近この手のサイトが乱立していて厄介だ。

往復バスというのはつまらないので、帰りは高くても鉄道で移動しようと思っていたわけだが、実はバスよりも鉄道の方が安い上に確実だったからだ。(往路のバスは、ピークシーズンでもないのに途中の国境で1時間以上待たされ、定刻より40分遅れてたことから3時間15分かかった)


▲ザグレブバスターミナル
(左:駅から向かった風景  右:空港バス乗り場は1階、その他は左のエスカレータで2階へ)
(GPS:45.804138,15.993280(北側口) または 45.803444,15.993546(南側口))

まずは、往路のザグレブからリュブリャナへのバス移動方法。
ザグレブ空港から市内に向かう直通バスで降りたところと同じだが、空港バス以外は2階に上がって乗車券の購入と、出発ホーム番号を確認する必要がある。


▲ザグレブバスターミナルの出札窓口(FlixBus以外は、英語表記ほぼ無し!)

記事には、
 旅行者にとって、ザグレブからリュブリャーナまでの移動方法として一番便利なのが長距離バス。
ザグレブの中央バスターミナル(Zagreb autobusni kolodvor)からは1日に13、14本程度リュブリャーナ行きのバスが出ています。所要時間は2時間15分~2時間50分程度。チケット料は片道40~125クーナ(約5.30ユーロ~16.50ユーロ)程度です。
鉄道と比べると本数も多く、所要時間はほとんど同じなのに料金がずっと安いのでおすすめです。

とあるが、確かに本数が多いと思われるし(他社バスは未確認)、鉄道よりずっと安いという記述は嘘ながらも、運賃は鉄道と同等レベルだったので、お勧めかどうかは微妙だが誘導記事ではないだろう。

しかし、このサイトが悪質サイトである所以は、個人旅行者にとってマストであるバスのチケット購入方法が全く記載されていないことだ。そりゃあ、窓口に行けば買えるのは当たり前だが(満席リスクはある)、そもそも英語が通じるか分からない国で、自分の英語力も怪しいとなると、できるだけネット予約で確実安全に席を確保しておきたい。



で、最近私も多く利用するようになった欧州全域をカバーしている大手バス会社のうち、ザグレブ~リュブリャナ間を運行していた「FlixBus」の公式HP(☞ https://global.flixbus.com/)で成田空港のラウンジから前日予約。
運賃は日時によって異なるが、この区間最低の€8.99(運賃)+€0.21(決済手数料)=€9.20で予約できた。

予約が済めば、即時上のような乗車券PDFが添付されたメールが送られてくるので、乗車時にパスポートと共にタブレットで表示して見せればOKだ。
簡易な荷物タグのPDFも添付されてくるが、使っている人は皆無だった。
無料の預け荷物は1つまでなので、大荷物の方は要注意。

2階の出札窓口に、目立つ「FLIXBUS」の看板があるので、そこで出発ホーム番号を聞き出そう。
というのも、鉄道駅と違って行き先表示とか出発ホーム番号案内が無かったからだ。(ますます、英語が通じる以前にどこの会社がリュブリャナに行くのか現地語で判断しなければならない会社を使うには敷居が高そう・・)



ここのバスターミナル、欧州の大都市近郊路線駅みたいに自動改札機がおかれていたので焦ったが、写真のように稼働していなかった。素通りして、目的のホーム番号が書かれている階段を降りよう。
ちなみに、この時は改札を通って左手の306番ホームから出発と案内された。



発車15分前にホームに降りると、すでにバスは到着済みで客が乗り込んでいた。
乗車券に書かれていた「Connection 954、Direction Erlangen」の表記と同じ行き先表示板がバスの先頭に記されていたのでわかりやすい。

ちなみに、ザグレブが始発で最終目的地はドイツのニュルンベルク(☞ 昨年末に出かけたクリスマスマーケット)と、かなり長距離。スロヴェニアの代表的観光地で、この後出かけてきたブレッド湖 [Blejsko jezero]も通ることから、ブレッド湖に出かけるならザグレブから直接バス1本で行けることになる。
なお、残念ながら車内WiFiが付いていなかった点が、欠点かな。(バス酔いするので基本使わないけど・・)



クロアチアの出国ポイントとスロヴェニアの入国ポイントの2カ所で止まり、荷物はそのままでバスから降りて、一方通行になっている事務所でパスポート審査を受けることになる。この時のバス乗り場は、事務所の少し先の乗車スペースになるので注意。
特にシェンゲン圏入国を伴うスロヴェニア入国時の検査が厳しいようで、バス5台が並んで通過に時間がかかったことが遅延の原因。


FlixBus の外観と車内雰囲気

以上で、ザグレブからリュブリャナまでの国際バスでの移動ポイントだ。

参考までに、6/12に翌日6/13付の時刻と運賃を調べてみたが、
Ljubljana→Zagrebは、€8.99,€10.99,€13.99の3種類9便(早朝深夜便を除くと8:25,10:45,13:35,16:35,18:15の5便)
Zagreb→Ljubljanaは、€8.99,€15.99の2種類9便(早朝深夜便を除くと9:30,12:15,15:15,18:05,19:30の5便)
だった。
これに決済手数料が加算されるので、実額は表記運賃の3%増程度と考えれば良いだろう。



▲リュブリャナ駅

帰りの鉄道移動の切符を確保するために、バスが到着したリュブリャナ駅前のバスターミナル(というよりは、ほぼバス停の集合体)に隣接する駅舎に入った。
例のサイトの記事では、
 ザグレブからリュブリャーナを結ぶ国際列車はザグレブ中央鉄道駅(Zagreb Glavni kolodvor)から1日に2本~4本程出ています。所要時間は役2時間20分~2時間30分程度。チケット料は二等車が26ユーロ~34ユーロ、一等車が37.60ユーロ~46.60ユーロ程度です。
本数が少ないのと、バスと比べるとチケットが高いのが難点ですが、ザグレブ=リュブリャナ間に車窓から見える景色は最高です!列車の旅がお好きな方にはぜひおすすめしたい移動手段です。

と書かれていたので、26ユーロなら許容範囲と思っていた。



ところが、1番右端の国際線用窓口の前に上記のポスターがあることを発見。
ザグレブまで9ユーロ、実質最終日に立ち寄ったオパティヤ[Opatija]も9ユーロ、そのほかドイツのミュンヘンが29€から、スイスのチューリッヒも29€からと書かれているではないか。



駅に張り出されていた時刻表から、リュブリャナ14:45発→ザグレブ17:10着の「EC211」SAVA号(?) ヴィンコヴツィ[Vinkovci]行の列車があることを確認し、ひとまずホテルにチェックインしてから裏付け情報の収集。
まずは、ポスターに記されていたスロベニア鉄道[Slovenske železnice]の公式サイトだ。(☞ http://www.slo-zeleznice.si

英語版には存在しなかったが、スロベニア語のトップページに「ヨーロッパの都市への電車で9ユーロ[Z vlakom v evropska mesta že za 9 €]」という案内が載っている。



そのバナーをクリックスすると、上のページが出現し、ポスターに記載されていた内容そのものが表示された。
ついでに、ミュンヘンの「od 29€」と表示されていた「od」の文字の意味を調べたが、「29ユーロから」という意味。
ザグレブは「od」の表示がないので固定料金であることも確認できた。

ネット予約したかったのだが、なぜかドイツ国鉄のサイトに飛ばされて、結局はこの区間の予約は出来ないとの表示となってしまったことから、翌日改めて駅まで出向いて日付と区間と出発時刻を書いた紙を渡して購入。
もちろんお値段9ユーロぽっきりで、カード払いも額面通りそのままだ。往路のバス代よりも安いし、規定所要時間もバスより10分早い。




ただ、出てきた切符は指定券ではなく乗車券っぽい。どうも指定した6月4日から6月7日の期間有効で、国境駅のDobova駅経由であることが記されているようだ。
もうひとつ、備考欄に「Zagreb Spezial Odrasli」と書かれていたが、特別運賃であるらしい。
通年発売かどうかは不明だが、少なくともポスターには何も記載されていないし、バス対抗のための特別運賃である感じだ。

念のためクロアチア鉄道の公式サイト(☞ HŽ Putnički prijevoz)も調べてみたが、こちらは英語版の「Offers and Tips > Explore Slovenia by train」というページに、ザグレブ発だけでなくこの後出かけているリエカ[Rijeka]からも「Ljubljana Specijal」と題して9ユーロで存在していた。(ただし、固定料金では無くfrom表示)

ちなみに、例の悪質サイトが
 なお、ザグレブ=リュブリャナ間の列車チケットの事前予約、列車の時刻の確認にはレイルヨーロッパジャパン が便利です。
と誘導していたサイトは、むかしからボッタクリ価格を提示する有名サイト。
高率アフィリエイトのターゲットなので、あちこちのサイトからリンクされているが、金持ち以外はよほどのことがない限り使ってはいけないサイトだ。
今回も念のため調べてみたら、なんと8倍価格の70ユーロだって!! ここまで極端なのは初めて見た。

そもそも、この手の日本語予約サイトを使う方、すなわち英語版の公式サイトも使えない英語力の方は、飛行機以外の手段でしか行けない場所への個人旅行など考えるべきでないと思う。
いくら日本語で予約できても、それをチケット化するには最低限英語は必要だし、いろいろな局面で自分が苦労するだけでなく、相手に迷惑をかけることになる。
なんとかなるという考え方は、私のように最低限の英語(高1程度で十分)が話せる方のみに言える話だ。




さて、乗車当日。
駅の電光掲示板で、発車時刻・列車番号・行先(今回は EC211 Vinkovci行)から、発車ホームを確認する。


▲左:この先端に地下道に降りる階段がある  右:地下道は線路を渡る公共通路でもある

リュブリャナ駅は、案内表示にもある通り変わった構造の駅で、駅舎とホームの位置がかなりずれている。
駅の出札窓口で切符を買った場合で、6番線以降のホームが示されている場合は、右側に延々と歩いて地下道を渡る必要があるのだ。
事前に切符を持っていれば、駅舎(GPS: 46.057916, 14.510278)に寄らずに、地下道入口(GPS: 46.058094, 14.512988)から直接ホームに向かうことも可能。



ホームに上がる階段部分にも行先・列車番号・発車時刻が表示されているし、ホームにも表示がある点では安心だ。

ちなみに、渡された切符が指定券ではなかったので、バリデート(日時の刻印)が必要かと聞いてみたら、不要とのこと。確かに、バリデートする機械は見当たらなかった。



列車が到着したので、2等車表示のある車両に乗り込もう。



この段階では気づかなかったが、ザグレブ駅に到着した際に2種類の客車が連結されていたことを知った。
このうち、右側の青っぽい車両はスロヴェニア鉄道の車両で、窓が開いていることから分かるとおり、冷房無しだ!
連日最高気温30度越えだったので、冷房無しはかなり厳しいはず。
先頭車に連結されていた赤帯の入ったクロアチア鉄道の車両に乗ったのは正解だったようだ。



意外に混んでいて、空いていたコンパートメントタイプの席をゲット。(もちろん相席)
ドイツと同様に、基本自由席で指定席券を持った人が来たら席を移れば良いというスタンスだったが、正解。

あとから検札が来て、機械で刻印したのと同じような感じで刻印してくれた。
指定券ではなかったし、スロベニア語など分からないので不安だったが、このチケットで何も問題なしだった。



国境駅では20分ほど停車したが、その間にスルヴェニアとクロアチア両国の係員が4人体制で乗り込んできて、パスポートチェックスロヴェニア出国スタンプ、クロアチア入国スタンプを押してくれた。
左の写真が押される前のもので、右は押された後のもの。見ての通り、汽車の絵の入った出入国スタンプだ。
ちなみに、バス移動の場合は、レンタカーで越境した時と同じ車の絵の入った出入国スタンプを押してくれる。




この区間、上の写真の㉕にある通り、欧州の鉄道景観区間に指定されているようだ。
良い景色だと思うかは個人差だと思うが(私にはごく普通で、それを目当てに乗るものではないと思った)、以下少しだけ撮った写真を載せておこう。
写真を撮るなら、窓の開く非冷房のスロヴェニア鉄道の車輌に乗った方が良さそうだ。



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R923E

Author:R923E
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