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ミニ情報:ヴィリニュス空港~市街地の移動手段と鉄道博物館(地球の歩き方の誤情報を正す)

現地調査日: 2017/9/1~2, 9/7
最終確認日: 2017/9/15
相変わらず「地球の歩き方」などと言いながら、歩き方の基本をロクに発信していないガイドブック。とはいえ、他社のガイドブックは超初心者向けの誘導記事や時代遅れの情報ばかりで話にならないので(特にJTB系は酷い)、比較的マイナーな国に行く場合は頼らざるを得ないのが実情だ。

インターネット上には古い情報やデマなど、ガイドブック以上に虚偽情報が氾濫するものの、公式HPを中心に有益な情報が多いし、現地で歩く際にもオフラインで十分使えるGPS付タブレット(スマホは持っていないので未確認)で、予め Google Map で目的地周辺を表示させて記憶させておけば、ガイドブックはまったく不要になってきたというのも事実だろう。
実際このパターンで数年前から実践しているが、現地SIMを買う必要も無く、ホテルのWiFiだけで用は足りている。


▲左:ヴィリニュス空港は、ちょっとした街の駅という感じ  右:空港到着ホール出口

時々このブログ記事の中に地球の歩き方のいい加減さに苦言を書いてきているが、今回出かけて実際に3回利用したリトアニアのヴィリニュス空港と市街地を結ぶ路線バスや鉄道情報について、地球の歩き方(A30 バルトの国々 2017-2018)182頁の「飛行機で着いたら」の正誤表(?)という感じで、まとめてみることにした。

かなり多くいると見られる地球の歩き方信者の方は、ボロクソ書くのでスキップするか、最後に掲載するリトアニア鉄道博物館 [Lietuvos geležinkelių muziejus]の写真だけ拝んでいただければ幸いだ。




まずは、空港から市街へは、鉄道、バス、タクシーなどの交通手段がある。最もわかりやすいのは鉄道で、かわいい2両編成の列車がヴィリニュス駅との間を最短7分で結んでいる。との一文。
ちゃんと駅舎に停まる列車の写真まで掲載してあるが、執筆者の資質を疑いたくなる記載だ。



18:40に空港に到着するTK1407便を降りて、真っ先に鉄道駅に向かった際に表示されていた出発案内が、上の写真。「最もわかりやすい」の件は後回しにして、これが地球の歩き方ご推奨の鉄道運行状況の実態だ。
(☞ 2017/9/1時点の 掲示時刻表掲示運賃表



1日16便と記してあるのである程度予想はできるものの、鉄道で街に出ることを推奨する理由は、私のような鉄分多めの方をターゲットにしない限りまったく無いだろう。

ただし、線路は先に延びているものの、運行列車は単にヴィリニュス駅と空港を往復しているだけなので、行き先を気にせずに使えるという点では分かりやすい。(後述するバス便も、すべて空港始発なので、鉄道優位という訳ではないが)



ちなみに、鉄道駅までは横断歩道部分を除いて屋根のある歩道で向かう事が出来る。
到着ターミナル左手の路線バス乗り場を先に進み、鉄道を渡る橋の手前を左に向けば、右写真ような風景が見えるはずだ。
しかし、本数の多いバスを無視して300m先の乗り場まで歩いて行く価値があるのかどうか・・



もうひとつ、駅舎内で上のような掲示も発見。
既に終了している掲示を放置している点でも運行当局側のやる気の無さが見えて来るが、1ヵ月以上も運休していた期間があったようだ。
こんな路線、使える訳がないだろう。




お次は、空港から市街地までバスで向かう場合の情報。
ダメな地球の歩き方のバス便記載の筆頭は、路線バスではなく業者バス。(いわゆる空港シャトルバス)

この記載順に関してはヴィリニュスに限らずどこでも同じで、必ず無駄に高い業者バスや、博物館巡りをしない限り極端に割高となるツーリストパスを最初に記して、無知な読者を誘導するものだ。
ただし、ヴィリニュスの空港シャトルバスに関しては、路線バスと同じ区間を走るせいか路線バスと同じ運賃になっていた。ホテル送迎が含まていないにせよ、同額というのは数十もの空港を見てきているが初めてのような気がする。


▲新しい専用バスターミナル(右写真の建物が空港建物の向かって左端になる)

乗り場は最近変わったようで、地球の歩き方記載の内容は古いものとなる。
外に出たら右側に進み、出発ターミナルから降りてくる車道の横断歩道を渡ってすぐ右側にある新しい専用スペースだ。レンタカー用の駐車場案内を目印にしても良さそうだ。

ここから、カウナス[Kaunas]やクライペダ[Klaipėda]、隣国のリガ[Riga]に行くバスも出ている。(☞ 2017/9/7時点のカウナス経由クライペダ行き時刻表&運賃表リガ行き時刻表&運賃表。[Ⅰ]が月曜日、[Ⅶ]が日曜日を示す)



このエアポートエクスプレスバスの時刻表も載せておく。
地球の歩き方の記載内容が正しくないこと、特に終バスが22:40ではなく19:45である点は、注意が必要だ。
本数はそこそこ多いが、駅が目的地となる場合を除いて後述の路線バスの方が便利だろう。




最後は、本来なら一番最初に詳しく載せるべき路線バスの件。
「また一般バスもあり・・」などと、おまけ扱いしている所からして「歩き方」ガイドブックではない。いいかげん誤認させる「地球の歩き方」という書名を変えていただきたいものだ。



乗り場は、到着ターミナルを外に出て左側。
上の写真のような光景が見えるはずだが、小さな空港なので目と鼻の先という便利な場所にある。



写真の屋根付の歩道の最初の部分がバス乗り場だ。
鉄道駅はまっすぐ進めとの表示もあるが、いかに鉄道よりも地の利があるかが分かる。


▲空港から市街地への路線バス情報 (↑ クリックで路線番号が判別できる大きな画像で見れます ↑)

上の写真は、バス停に掲示されていたものだが、これが一番わかりやすい。
ただ、地球の歩き方を含めてガイドブックではカタカナ表記で○○通りだとか日本語名しか書いてないことがほとんどなので、現地ではまったく役に立たない。(例えば、上の掲示路線図と照合できない)

他社ガイドブックには期待しないが、歩き方を謳うガイドブックであれば、路線図、せめて現地語表記ぐらいは掲載すべきだろう。日本語名は仲間との会話でぐらいしか役に立たないものだが、日本語表記が必要ならカッコ併記すれば良い。
なお、日本語名は表記名が統一されていないので、検索するときに厄介なだけでなく、現地発音とかけ離れていることが多いのも注意点だ。これも、現地で人に場所を尋ねる際に、まったく通じないので困ることになる要因だ。
今なら、スペルが分かれば Google翻訳等で発音も分かるので(リトアニア語は非対応だった)、カナ表記をメインにするのは、主な名所旧跡や博物館の類だけにしてほしいものだ。


▲空港から市街地への路線バス時刻表 (↑ クリックで大きな画像で見れます ↑)

路線バスは、すべて空港始発。
従って、路線番号だけ認識しておけば大丈夫だ。

時刻表を見てのとおり、圧倒的に多いのが 3G 路線。5~9分間隔で運行しているので、発車時刻を気にする必要性が無い。
駅や駅付近の宿に行くのでなければ、これに乗り込んで、目的地に最も近いバス停から歩くという手段が賢明だと思う。
実際私は、その時に来たバスに乗るというスタンスで、最終日の駅に移動する場合を含めてこの路線に3回乗っている。

左が、空港から旧市街先の川向うのバス停までの実測ルートだが、ご覧の通り旧市街付近のホテルに行く場合でも使える。
バス停の位置は、先の運行図とGoogle Mapで確認できる。

ちなみに、駅に一番近い Spartaバス停(☞ Google Map)からヴィリニュス駅や隣接の長距離バスターミナルまでは、約1.1Km離れている。
私はもちろんだが、バッパーなら問題ない距離だろう。

旧市街へは、川を渡る手前の Juozo Tumo-Vaižganto st.バス停(☞ Google Map)か、ひとつ先のバス停で川を渡った先の Žaliasis tiltasバス停(☞ Google Map)を利用することになる。Google Map上ではバス停があっても、3G路線は通過してしまうものがあるので注意。



3G路線は、2両連結の大型バスでキャパも十分あることから、絶対に歩きたくない向き(そんな方は、素直にタクシーに乗れば良い)以外は、3Gバスを活用していただきたいと思う。



上の写真は、川向うの Žaliasis tiltasバス停周辺だが(手前の橋の端から撮影)、多くのバスが通っているうえに、間もなく到着するバスの待ち時間が、系統番号と行先と共に電光掲示されているので、空港に戻る際にも安心して利用可能だ。




一番便利そうなのは(時間もかかりそうだけど)、駅を経由して旧市街の中までダイレクトに入って行く88番バスだと思う。ただし、概ね40分に1本しか無い上に、ご覧のようなミニバスで運行しているので、待っている人が多いと乗れないリスクもある。

地球の歩き方には「深夜も1時間に1便の割合で運行」とあるが、これは不正確。
88N系統と路線番号が変わって、23:30、00:30、01:30、02:30 の4便のみの運行だ。(☞ 時刻表



バスに乗り込んだら、運転手からチケットを購入し(€1.00)、写真の刻印機に差し込んで日時を印字する。
右の写真のような、電子カード用のタッチ専用機しかない場合は、その上にある赤い箱でパンチすれば良いと、居合わせた地元の乗客が教えてくれた。(日時が刻印されないけど、乗換不可の乗車券だから問題ないみたい)

そうそう、運転手との間がアクリル板等で仕切られているので、運転手から切符を買う場合は、受渡用のトレイか、灰皿のような受渡口にお金を置いて(入れて)運転手とやりとりする形態になる。
ヴィリニュスの街は、夜に独り歩きしてもまったく問題ない雰囲気だったのに、強盗多発地帯みたいなやりとりに違和感を感じてしまった。




実は、ここまで紹介した内容のバスや列車の直近発車時刻までの時間が、到着ロビー出口付近にまとめて直近発車順に表示されている。(業者バスであるエアポートエクスプレスバスは表示されない)
回りくどい解説をしてきたが、まずはここで乗りたいバス(または列車)の余裕時間を確認しておこう。

掲示の通り、路線バスなら3分、駅までなら7分の移動時間を見なければならないので、上の例だと列車には間に合わないことになる。


▲空港マップ掲示 (↑ クリックで大きな画像で見れます ↑)

最後に、掲示されていた空港マップでバス停や駅の確認をして、ヴィリニュス訪問に役立ててほしい。
リトアニアは物価も安く、独自の料理が多いだけでなく、日本人に好まれる味のものが多いと思えたことから、非常に居心地の良い国だと思う。来年は厳しいと思うが、再来年には再訪したいと思っている。

訪問したリトアニアのレストランレビューリスト
 

【リトアニア鉄道博物館 [Lietuvos geležinkelių muziejus] の風景】
リーフレット①
※入場料:€1.80(先に駅舎2階の博物館窓口でチケットを購入のこと)
 営業時間:駅舎側9:00~17:00(土曜~16:00);車両展示場10:00~16:00(土曜~15:00)
 定休日:日曜日・月曜日・祝日、車両展示場は冬季休業



▲ビリニュス駅を入って右側に、博物館入口がある。まずは、2階に上がろう。


▲左:2階入口の天井に鉄道模型が走ってる!  右:模型展示が結構充実している


▲お決まりの過去の物も色々展示


▲何も案内されなかったけど、駅のホーム入口にあるこの表示を見落としてはいけない


▲ホーム左端に車両展示場がある。駅舎2階の博物館の入場券が必要。また、営業時間と期間に注意。



▲入口で入場券を見せると、元鉄道マン風のおじいさんが早速蒸気機関の実演を見せてくれた。
 おまけに、右下の手漕ぎ車輌にも乗ってみろと過剰サービスぶり。(言葉は通じない)
 団体の子供ばかりが入っていたので、鉄道好きの外国人オッサンがよほど珍しかったのかも?


▲お決まりのSLなんかよりも・・



▲最近まで現役だった(あるいは、まだ現役?)工事車両だとか


▲除雪車に加えて、これ何だ? なんていうのもある。








▲踏切に標識の数々


▲ホームにも無造作に色々と。線路なんて色々置いてあるだけで、何も説明が無い


▲塗装し直している訳でもなく雨ざらしの旧車両置き場っていう感じ

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

ミニ情報:エミレーツラウンジ [The Emirates Lounge]@成田空港

訪問:2017/6/15 18:30
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★★
ここからは、エミレーツ航空のビジネスクラスを試すことを最大の目的としているスペイン旅行の紹介。



航空会社直営のラウンジ紹介は、ビジネスクラス機内食レビューの最初に乗せているのだが、日本国内の空港ラウンジでは圧倒する食事内容だったことから、独立させて紹介することにした。
海外ブログなので「日本」というカテゴリーが無いため、苦肉の策で「ミニ情報」としてお届けする。



▲1日1便しか無いA380のビジネスクラス以上に搭乗する客しか使わないのに、素晴らしく広い空間

成田空港に、1日1本しか運行していないのにエミレーツ航空の専用ラウンジがあると知ったのは、出発日直前。航空機系のサイトでオープン時のレポートを見たが、ラウンジ食の情報は売り文句の「注文制天ぷら」があるぐらいしか無かったのが実情だ。
あとは、食べ歩き系ではないブロガーの記事はあったものの、情報不十分だったこともあって、ここまで凄いとは予想していなかった。


▲ダイニングコーナー

2月に乗った同じ中東系カタール航空の本拠地ドーハにあるビジネスクラス専用ラウンジの印象があったので(☞ こちら)、この後機内食が出てくるのだから食事はショボイだろうと思っていたら大間違い。
種類的には、大食漢なら全種類制覇可能だと思うが、JALのファーストクラスラウンジを凌駕するクオリティの高いものを出しているのだ。

出ている料理のほぼ全部の写真を撮ってきたので最後にまとめて紹介するが、まずはいただいたものから。


シーフードサラダ
シーフードサラダ

高級感ナンバー1だったのが、この蟹サラダ。
単にシーフードサラダと書かれていたが、土台はアボカドのムース、その上に蟹肉をたっぷり盛って、イクラと海老をトッピング。




なるべくたくさんの種類をいただこうと、盛り合わせ第一弾。
左から時計回りに、牛フィレ肉のステーキには意外に真っ当だった粒マスタードソース蟹とポテトのケーキフレッシュトマトとなすのペンネのパスタ

一般的には大量生産になるラウンジ食の中で、これだけしっかり作られた料理(特にパスタソース)が出てくることは滅多にないだろう。すばらしい!

クラブケーキの断面

この中から、3日前に香港のキャセイラウンジ(☞ こちら)でもいただいたクラブケーキの断面写真を紹介。

キャセイラウンジで食べたものよりもポテトの比率が多い点は残念だが、ハーブに加えて青唐辛子の辛みが時々襲ってくる異色のお味。中東料理かと聞いたら、日本人シェフの創作料理だそうだ。
この段階で、冷凍品を使っているわけではないことも確認できた。


もちろん、メディアの紹介記事にも乗っていた天ぷらも注文している。
プレートの上に「揚げたてをご用意いたします。スタッフまでお申し付けください。」との札だけ乗せてあったのでお願いしたが、出来上がりまで10~15分ほどお待ちくださいとのことだ。

天ぷら
天ぷら

やってきた天ぷら、天つゆをお茶碗に入れてきたのはどうかと思ったが、見ただけでも揚げたてサクサク。
左から順に、アスパラ、キス、人参のかき揚げ、蓮根、南瓜の5品目。

天ぷら

隠れて見えない3品を並べてアップ。
人参のかき揚げだけが、ちょっと残念だったかな。好みの問題だろうけど。


カレー3種

なぜかカレーが3種類もあったので、一通りいただいてみた。
エミレーツ航空の機内食は、事前にHPで搭乗便ごとの内容を確認することができるのだが、往復ともカレーが選択肢に入っているので調べたら、アラブ首長国連邦の人口構成比の半分が南アジア人で占めているからのようだ。

カレーは、左から順にラムカレーダール・マカーニ(豆カレー)和風チキンカレー
ライスは日本の白米もあったが、当然クミンライスをチョイス。
付け合せは、インゲンとニンジンローストポテトを味見程度に盛ってある。

日本にあるインドカレー屋にも良く行くが、かなり違うというのが印象だ。
黄色いラム肉カレー(そもそもインドカレーだとマトンだと思うけど)、豆の種類が違う気がするダルカレーともに、辛さは超控えめの日本人仕様かな?
日本のチキンカレーは、ここまでの路線に反してインスタントっていう感じで残念なお味。





ここで、トイレに行こうと探しに行ったら、入口左手からは見通せないトイレのあるスペースにも着席スペースがあった。
このソファー仕様の席、A380の上級クラス全員分をはるかに超える数があるのではなかろうか?
もちろんイスラム教のお祈りの部屋(名称を知らない)もあったが、そこだけは質素。

Ablution

食べ物紹介のページで申し訳ないが、トイレに気になる設備があったので紹介。
右の写真のスペース、ビデの種類だとは思ったものの、扉など何もないのでおかしいと思っていたので、この記事を書く段階で「Ablution」と記されていた単語をベースに調べてみた。なるほど。(宗教的なことは、下手なことを書けないので各自で調べてほしい)


Tabbouleh, Moutable
中東風サラダ [Tabbouleh]、なすの中東風ディップ [Moutable with Tahini]

機内食に備えて食べまくるのは無理だが、最後は中東料理で〆。
トルコ料理で味を覚えたメゼの類だが、トルコのものとはかなり味が違うものの美味しい。
あまり中東諸国に行こうという気にはならないが、ドバイ食べ歩きっていうのも面白いかなぁ、と少し気が変わってきた。


最後に、ほぼすべての料理ラインナップを写真でご紹介。






▲カレーとスープ(1種類あった)のトッピング






▲サラダ類


▲パンコーナー


▲チーズ


▲クラッカー、バター、フルーツ


▲寿司とカットフルーツ


▲ケーキ類は2種類

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング

テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

ミニ情報:個人旅行で行くブルガリアのバラ祭り(スケジュール確認方法等)

現地調査日: 2017/5/27~28
最終確認日: 2017/6/3

ブルガリア旅行で一番メジャーらしいバラ祭り。
現地に行く際に日本語ベースで調べたのだが、カザンラクのバラ祭り(バラ祭りツアーのターゲット)は6月の第一日曜日開催であることと、カルロヴォでも日程不明ながらもバラ祭りが開催されること、バラ畑ではバラの花で絨毯のようになるわけでは無いというぐらいしか仕込めず、具体的なスケジュールや開催場所がまったく見えてこなかった。

そこで、ツアーで行く方には無関係だが(ツアーの内容に不満を感じるかもしれないけど)、個人旅行で行かれる方に役立つ情報、即ちブルガリアのバラ祭りの開催場所とスケジュールの調べ方や、バラ畑の点在状況等をまとめてみようと思ったわけだ。
ここまでの記事で紹介しなかった画像や映像もあわせて紹介したい。(一部重複あり)

【コンテンツ】
バラ祭りのスケジュール確認方法
カルロヴォのバラ祭りスケジュール
カザンラクのバラ祭りスケジュール
会場への行き方(レンタカー)と薔薇畑情報など
「薔薇摘みの儀式」の風景


▲2017/5/28 ゴルノ・チェルコヴィシテ[Gorno Cherkovishte]会場の映像
 バラ祭りツアーパンフレットでおなじみのシーンも再現してくれた
 

まずは、一番重要ないつ、どこで、何が開催されるかという情報の調べ方。
多くの日本人の旅行記があるし、添乗員や旅行会社関係者のブログなんかもあるが、まったく掲載されていない。
特にその道の(自称)専門家が大手サイトで発信している情報は、広告収入や関係先への誘導が目当てなので、本当に役に立たない!

(2017/6/6追記)さらには、帰国後に地球の歩き方最新版(2017/3/17発行)で調べてみると、P123の下段に「カザンラク、カルロヴォともに、バラ祭りは6月第1週の週末に行われる」と、相変わらずのデタラメ情報を発信している。
ガイドブックは必ず最新版を購入しましょうと書いている連中もたくさんいるが、多くはアフィリエイトによる広告収入目当てか旅行業界の人間だ。今の世の中、ネットで調べた方が確実で、ガイドブックの最新版をわざわざ買う意味は無いのだ。(追記終了)

そんな状況の中で、現地で発見したサイトがすべてを解決してくれた。
fest-bg.com」というサイトの存在だ。
ベースはもちろんブルガリア語でチンプンカンプンだが、英語版ページを見るとブルガリア各地のお祭り情報が掲載されていることが分かる。

このサイトの存在を知ったのは、5/27に立ち寄ったカルロヴォ[Карлово/Karlovo]で、偶然バラ祭りを行っているところに遭遇したからだ。土曜日だったので、当然日曜日である翌日も開催しているだろうとネットでブルガリア語や英語で色々探っている際に、Festival of Roses – Karlovo 2017 というページを見つけることができた。
 

【2017年のカルロヴォのバラ祭りスケジュール】
2017/5/27の最終日分しか載っていないので、前週土曜日から(2017/5/20~)との記載はミスかもしれないが、恐らく毎年ほぼ同じスケジュールだと思えるので、来年も日程だけチェックして早めに出かければ問題ないだろう。
カルロヴォのバラ祭り風景

09:00:Traditional Rose Picking Ritual
 会場:近郊のバラ公園(詳細位置は不明)
 Folklore program featuring the Rose Valley Dance ensemble

10:00:Open stage entertainment
 会場:7月20日広場(GPS:42.643500,24.807031 ☞ Google Map
 regional amateur dancing and singing performers will present their songs, dances and colorful costumes

10:00:Queen of Rose parade
 会場:市内中心部(詳細コース不明)

10:30:Rose Valley Festival
 会場:7月20日広場(GPS:42.643500,24.807031 ☞ Google Map
 Rich folklore program accompanied by traditional songs and dances

11:30:Demonstration and products tasting
 会場:歴史博物館(GPS:42.636651, 24.806326 ☞ Google Map
 Demonstration of rose-oil making and tasting of products from rose

18:00~21:00:Concert show program
 会場:7月20日広場(GPS:42.643500,24.807031 ☞ Google Map


カルロヴォのバラ祭りの開催期間は5/20~27と記されていたので、残念ながら最後のステージしか見れなかったことにガッカリしたものだが、同じサイトに他のバラ祭り情報があるだろうと探した結果が、Rose Festival 2017だ。

カルロヴォと違って地名が入っていないが、バラ祭りと言えば、ブルガリアでもカザンラク [Казанлък/Kazanlak]の祭りを指すからだと思う。

スケジュールを見ると5/12(金)~6/4(日)の長丁場で、日本のサイトに書かれている6月第1日曜日というのは、最終日のイベントに過ぎないことが分かった。特に、5/20(土)からの毎週末には、私が参加した「バラ摘みの儀式」が市内各地の集落で開催されているので、何も6月第1日曜日だけをターゲットにする必要性は無いのだ。
 

【2017年のカザンラクのバラ祭りスケジュール】

2017/5/12(金)
 19:00 Rose Queen 2017 competition – election
  会場:Culture center Arsenal(場所不明)

2017/5/15(月)~21(日)
 Made in Bulgaria – bazaar of Bulgarian goods
  会場:Iskra通り(GPS:42.620565, 25.393614 ☞ Google Map

5/20(土)
 10:00 バラ摘みの儀式 (Rose picking ritual)
  会場:Cherganovo(☞ Google Map)... 詳細位置は不明

5/21(日)
 10:00 バラ摘みの儀式 (Rose picking ritual)
  会場:Rozovo(☞ Google Map)... 詳細位置は不明

5/22(月)~6/4(日)
 The Craft’s Street
  会場:Iskra通り(GPS:42.620565, 25.393614 ☞ Google Map

5/24(水)
 10:30 Festive parade of schools
 19:30 Open stage for graduating students
 20:30 「Sing I love you in Bulgarian」 – Horizont and friends festive concert
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map

5/26(金)
 18:00 Spectacle featuring Shkumbata, Poli Paskova and ensemble「Chinari」part of National Business Forum 2017
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map

5/27(土)
 10:00 バラ摘みの儀式 (Rose picking ritual)
  会場:Gorno Izvorovo(☞ Google Map)... 詳細位置は不明
 11:00 「Za rachica」– children’s national dance competition.
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 16:00 「The drum beats, horo winds」– a traditional circle dance competition
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map

5/28(日)
 10:00 バラ摘みの儀式 (Rose picking ritual)
  会場:ゴルノ・チェルコヴィシテ[Gorno Cherkovishte](GPS:42.584829, 25.338870 ☞ Google Map


▲この会場で実際に見てきたものなので再掲載。他の映像や写真も、この会場のものだ。
 (2017/6/6追記)地球の歩き方2017~18のハイライト(P10~11)に、同じ会場の写真が「バラ摘み」として掲載されていた。2016年は最終日前日の土曜日に開催されたようだ。
 このおかげで当地のカナ表記が分かったので、追記しておく。(追記終了)

5/29(月)
 10:00 Made in Bulgaria – bazaar of Bulgarian goods
  会場:Iskra通り(GPS:42.620565, 25.393614 ☞ Google Map
   注:Official opening of The Craft’s street

6/1(木)
 10:00 International Children’s day / Festive morning for children
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 19:00 Princesses of Rose – children’s show spectacle
  会場:Culture center Arsenal(場所不明)
 19:00 Ceremonial fireworks on the occasion of the Botev’s Day and the perished for freedom
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map

6/2(金)
 10.00 The Day of the town ot Kazanlak – Orthodox ceremony of prosperity and raising of the National Flag
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 11:30 – Solemn session of the Municipal Council Kazanlak
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 17:30 International Folklore Festival – procession, opening
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 18:00~20:00「Dance with us」– Bulgarian traditional dances
  18:00 dance workshop
  19.00 Zumba dance
  会場:Rosarium Park[Парк Розариум](GPS:42.623038, 25.388003 ☞ Google Map
 21:00 Official opening of Rose festival 2017
  Crowning of the Rose Queen / Irina Florin and Band Acoustic Live – Festive Concert
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map

6/3(土)
 10:00 バラ摘みの儀式 (Rose picking ritual)
  会場①:Kanchevo(☞ Google Map)... 詳細位置は不明
  会場②:Razhena(☞ Google Map)... 詳細位置は不明
 10:00~19:00 – Rose Wine Expo 2017 – opening and awards
  会場:不明
 11:00 「The bread of the Bulgarians – ritual, customs and faith」
     – exhibition and tasting of traditional bakery products
  会場:Rosarium Park[Парк Розариум](GPS:42.623038, 25.388003 ☞ Google Map
 16:00~18:00 「A Bulgarian Rose」– a photo with the Rose Queen
  会場:Tourism information center(GPS:42.619881, 25.393052 ☞ Google Map
 17:30 Cheerleader show
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 18:00~20:00「Dance with us」– Bulgarian traditional dances
  18:00 dance workshop
  19.00 Zumba dance
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 19:00 International Folklore Festival – procession
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 19:30 International Folklore Festival
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 21:00 Festive Concert
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map

6/4(日)
 10:00 バラ摘みの儀式 (Rose picking ritual)
  会場:カザンラク近郊(詳細は不明)
 10:00 Festive parade
  会場:市内中心部(詳細コース不明)
 14:00 International folklore festival – closing
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map
 14:00~16.00 「A Bulgarian Rose」– a photo with the Rose Queen
  会場:Tourism information center(GPS:42.619881, 25.393052 ☞ Google Map
 18:00~20:00「Dance with us」– Bulgarian traditional dances
  18:00 dance workshop
  19.00 Zumba dance
  会場:Rosarium Park[Парк Розариум](GPS:42.623038, 25.388003 ☞ Google Map
  20:00 Closing ceremony of the Rose Festival 2017
     Simfonieta Shumen concert with soloist Ruslan Mainov
  会場:Seuthopolis Square(GPS:42.619200, 25.393100 ☞ Google Map


▲2017/5/28 ゴルノ・チェルコヴィシテ[Gorno Cherkovishte]会場の映像
 カザンラクやカルロヴォの市街地で開催されるイベントにもあるダンスは、ここでも実施
 

さて、個人旅行での問題となるのは足の確保である。
2017年で言えば、5/27のカルロヴォのバラ祭りと、6/2~4のカザンラクのバラ祭りは、街の中心部がメイン会場となるので、鉄道やバスで街まで移動してしまえば何とかなるが(宿の確保の方が問題になる可能性大)、周辺の村で開催される「バラ摘み儀式」を見ようとなると、車が無ければ不可能だ。ゴルノ・チェルコヴィシテ[Gorno Cherkovishte]会場しか行っていないが、バスなどで行けるとは思わない方が良いだろう。

となると、現地で募集している可能性がありそうなツアーに参加するか、車をチャーターするか(言葉の問題だけでなく需要が多そうなので、かなり難しいハズ)、レンタカーという話になるが、ここはコスト的にも確実性という意味でもレンタカーをお勧めしたい。

最近は、単に右側通行とかで不安を煽っているガイドブックは少なくなっているが、未だに煽っている連中は自分でレンタカーを運転した経験が無いか、日本でもほとんど運転していないか、初心者やサンデードライバーのような狭い道に苦手意識のある運転未熟者のはずだ。安全運転意識が無い人(≒ゴールド免許の取れない人)もリスキーだろう。
右側通行であってもハンドルは左側、交差点を曲がる際もすべて反対になるので、ほとんど違和感のない自然体で対応できることは、最初にレンタカー会社の駐車場がら表に出て、交差点を右左折すれば感じるはず。(私も25年以上前に経験した)

もちろん走っている車が見えないと、最初の頃はついつい左側通行をしてしまうものだが、そこは対向車が来た時に少し焦れば大丈夫。流れに乗っている分には、まったく違和感を感じないはずだ。右側通行を意識しすぎないことの方が重要だろう。

ブルガリアの場合は、交通量が比較的少ないうえに、(道を選べば)道路も比較的広いので、海外レンタカー初心者でも大丈夫だろう。ただし、路面状況が悪い道路が多い点だけは注意。カザンラクとプロヴディフを結ぶ山越えの国道56号線は、峠周辺よりもカザンラク側の麓の方が大穴だらけの悪路だったのだ。
同じ道を戻りたくないがためにGoogle Mapのナビが示した国道64号線経由を無視して使った私が悪いのだが、国道であっても油断禁物だ。

要Vignetteの道路標識あと、他国からブルガリアに入る場合は、国境でヴィニエット[Vignette]を購入する必要がある。(☞ Vignette for driving in Bulgaria in 2017

一般的には、ヴィニエットはその国の高速道路通行証(通行料金を払う手段)であることが多いが、ブルガリアの場合は多くの一般道を走る場合でも必要で、必要となる道路では、左のような道路標識が立っている。

今回は、ソフィアからカルロヴォ、プロヴディフ、カザンラクと一般道路を走ったが、ほぼすべての国道でこの標識が立っていたので、高速道路料金徴収のためではなく、道路税代わりで運用しているようだ。

もちろん、ブルガリア国内で借りた場合は不要。当然のごとくフロントガラスに有効なヴィニエットが貼られている。(レンタカー会社でも不要であることを確認した)

最後に、私が走った道路沿いで、バラ畑のある場所を示しておこう。
都度正確な位置を記録した訳ではないので、あくまで記憶ベースだが、主要道路沿いでもそれなりに楽しめると思う。


↑↑ クリックすると大きな画像が開きます ↑↑
 

【ブルガリアのバラ祭り「薔薇摘みの儀式」の風景】
最後に、写真ベースでカザンラクのバラ祭り「バラ摘みの儀式」の風景と無料で提供された食べ物や薔薇酒を紹介しておく。

Rose Picking Ritual
▲会場入口にイベントの名称と開催地の地名がブルガリア語と英語で記されている


▲バラのエキスを抽出する(?)昔ながらの器具(下から出てきた薔薇水を、持参のペットボトルに入れてくれる)


▲薔薇畑はこんな感じ。(他の地域の薔薇畑でも、遠目に見た感じでは同じように見える)


▲祭り開催中でも、多くの人達が香水用の薔薇摘みに精をだしていた


▲小さな子供たちも民族衣装で祭りに参加


▲薔薇籠の中には、薔薇の花がいっぱい。観光客も薔薇摘みさせてくれる。


▲おもてなし用の料理。ほとんどがスイーツで、薔薇のジャムを付けていただく


▲唯一あった肉料理。中央の白い物体は、豚の脂身の燻製っぽいもので美味。


 
▲手作りのお菓子と豚の脂身をアップ(一応食べ歩きブログなので・・)


▲薔薇酒(8lv≒520円)や、薔薇飾り・バラのジャム(3lv≒200円)もさりげなく販売中


▲薔薇の刺繍とかも売っていた。販売物は、他に薔薇冠と薔薇のレイぐらいしか無い


▲薔薇の集荷場のお隣で、観光客向けに英語での歓迎挨拶があった



▲声をかければ、ポーズも取ってくれる


▲若い娘さんたちが、薔薇の花をこちらに投げてくれる。ツアーパンフでおなじみの光景。


▲観光客100人程度と、非常にこじんまりとしたイベントで親近感がわく


▲お決まりのダンス(マナーの悪い中国人が輪の中に潜入して写真バシバシ..怒)


▲最後はみんなで記念撮影


▲自然解散的だったが、バスで来ていたツアー客が引き上げたので私も撤収。

テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
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10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
3月:高雄/台湾
3月:ハノイ/ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
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