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フランス/ラ・ロシェル [La Rochelle]: Les 4 Sergents

訪問:2017/11/8 12:45 (☞ Via Michelin 紹介ページ
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★☆☆
昨晩は特別構成で書いているシャトーホテル泊だったので(☞ Château de la Vérie)昨日の訪問先を書きそびれていたが、フルールドセル等の海水塩で有名な城壁で囲まれたゲランド[Guérande]の街で塩を購入してから南下し、ポルニック[Pornic]の城を拝んで、何も無かったノワールムーティエ島[Île de Noirmoutie]に干潮時だけ渡ることが出来るPassage Du Goisを往復。(☞ 昨日のルート実績LOG



今日は、今回の旅行での最南端であるラ・ロシェル[La Rochelle]に立ち寄ることにした。
ここから南50Kmのサント[Saintes]の街の北側にあるクラザンヌ城[Château de Crazannes]までは、4年半前に泊まりに来ている。



港近くに2つ星店を筆頭にミシュラン推奨店が数多く並んでいたが、今回はお洒落な店を選んでみた。
内装は高級店らしく立派でちょっと斬新。店のHPなどを見ても、それをウリにしているようだ。

アラカルトでは3皿で最低80ユーロにもなる店だが、コースなら27ユーロと比較的お手軽価格で楽しめる。(実は2つ星店の68ユーロのランチを狙っていたものの、入口に黒服スタッフが4人も並んで待ち構えていたので断念)




お願いしたのは、3皿コースのMenu du Marché(€27.00)
前菜・メイン・デザートそれぞれが2択になっている。

パンを入れたバスケットというか金属籠もお洒落だが、入っているパンはガサツ。
味の方もフランスのパンとは思えない出来で、やはり外見だけの店だなと感じた訳だ。



Œufs mi-cuit, crème d'epinard et copeaux de chèvre sec

前菜から家内が選んだのは、卵料理。
ダメなはずのシェーブルと書かれていたのに選んだのは、単に読めなかったそうだ。
でも、ポルトガルの羊乳入りチーズと同様に少量なら大丈夫なタイプだと。

ちらっとソースを味見したら、バジルではなくホウレン草の味。
原価安すぎだし、ちっとも美味しくない。



Moelleux de crevettes roses au citron vert et crumble de pain

私は小海老の文字が見えた方を頼んでみた。
フランス語の単語ベースでは、海老とレモンとパンを理解していたが、ちょっと予想と違う皿が出てきた。



海老がごく少量だけ入ったレモン風味のムースの上に、カツレツ用のパン粉を揚げたような小粒揚げ玉をたっぷり乗せてある。
ムースは普通にいただけるものの、油っぽい揚げ玉がNG。
見栄えや奇天烈さ重視で味は二の次の、典型的な三流シェフの創作料理だ。



Filet de rascasse, sauce mouclade et fondue de poireaux

メインからの家内のチョイスは魚料理。
料理用語の入った電子辞書を持ってきていたが、カサゴの一種らしいと認識しての選択だそうだ。



魚の切れ端とソースだけ味見したが、貧弱な前菜と違って、こちらはしっかり決めてきた。
後で調べてみたら、ムクラードソース[sauce mouclade]というのは、当地ラ・ロシェル発祥のムール貝にかけていただくソースらしい。生クリームと卵黄をベースにした濃厚なソースで、私好みのお味。



Suprême de volaille, sauce chasseur et purée de butternut

私は肉料理。翻訳をかけると、ウズラ肉だったりホロホロ鳥だったり色々な意味で出てきてしまい特定できなかったが、若鶏の胸肉ではないかと思う。



柔らかくジューシーに焼き上げられていた肉質は上品な味わいで、キノコの入ったシャスールソースもまずまず。
前菜の出来とのギャップが大きすぎだ。



Chèvre frais du Poitou, Huile d'olive et fleur de sel de l'île de Ré

デザートからは、私はシェーブルをチョイス。
上からオリーブオイルを回しかけられていてオイリーな印象の方が強く、シェーブルの味はというと普通かな。
やっぱり、そうそう感動するシェーブル(☞ L'Ancolie)には出会えないようだ。



Tiramisu maison

山羊チーズがダメな家内は、仕方なくティラミスを選んでいたが、イタリアを冒とくしていると怒りまくっていた。
何がダメなのかというと、マスカルポーネの味はしないし、底に珈琲が入っていないからだというが、私は底に分離した水分がたまっていた方が許せない。味は論外であることは確かだ。




なぜか、会計伝票を持ってきた後に小菓子が出てきたが、抹茶のフィナンシェかと思ったらピスタチオのようだった。
ようだったと曖昧にしたのは、ピスタチオの味がしないだけでなく、不自然な着色料たっぷりという感じの緑色をしていたからだが、何だったんだろう?





※メニュー:コースアラカルト①

【店舗詳細情報】
店名:Les 4 Sergents
電話:05 46 41 35 80
営業:12:00~14:00、19:30~22:00
定休:月曜日
住所:49 rue Saint-Jean du Pérot, 17000 La Rochelle
GPS:46.156210, -1.156482 (☞ Bing Map


訪問したフランスのレストラン
 

【ゲランド [Guérande] の風景】
(☞ 街の案内掲示、GPS: 47.327872, -2.429261←城壁中央の教会前広場)






▲左:塩の量り売り店  右:城壁正門前にある近代的な町役場
 

【ポルニック [Pornic] の風景】
(☞ GPS: 47.11398, -2.10552)← ポルニック城[Château de Pornic]





 

【Passage Du Gois(ノワールムーティエ島 [Île de Noirmoutie])の風景】
ポルニックの城を見た後は、橋で結ばれているノワールムーティエ島を目指してGoogleのオフラインナビでルートをセットして向かったら、いわゆる海中道路に出くわした。
沖縄にあるインチキ海中道路では無く、干潮時刻前後90分(計3時間)だけしか通れない、全長4125mの本当の海中道路だ。(☞ wiki(英語)

普段は同じ道を往復することを嫌うが、この時ばかりは島の観光を終えた帰りにも利用してしまった。(GPS: 46.921049, -2.103710(本土側起点)、46.933840, -2.147824(島側終点))

海中道路周辺の干潟は貝や蟹の宝庫らしく、それらを取りに来ている人達もたくさん。(☞ 干潟の生き物と採取ルールの案内掲示


▲本土側の入口


▲道路入口前にある案内&警告掲示 (↑ クリックで大きな画像が開きます ↑)


▲左:2017/10~12月の干潮時刻表も掲示(↑クリックで大きな画像が開きます↑)
 右:入口最終警告版(たぶん最高速度50Km/h表示の部分が、通行止めマークになるのだと思う)



▲海中道路部分(干潮時以外は海の中に沈む)


▲ノワールムーティエ島から本土に戻る手前の警告標識


▲左:島側の最後の標識は本土側と同じタイプ  右:島側の入口
 

【ラ・ロシェル [La Rochelle] の風景】
(☞ 街の地図掲示①

▲左:人生初のミシュラン2つ星店「Christopher Coutanceau」は、突撃断念
 右:その先の城跡(?)らしきゲートをくぐって旧市街へ


▲左:1つ目の塔(Tour de Lanterne)を過ぎると米仏国旗を掲げた塔が正面に見える


▲手前が米国旗の塔(Tour de la Chaine)で、海を渡った先が仏国旗の塔(Tour Saint-Nocolas)
Les Tours de La Rochelle案内掲示


▲仏米塔の内側が港。海底が顔を出す干潮時のヨットハーバーの桟橋構造が凄かった


▲旧市街入口となる門。案内図には時計台の名称(La Grosse Horioge)で掲示


▲門の先、商工会議所(La Chambre de Commerce)前を抜けてカテドラル(La Cathédrale)


▲左:入店した店はレストラン街にある  右:解放すればシャトーホテルになりそう

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

フランスのシャトーホテル: ヴェリー城 [Le Château de la Vérie]

訪問2017/11/7~8 (Room Type: Dauphin Twin(No.15)、室料のみ €82.00
食事: 総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★☆☆
宿泊: 総合4.0、予約個室4.5、建物全体3.0、サービス3.5、CP5.0



今回のフランス旅行では、シャトーホテルでの宿泊も大きなテーマにしている。
その第一弾が、シャラン鴨(☞ シャラン鴨って、なに? - エスカルゴの国から)でお馴染みのシャラン[Challans]の街外れにある Château de la Vérie
特にフランスでのレストラン選びでは最優先で利用している英語版の Via Michelin にレストランが掲載されていたことから(☞ こちら)、期待していた。

【CONTENTS】
直営レストランのディナー
泊まった部屋(No.15/Dauphin Twin)の写真
ヴェリー城の内部写真
一般入場可能なエリアでのヴェリー城の風景
 



コースは35,49,59ユーロの3種類。レストランがミシュランお墨付きという事や、選べる料理の魅力度から最高値の Menu « Dégustation de la Vérie » 59 euros をお願いすることにした。
5皿構成の完全フルコースだが、選択肢は一切ない。

もちろん、事前にHPでメニューチェックしてあったので、いつものように内容が同じであることを確認してから頼んだわけだが、フランスのミシュランお墨付き店の半数程度は、ちゃんとメニュー内容も更新しているので助かる。店頭で確認はできるものの、フランス語が分からないので、翻訳をかけずに決めるのは外れを掴むリスクが高くなる。




パンは2種類。露骨な胡麻パンは珍しいが、好みで無いので胡麻を剥がしていただくことにした。

今回は、バターの大産地であるブルターニュでもパンに付けるバターが出てこなかったが、ブルターニュのすぐ近くのここでもバター無し。
実は、帰国日にパリでエシレバターを調達しようと、昨年も大量調達したモンパルナス[Montparnasse]駅前のモノプリ[Monoprix]に出かけたら、バターケースがほぼ空っぽ。欧州広域ブランドのプレジデント(€2.00)と、モノプリブランドしか無かったのだ。
張り紙があったので写真を撮って後で翻訳したら、原料不足によりバターが入荷しないと書かれていた。日本の昨年と一昨年のバター不足現象が、本場のフランスでも発生していたという訳だ。

それならと、高級食材デパートである La Grande Epicerie de Paris に出かけたものの、イズニーバター2品種と昨年試した我が家の好みでなかった3種類のバターはあったものの、お目当てのエシレバターは無し。価格表記も出ていなかった。
諦めて、少しだけあったイズニーバターを4つだけ籠に入れて(普段なら3ユーロ未満なのに4ユーロ以上もしていたので、価格も高騰しているようだ)、チーズを見てから戻ってきたら、お目当ての無塩のエシレバターが4ケースほど入荷したようで並べているところだった。

ラッキーと、イズニーバターを戻して12個=3Kgを籠に入れたものの、値段が出ていなかったので恐る恐るレジを通したら、なんと昨年のモノプリとほぼ同価格の2.90ユーロ。本当にラッキーだった。(フランスの有塩バターは塩がきついのと、料理やお菓子作りに使えないことから、今回は買わないことにしていた)



Amuse bouche

アミューズは、またまた塩クリーム!
フランス北西部の定番なのか、ちょっと幻滅・・と思っていたら、さすがに中身が凝っていた。

濃厚な蟹味エキスに浸かった蟹肉が入っていたのだ。
そのまま蟹肉を入れるのではなく、蟹肉の風味を引立てる加工をしてあった点で期待が膨らむ。



Médaillons de foie gras pochés au vin rouge, chutney aux oignons rouges au porto

前菜は、我が家定番のフォアグラ。
2個のメダリオンが違った形で乗っていたが、味は2つとも同じ。あれ?



良いフォアグラを使っていることはわかるものの、浸み込ませてあるのがブランデー類ではなく普通の赤ワインを使っている感じで、薄いというか水っぽいというか、フォアグラらしい美味しさに欠ける。

しかも、フォアグラの上に乗っていたり下に敷かれているゼリー状のものも薄い赤ワイン風で、形状こそ違うもののどちらも同じもの。ポルト酒って書いてあるのだが、たっぷりのポルト酒を煮詰めずに、単に使っていますというだけの味だ。これでは、フォアグラの味が引き締まらない。

ここの調理人、味付けの技術力が無いのかなぁ。
フォアグラ本体の下処理(血合いと筋抜き)はしっかり出来ているのに・・



Effiloché de raie, beurre de câpres et ses artichauts violets

魚料理は、エイだと認識していたが、北海道で食べられるカスベのソテーという感じ。
北海道と大違いだったのは、切り身の形状を保ったまま骨を完全に抜き取ってある点だ。
結構すごい加工技術じゃない?



お味は、シンプルなバターソースっていうか、ソースになっていないバターソテー。塩が足りない。

先ほどのフォアグラも塩を加えて食べたりしていたが、ここでもテーブルの塩を使うことになってしまった。その塩は、100Kmも離れていない今朝寄って買ってきたゲランド産のフルール・ド・セルかな?



Pavé de cerf, sauce canneberge

肉料理は、鹿肉。
焼き加減を聞かれたので、家内がミディアムと言ったのに釣られて同じで良いと言ってしまったのは失敗。たいてい、ワンランク焼きすぎで出てくるものだ。



やっぱりミディアム・ウエルダンという感じで、鹿肉独特の旨味を味わえない状態。
そこはソースで補えるのが優秀な店だが、やっぱりソースが全然できていないし、皿が持てないほど激熱状態だったので、あっという間にソースが乾いてしまい使えない。

どうも、シェフ見習いの工程は十分すぎる技量を持っているものの、その上のランクであるシェフとしての技術がまるっきしダメな店のようだ。
チーフシェフがお休みで、代理の者が調理していたのかなぁ・・



Soufflé au Beaufort et sa roquette acidulée

チーズは、スフレで出てきた。
生野菜を添えてあるけど、なんだか馴染めないなぁ。



これまた火傷してしまうほど熱々で、食べるのに難儀したが、濃厚なチェダーチーズ系の味でまずまず。



Traditionnel Mont-Blanc selon le Château de la Vérie

最後のデザートは、楽しみにしていた伝統的なモンブランというお題。
ところが、どこが伝統的なのかと思うもので、表記としては近未来的の方が正しそうなものが出てきた。



トッピングのメレンゲだけを平らげると、モンブランらしい麺状の栗クリームがかかっている・・と思ったら、栗ではなくキャラメル。
その下の山にしてある薄い栗味のするホイップクリームの中に隠れていたのが、栗ではなく半球にしたホワイトチョコ。



球の中身(裏側)に、濃厚なマロンペーストを詰め込んでであった。

上半分を平らげると、下半分には違うクリームが入っているのが見えてきた。



下半分も、普通のチョコを半球状にして裏返したもの。
球状なので皿の上で安定させるための材料が、栗クリームとマロングラッセを砕いたものになっている。

中を埋めてあるのが薄味栗クリームだが、この中央部分にチョコクリームを埋め込んであった。
ここが上半分の半球の中に入っていた濃厚栗クリームならよかったのに、チョコの味で栗味が完全に消えてしまって残念なお味になってしまった。
結構斬新で良かったのに、最後の詰めが甘いという感じ。




最後に coffee with milk と言って家内だけ珈琲を注文。(私は逆流性食道炎になるので飲めない)
小菓子も出てきたが、小学生が家庭科授業で作ったような激マズのマドレーヌに、絶対にコーヒーと合わないであろう、強い皮つきレモン風味のムース。
やっぱり、料理の基本を外している感がする。

お会計は部屋付けにするとのことだが、伝票を持ってこないので金額が分からず。
チェックアウト時に明細が付いていたが、バドワ[Badoit](€6.00)と珈琲(€4.00)を加えて総額128ユーロと、部屋代の5割増し。部屋代は割安感があるものの、レストランは値段相応ながらもミシュラン推奨店レベルに達していない印象を残してしまった。

なお、朝食はオプション(€15.00)だったので取らなかった。

※メニュー:ランチ・子供用コース①前菜メインチーズ・デザート城の説明

【レストラン詳細情報】
名称:Château de la Vérie
電話:02 51 35 33 44
営業:12:00~13:30、19:30~21:30
定休:日曜夜~火曜昼
住所:40 Route de Saullans, 85300 Challans
GPS:46.824620, -1.902944 (敷地入口:46.825539, -1.897057)


宿泊した古城ホテル・シャトーホテル
訪問したフランスのレストラン
 

【泊まった部屋(No.15/Dauphin Twin)の写真】 (☞ 部屋の配置図







▲左:テーブルに絵が彫られていた  右:窓からの風景


▲バスルームは近代的
 

【ヴェリー城の内部写真】 (☞ 全館配置図
全館配置図でも分かる通り、部屋のほとんどを客室に割り当ててあるため、ダイニングルーム以外の内部の見応えに乏しい。








 

【一般入場可能なエリアでのヴェリー城の風景】

▲入口からシャトーまでは500m近くある。地元の老夫婦が散歩に来ていた。


▲左:シャラン鴨(?)が数百羽いた池。みんな青首鴨  右:池の横辺りから見えるシャトー


▲左:城本体のゲート(池のすぐ先)  右:改めて城の正面


▲左:裏側正面(フランスのシャトーは城に見えないなぁ・・)  右:裏側斜め


▲左:正面を斜め手前から  右:中央2階外側に大きく掲示されている紋章

テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

フランス/ロシュフォール・アンテール [Rochefort-en-Terre]: L'Ancolie

訪問:2017/11/6 13:00 (☞ Via Michelin 紹介ページ
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★☆☆☆
サン・マロ[Saint-Malo]を後にして、ディナン[Dinan]トレスソン城[Château Trécesson]を見てから、フランスの最も美しい村々[Les plus beaux villages de France]に指定されているロシュフォール・アンテール[Rochefort-en-Terre]に到着。



シーズンオフとあって、観光客は村全体で10組程度と閑散としているし、お目当てのミシュラン推奨のホテルレストランは、ホテルごと休業していた。
仕方ないので、もう1軒の掲載店に向かったわけだが、見事に貸切だ。


▲左:ビストロ側  右:レストラン側(ビストロ側から拝める)

店に入るとビストロかガストロ(レストラン)かと聞かれ、顔に?マークを出していたら、メニューによって区別していると。
実際雰囲気もまったく違っていて、レストラン側は明るくキレイにしてあった。
ミシュランのお勧めは、レストラン側だった可能性大だが、客がまったく入っていないことから警戒してビストロ側を選ぶことにした。


割安なランチコースと通常コースの差額が小さいだけでなく、選択肢も多くなることから、Menu Formules(€25.00/前菜+メイン+デザート)を注文。



注文を終えると、水だけでなくおつまみも出てきたが、おつまみは早々に引っ込められてしまった。
間違えて出したのかも?



代わりにパンが出てきたが、なぜか2人で3切れ。



Poêlée de champignons aux herbes

前菜からは、二人ともキノコ料理をチョイス。
ちょっと季節的には遅いかもしれないが、一昨年の秋にキノコ料理をお目当てにフランスを回った際には、まったくと言ってよいほど巡り合えなかったので、フランスのキノコに飢えていたのだ。



御覧の通り、種類豊富で全部キノコっていう炒め物が出てきた。
これで味が良ければ最高なんだが、振りかけられているのは市販の乾燥ハーブミックス。
もう少し手を加えればよいのに・・



Filet de sandre, crème à l'orange
riz et piperade


家内のメインは、魚料理。でも、フランスで魚料理なんか頼むものではないと後悔していたようだ。
ソースは良かったものの、魚がパサパサ。



おまけにライスは、タイ米みたいで食べれないと全部私に回してきた。
タイカレーなら嬉しいものの、なんとパプリカのソテー(バスク料理のピペラードと書かれていた)を乗せて、ピペラードライス? ごはんには合わないよなぁ・・



Désossé de cailles, jus à l'estragon
frites et piperade


私は鶉肉をえらんでみたが、骨を抜いた手羽元が5個並んで出てきた。



良い感じに焼きあがっていたものの、あまりジューシーな感じのしない食感。
まさか、フランスでも(なおかつミシュランお墨付きの店でも)業務用の冷凍加工肉を使っている?

シーズンオフで客が入ってこない状態となると、食材が回転することもないのであり得る話だろう。



別添えのソースだが、安直にバルサミコかビネガー系のソースだと思っていたら、しっかり肉を焼いた後のフライパンに付いた旨味をベースにしたもの。
この焦げ目を含んだソースをたっぷり付けていただくと、塩が足りない気もしたが美味しくなった、



メニュー上では、家内が頼んだ魚料理と共通のピペラードだが、私の方はラタトゥーユ仕立て。
ここにも例の乾燥ハーブミックスが使われていたが、大量の大好物野菜の煮込みがたっぷりで嬉しい付け合わせ。



さらには、ちょっと変わったカットの仕方だったフリットも別皿で出てきた。
なかなかフランスで美味しいフレンチフライには出会えないが、ブルターニュで出てくるものはたいてい美味しい気がする。ジャガイモの品種の違いだと思う。



Mille-feuilles aux mûres

家内のデザートは、お勧めを聞いてスペシャリテだという事から選んだミルフィーユ。
ところが、出てきたのはスペシャリテどころか超手抜きのミルフィーユもどき。

スプレーホイップを山のように盛って、上にパイもどきのパンの皮みたいなのを乗せてある。
これ、ブラッセリーのデザートではよく見るパターンだが、ちょっと無いだろう。



Assiette de trois fromages

私は、フランスチーズをチョイス。
サービス担当(?)のおじさん、英語堪能で山羊のチーズは大丈夫かと聞いてくるのだが、もちろんと答えると、このシェーブルが当地のご自慢のチーズだと言って盛ってきてくれた。(左上のもの)

3種盛りとあったのに、4種類盛られていると思ったら、右下は無塩バター。
チーズといっしょではなく、最初のパンと一緒に出してほしかったなぁ。
でも、チーズ盛り合わせにナッツを付けてくれるのは(フランスでは)珍しい。パンは、最初のと同じ食事用のものが出てきたけど・・



さて、そのご自慢のシェーブルだが、今まで食べたシェーブルとはまったく違う美味しさ。
シェーブルの味ってこんなものだという固定観念があったのに、全然違う。これだからフランスチーズはやめられない。

見た目での一番の違いは、周りを包んでいる黒カビの部分。
なんとか分かるように写真を撮ったのだが、その部分が粘トロ状態になっているのだ。
この部分が美味しいわけではないが、これが今まで食べてきたシェーブルと大きく違うところ。

前に、パリのフロマジュリー・ヒサダのオーナーが、シェーブルは全然違うんだと言われていた通りのことを体験できたわけだが、さあ、これからどうしようか。銘柄とかブランドとか分かっていれば頼みやすいが、あまりにも産地と種類が多すぎて皆目見当が付かない。




以上でお会計だが、ドリンクは水道水だけなので額面通り2人で50ユーロ也。
1人3000円強のランチと考えると、微妙に高い気がしないでもないし、味覚的にも決して満足できる水準ではないのだが、観光客目当ての土地と考えれば悪い選択ではない気がする。
でも、ビストロではなくガストロレストラン側をチョイスするには、ちょっとリスクが高そうだ。


※メニュー:店頭掲示ランチメニュービストロとガストロの違いビストロ側アラカルトドリンク

【店舗詳細情報】
店名:L'Ancolie
電話:02 97 43 33 09
営業:12:00~13:45、19:00~21:30
定休:水曜日
住所:12 Rue Saint-Michel, 56220 Rochefort-en-Terre
GPS:47.699123, -2.335181 (☞ Bing Map


今日のルート実績LOG
訪問したフランスのレストラン
 

【ディナン [Dinan] の風景】


▲ディナン城 [Château de Dinan](☞ GPS: 48.450315, -2.044460




▲ディナンのクイニーアマンも、サンマロと同じタイプ(☞ Kouign Amann de Saint-Malo
 

【トレスソン城 [Château Trécesson] の風景】
☞ GPS: 47.975243, -2.273127(非公開城のため、撮影ポイントです。駐車スペースは橋の両脇にあります)

▲快晴かつ無風という最高のコンディションで撮影できた。




 

【ロシュフォール・アンテール [Rochefort-en-Terre] の風景】
地図掲示







▲Château de Rochefort-en-Terre(☞ 案内掲示

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
12月:台北/台湾
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉚、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
8月:英国⑦,北アイルランド
丸数字:累計訪問回数

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