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ビジネスクラス機内食/日本航空(JAL):成田(NRT)⇒高雄(KHH)

搭乗:2016/6/9 JL811便
評価点:総合★★★★★★★★★★サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
今年10回目の海外旅行は、20回目の台湾。
マンゴーの季節がやってきたので、昨年と同様に3ヶ月連続で出かける予定だが、その第一弾。

往路は、1月に台北松山から使い始めたJALビジネスクラス特典航空券の最終区間を利用。
いつもの通り、往路のビジネスクラス機内食は、即日レビューでお届けしようと思う。

毎度のラウンジ食の紹介は同じになってしまうので、今回はファーストクラスラウンジのシャワールームをANAのビジネスクラスラウンジのものと比較してみよう。


▲左:使用後の写真だか、シャワーコントローラとボトル入りシャンプー類
 右:アメニティは洗面台左の小皿にあるシャワーキャップ・ブラシ・綿棒1本だけ

ひとことで言ってしまえば、文句なくANAの勝ちである。ANA側はビジネスクラスしか経験がないにもかかわらずだ。
部屋の面積はほぼ同じだと思うが、勝っているのはシャワー設備の部分だけ。横から噴射するタイプが装備されているので、3通りのお湯の出方がある。(最近ANAに乗っていないので、ひょっとするとANA側にも有ったかも?)

劣っていると思う点を列挙すると、
●シャンプー・リンス・液体石鹸が共用利用の無印ボトル入り(写真参照。ANAはブランド品個別パック)
●カミソリ、歯ブラシ、櫛、綿棒等のアメニティが無いか不足(左記でJALにあるのは綿棒1本だけ)
●スリッパが無い(バスマットの上以外は素足で歩くことになる。便器の前もだ!)
●扇風機が無い(バスルームは蒸し暑いので必須)
というところか。
備品に関しては、ファーストクラスでもビジネスクラスと同じだったと思う。(情けない!)

*****

日本を夜に出発する便ということで日本人に不人気なのか、客層はほぼ台湾人。
ビジネスクラスも3割しか埋まっていない。

シート食前兼食事中のドリンク

昨年9月に復路の高雄⇒成田便に搭乗しているので、手動リクライニングで電源も無いオンボロ機材であることは承知していたが、いまどき電源設備の無いビジネスクラスって、有りだろうか?
いくら4時間弱のフライトとはいえ、貴重なPCのバッテリーをここで使い果たしたくないものだ。

洋食

搭乗後のウエルカムドリンクが無いのは諦め、食前酒兼食事中のドリンクは、いつものダイエットコーク。
食事の方も、いつもの通り洋食をチョイスしている。

前菜
前菜
ペッパースモークサーモン、海老のソテー 香草風味、マンゴーフルーツサルサ
フォアグラと無花果のコンポート お菓子仕立て


海老とサーモンも上等だったが、何より楽しみにしていたのがフォアグラだ。
搭乗前にHPに掲載されているメニューチェックをしたところ、短距離路線にもかかわらず前菜の中にフォアグラの文字を見つけていたのだ。

フォアグラのお菓子仕立て

お菓子仕立てとは、どんなものかと思っていたら、確かにケーキのような感じ。
ケーキよりも柔らかく、向きを変えようとしたら崩れてしまったので、半分だけの断面写真になってしまった。

下にアーモンド粉で作ったであろうスポンジ(高級タルトのフィリングに使うものだ)、その上に甘いリキュール類かマデラ酒類で漬けたであろうフォアグラをペースト状にして伸ばしたもの、その上に無花果のコンポートを潰して伸ばし、一番上は茹で栗をほぐしたものを大量にトッピング。

こういった創作料理はダメなことが多いのだが、ちゃんとフォアグラの主張が強いし、ケーキではなく前菜に相応しい味を出しているのだから、驚きだ。JALの場合、中長距離路線のシェフ名を被せた料理よりも、短距離路線のJAL厨房陣オリジナルの料理の方が、良いものを出してくるのだから、ANAの真似をして下手なシェフの名前を出さなければ良いのにと思ってしまう。

ANAは、自社の厨房陣の能力が低すぎるので外部の優秀な人材に頼っているわけだから、JALは自信を持ってJAL直属の人材だけで攻めた方が良い気がする。

パン
ライサワーハードロールと十八穀米粉バンズ
北海道産手作りバター

パンは国産米粉を使用したソフトロールをご用意しましたので、お楽しみください。


ライサワーってなんだか分からないが、どちらも普通に食べられるパン。(ANAも含めて不味い事が多いので、こんな表現になっている)

例の手作りバターは、北海道産だったのか。
あまり手作り感は感じられないのは、フランスバター(手作りが多い)の味を知っているからかも?

サラダ・スープ
フレッシュサラダ バルサミコドレッシング
白隠元豆と玉葱ソテーのトマト風味コンソメスープ

サラダは予想外に普通だったが(個人的にセロリーはNG)、スープが付くという点がJALの優れた点だ。
ただ、白隠元豆がわずか10粒しか入っていなかったのは、個体差かな? ちょっとさびしい感じ。

お味の方も、ANAのラウンジで出てくるような安っぽいものと違って、まずまずの美味しさだ。
玉葱ソテーとトマトとコンソメって、それぞれ独立したスープが作れるわけだから、それを合わせて味を決めて来る点でも、下手な創作料理シェフより技術を感じる。

国産牛ハンバーグ
国産牛ハンバーグステーキ デミグラスソース

メインの選択肢は無く、国産牛ハンバーグ。
量産ハンバーグが美味しいと思うことは滅多にないのだが、これはボリューム感と言い、食感・肉質ともかなり上等。
同じ具材で地上で個々に焼き上げたら、さらに美味しくいただけるだろうと思えるものだ。

ハンバーグの断面

地上と違って加熱済みの料理を再加熱するのだから、肉汁たっぷりというわけにはいかないが、断面から美味しさを想像できるだろうか? 蒸し焼き状になっているものの、再加熱をうまく利用した料理だ。
過去各社の機内食でいただいたハンバーグの中では、文句なく1番の出来だと思う。

そうそう、付け合せの新ジャガも単に茹でただけでは無さそうで、美味しかった。
JALの機内食製造担当者、純和食はダメっぽいが、洋食はなかなかの技術力をお持ちのようだ。

ハーゲンダッツハーゲンダッツの中身
ハーゲンダッツ アイスクリーム

デザートは、ハーゲンダッツ。
カチカチで食べれないものを出してくるANAと違って、ちゃんと食べごろの良い状態のものを出してくれる。
右の写真のように食べることは、ANAでは絶対に出来ないのだ。

やっぱり、JALの短距離路線の機内食は期待を裏切らなかった。
機材が悪い分だけ機内食を頑張っているのかもしれないが(??)、気分よく★5つ進呈したいと思う。

こうなると、中距離路線の極端な悪さや、長距離では路線格差が激しい点が、なんとも理解しがたい。
短・中距離のJALビジネスクラス機内食は、特典航空券で一通り試したことからインボラアップグレードされない限り試す機会は無くなると思うので、今後は長距離路線でウオッチしていくことになると思う。

※メニュー:和食・洋食ドリンクワインリスト
※機内で仕上げて、高雄のホテルから登録しました。

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング

テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

ビジネスクラス機内食/日本航空(JAL):成田(NRT)⇒パリ(CDG)

搭乗:2016/4/27 JL415便
評価点:総合★★★★★★★★★★サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
今年のGW旅行は、スペイン全州走破の最後に残ったバレアレス諸島州[Islas Baleares]を潰すことが最大の目的。

JAL成田ファーストクラスラウンジ食①
JAL成田ファーストクラスラウンジ食②
▲JAL成田 ファーストクラスラウンジ食

パリ経由で向かうことになったが、ラウンジで握り寿司と、お肉たっぷりビーフカレーを食べ、貧弱なエコノミークラスの機内食に備えていたら、家内と共にビジネスクラスにアップグレードされてしまった。
満席なのは事前に知っていたが、チェックインの段階ではプレエコにすらアップグレードされなかったので、がっかりしていた矢先のプレゼントだ。ありがとう!
ちなみに、毎年ダイヤモンド会員に与えられる選択特典で、家内もダイヤモンド会員資格を取得している。

ANAでは7年間プラチナ会員だったこともあって、家内と共にアップグレードされたことが度々あったが、JALでは転向して来てまだ2年目なので初めてだ。(☞ ビジネスクラス機内食(ANA)

JL415便定刻よりも10分以上早くドアクローズされたものの、機材不良が発生したため機内で1時間半も待機することになったのだが、やっぱりウエルカムドリンク(搭乗直後、離陸前のドリンク)が無い。
待っている間に、1食目の食事の後に配るはずだったペットボトルが出てきたものの、ここはウエルカムドリンクを出すべきだろう。エコノミークラスと差別化できていない。

そのウエルカムドリンクに代わる離陸後のドリンク(他社では離陸前のウエルカムドリンクとして出てくるオレンジジュースかシャンパンのチョイス)は、いつもの通り離陸後に出てきた。私はやむなくパスしたが、食事が出てくるまで好きなドリンクをいただけないのは、JAL以外の他社全社(中長距離路線のビジネスクラスに乗った経験のある14社)と比べて大きなマイナス点だ。

さて、JALビジネスクラスでは2度目の長距離路線となるが、前回のヘルシンキ路線と比べてメニューの充実度には驚いた。日本発だからなのか、パリ路線だからなのかは確認していないが、この内容なら十分ANAに対抗できそうだと期待が膨らむ。
例によって、洋食をチョイスしているので、詳細を紹介していこう。
なお、洋食は別路線で三流シェフだと酷評した山田チカラシェフ監修による献立とのこと。ダメかなぁ・・

アミューズ・ブーシュ
自家製ピクルスと自家製オリーブカニ入りコールスロー

和食と共通のアミューズ・ブーシュ(和食側では「先付」)は、意外に平凡。
その中で、自家製オリーブと称した巨大イクラみたいなものが面白い。(左手前の緑色の物体)
オリーブだと思って持ち上げると、空気の抜けた軟式テニスボールみたいにぶにょぶにょしていて、口に放り込むと周りの皮が破れて中からオリーブのエキスが出てくるという仕掛け。

半面、右側のカニ入りコールスローは、まんま芸無しの組み合わせ。山田シェフ担当がどうかは記されていなかったが、たぶんそうだろう。三流シェフ特有の何でも組み合わせれば新しい料理だというスタンスの低レベル料理だ。

前菜・パン・バター

オードブルは、パンとバターと共にトレーに乗せられてまとめて出てくる。
JALの統一された出し方だが、ホント何のためのテーブルクロスなんだろうと首をかしげたくなる手抜きアプローチだ。

メメゾンカイザー特製パン
メメゾンカイザー特製パンプチナチュールとハーブのプチパン

メメゾンカイザーのパンは、まあ普通に美味しいのだが(昔よりも味が落ちている気がする)、無塩バターが美味しくない。
バターらしい風味の無いもので、脂っぽいだけという感じ。いったい、どこのバターを使っているのだろう?

牛タンの塩漬けハム マスタードソースのサラダ
牛タンの塩漬けハム マスタードソースのサラダ

メニュー表記では期待できなかった前菜は、生野菜たっぷりの見栄えの良い皿で出てきた。
核となる牛タンがどこにあるのか見えないが、生野菜の下に並べられていた。

牛タンの塩漬けハムが見えるように

その牛タンハムこそ市販品のお味だが、マスタードソースがまったく別物で、サラダ前菜に相応しい甘いドレッシング風。
牛タンハムにもよく合っていて、皿全体美味しくいただけた。


和牛サーロインステーキのバルサミコソース
和牛サーロインステーキのバルサミコソース ルッコラ、からし菜を添えて

2択のメインは、魚料理側に魅力を感じなかったのでステーキをチョイス。
しかし、前菜と比べてなんとも芸のない皿だこと。

和牛サーロインステーキ

ステーキと言うよりは蒸し焼きにした感じの食感で、肉の柔らかさは否定できないものの蒸し焼きの効果が大きいような変なお味。

和牛サーロインステーキの断面

和牛らしい霜降り肉特有の舌触りが馴染めなかったし、なんといってもソースが低レベルで肉をカバーできていなかった。
最近やたらとバルサミコソースをフレンチレストランでいただくが(誰かが仕掛けている?)、これこそソースベースを真面目に作っているか否かでハッキリと差が分かってしまう。バルサミコの質だけに頼ったソースを出してくる店が多いのだ。
ただし、前回の山田シェフの料理よりはマシ。でもせいぜい2.5流というところだな。

ココナッツ風味のミルクムース下の方がコーヒーゼリー
ミカフェートのアイスコーヒーゼリーとココナッツ風味のミルクムース

和食と共通のデザートも山田シェフの担当と記されていた。
ミカフェートってなんだかわからないが、アイスコーヒーゼリーという表現も意味不明で、単なるコーヒーゼリーだ。全体を冷やしているので、アイスコーヒーゼリーと表記したかったのか?

単純な二層構造で、上半分がココナッツ風味のミルクムース。これは美味しくいただけた。
下半分のコーヒーゼリーは、珈琲NGなのでパス。家内に聞いたら、一番下にスポンジがあったそうで、コーヒーゼリーと合わずに不味かったそうだ。やっぱり何でも組み合わせれば・・の三流シェフか。

以上で洋食側はおしまいだが、家内が食べた和食側の写真も紹介しておこう。

九つの小鉢膳
九つの小鉢膳

前菜に相当する料理は、9種類の小鉢群。
全体的に普通で、可も不可もないとのこと。和食本来の素材の持ち味を生かした味になっていないので、★4つは無理という話だ。(私が頼んだものではないので、採点対象外)

分葱とあさりの山葵酢味噌和え玉子豆腐 イクラ添え
左:分葱とあさりの山葵酢味噌和え
右:玉子豆腐 イクラ添え

鴨ロース菜の花巻き 湯葉添え鶏の柚子胡椒焼き
左:鴨ロース菜の花巻き 湯葉添え
右:鶏の柚子胡椒焼き

サーモンのたたき 生姜にんにくあん鮑 すっぽんあんかけ
左:サーモンのたたき 生姜にんにくあん
右:鮑 すっぽんあんかけ

メバル南蛮漬け鶏松風、青梅、海老艶煮、紫蘇蓮根
左:メバル南蛮漬け
右:鶏松風、青梅、海老艶煮、紫蘇蓮根

かます寿司 焼き明太子添え
かます寿司 焼き明太子添え

前菜を撤収した後は、メイン・御飯・味噌汁・漬物がトレーに乗せられて出てくる。

和食のメイン
鯛生姜煮炊きたてのご飯 味噌汁 香の物

相変わらず、こだわりのあるコメ(「雪蔵今摺り米」新潟奥阿賀産コシヒカリ)を、べちゃべちゃに炊いてあって御飯が台無しだ。

鯛生姜煮

メインの鯛生姜煮だが、家内が不味くて食べられないと言って、私に回ってきた。
よくある弁当に入っているような魚料理だが、鯛という表記ながらも私にはブリに感じてしまった。確かに、皮目の縞模様は鯛なんだけど・・

*****

最初の食事が終わると、「ANYTIME YOU WISH」と題したメニューから到着1時間半前までの好きな時間に好きな料理をオーダーできる。
エコノミークラスで言う中間食と到着前の食事に該当するものだが、このアプローチはANAと同じだ。
ヘルシンキ路線ではガッカリな内容だったし、中距離路線でも超貧弱なメニュー構成だったので期待していなかったが、ちょっとオーバーながらもANAをも圧倒するような品揃えには驚かされた。

全部を食べるのは無理なので(いずれ紹介できるとは思う)、食べたものを紹介しておくが、まずはデザート代わりに3品まとめて注文。
正規機内食のデザートが貧弱なので、ここで追加しておかないと物足りないのだ。

各種チーズの取り合わせ
各種チーズの取り合わせ 〜ワインと共に〜

JALのチーズは、ありきたりのものをカットするだけのANAと比べて楽しみだ。
今回は、真ん中のチーズに注目。聞いてみたら、モッツアレラの醤油漬けなんだそうだ。美味しくは無いけど、オモシロイ。(実は、三流シェフのアイディア?)

醤油モッツアレラとチェダー風チーズ

手前のチェダー風のチーズも、何らかの加工をしている感じがした。

フレッシュフルーツ
フレッシュフルーツ

フルーツは4種類盛りで、笹の葉を敷いて出してきた。
やっぱり、質と言う面ではANAよりも良い感じ。間違っても赤肉メロンなんてANAでは出てこないだろう。

DEAN & DELUCA スーパープレミアムバニラアイスクリームDEAN & DELUCA スーパープレミアムバニラアイスクリーム
DEAN & DELUCA スーパープレミアムバニラアイスクリームーJALオリジナルー

エコノミークラスだとJALの名称が入ったハーゲンダッツが出てくるが、ビジネスクラスでは「DEAN & DELUCA」というブランドのアイスクリームだ。
こちらにもJALのロゴが入っていたので、変なところに拘りがあるのかも?

バニラビーンズの粒々が数えられるほどの少量入っているものの、あまりバニラは香らず、素直な純クリーム系アイスクリームという感じかな。
私は、ハーゲンダッツの方が好きだ。(家内も同意見)

*****

離陸後7時間経過したので、ここで本来の中間食をお願いすることにした。
前回まったく機能しなかったメニューオーダーシステムが使えるようだったので、初めて席にあるコントローラから注文。
さんざん宣伝してアピールしていたものの、結局人手が足りず出来ないと諦めたANAと違って(最悪の「有言無実行」)、JALはちゃんと実現しているではないか。それも「無言実行」でだ。
ただし、規定の到着1時間半前までは使えず、2時間前に試した段階で利用できませんと表示されていた。

グリルチキンのサラダ 焦がしにんにくドレッシング
グリルチキンのサラダ 焦がしにんにくドレッシング

まずは、2品ある「軽いお食事」の中から、サラダを選んでみた。
JALラウンジのサラダの充実度は、3年前に有償搭乗した羽田⇒香港線で羽田のビジネスクラスラウンジの品揃えに驚かされたのだが、最近は多少レベルダウンしているもののANAよりも数段上を行っている。その姿勢が、そのまま出ている感じだ。

野菜の鮮度の良さだけでなく拘りも相当なもの。写真では見えないが、スライス黒オリーブやチーズに見えさせるポテト、トッピングの食用花びらなど、目と味で楽しませてくれる。
焦がしにんにくドレッシングと野菜とチキンのバランスも優れもので、メインの食事の前菜の皿と引けを取らない水準だ。

三元豚のカツサンド
三元豚のカツサンド

サンドイッチは、家内と合わせて2品とも頼んでみた。
今回の機材はWi-Fi非搭載だったため、確か過去にいただいたことがあるはずのカツサンドと比較できないが、万カツサンド(肉の万世で40年以上前から売っていて、羽田の空港売店でも売っているサンドイッチ)よりも美味しい。
パンが薄いだけでなく表面を軽く焼いてあるし、肉は見ての通り分厚く柔らか。ソースの加減も濃すぎず薄すぎず。個人的には、もう少しキャベツの千切りが多いと良かったかなと思うものの、満足できる質だ。

サーモンとカッテージチーズのサンド
サーモンとカッテージチーズのサンド

サーモンサンドイッチは、カツサンドに対してボリューミー。
こちらは「軽いお食事」に載せた方が良さそうだが、紙のメニューでは分からないものの、コントローラ側の注文画面には写真が載っているので判断できるだろう。

サーモンが見えるように
カッテージチーズたっぷり コントローラの注文画面

家内の注文だったのでちょっと自信がないが、底にピクルスをアクセントにした野菜を敷き、その上にハーブを加えたスモークサーモンを敷き詰め、紫キャベツでふたをした上にたっぷりのカッテージチーズを乗せて挟んである。こちらも、かぶりついた時のバランス感が非常に良い。
三流シェフ監修の食事なんかよりも、中間食の方がぜんぜん高クオリティではないか。

未食となったのは、軽いお食事のキッチン飛騨“ JAL特製ビーフ黒カレー”、麺類の醤油らーめん山菜うどんだが、注文画面の写真を見る限りは、こちらもANAの中間食と同等以上に見える。
長距離路線であるヘルシンキ線の後に、中距離路線であるクアラルンプール線とジャカルタ線に搭乗して、ANAよりもはるかに劣る中間食の品揃えの悪さに呆れていたのだが、ここまで充実した料理群が待ち構えているとは予想していなかった。

いや、最初の機内食では★5つは絶望的と思っていたのだが、ここで★5つの可能性が出てきてしまった。
残りは、同じ注文制ではあるものの、恐らく到着2時間前に案内があるであろう、和食と洋食のセットメニューで採点が決まる。
今度は、経歴を見れば山田チカラ氏なんかよりもはるかに期待できそうな、狐野扶実子さんの監修だそうだ。いや、楽しみだ。
(補足:この原稿は、食べ終わってすぐに書いているので、この段階では結果が分かっていない)

*****

さあ、期待の到着前の食事だ。
パリを拠点に活躍する狐野扶実子さん監修とのことだが、経歴を見ると「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業されたというのだから、半端ない。
ファーストクラスの機内食も担当されているそうだから、私に言わせれば三流シェフの山田チカラ氏とは大違いの実力派だ。

ところが、到着2時間40分前に明かりがついたものの、1時間40分前になっても注文を取りに来ない。
さすがにヤバイと思って聞いてみると、こちらから注文しなければいけないそうだ。他社と違うアプローチどころか、同じJAL中距離路線とも違うアプローチ。
ちゃんと最初に説明してもらわないと、喰いっぱぐれることになる。サービス点の減点対象だ。

在庫があるか確認しますと言われて諦めモードだったが(つまり、人数分搭載していないということになる)、無事確保できて一安心。

フミコの洋食

酷いものが出てきたヘルシンキ線と同様に、フミコの洋食と題した洋食セットをお願いしたわけだが、予想通りエライ違いだ。

ほんのり甘いコンテチーズのフラン
ほんのり甘いコンテチーズのフラン

メインのフラン、優秀なキッシュの中身になりそうで、めちゃくちゃ旨い。
ほど良いコンテチーズの風味に加え、お題通りほんのり甘さを加えてある。
トッピングの野菜にかかっているドレッシングが極端に酸っぱく、フラン側にかかって味を壊してしまっていたが、それを差し引いてもさすがパリ仕込みと唸らされる皿だ。

アスパラガスと海老、グレープフルーツのサラダ
アスパラガスと海老、グレープフルーツのサラダ

何でもない海老とフルーツのサラダに見えるが、これも手が込んでいる。
海老の上にトッピングされているのは、苦手な茗荷っぽい風味が少しある酸味の強いもの。苦手なので、海老だけでいただいた。

その下には、グレープフルーツ。これが、変に苦味のある安物と違って、ちゃんと甘い上等品。
一番下に敷かれているのがグリーンアスパラだが、写真では分からないものの、穂先部分以外は皮を削ってある。
こういった手を掛けることを惜しまない姿勢が、料理というものだ。

メゾンカイザー特製パン
プチナチュール、レーズンとクルミのプチパン
バターとブルーベリージャムでお楽しみいただけます。


メゾンカイザー特製パンは、1食目と1つだけ違うもの。
レーズンとくるみたっぷりで、ブルーベリージャムとよく合うパンだった。

いや、予想通り満足できるセットだった。やっぱり、立派な経歴は物を言うものだ。

フミコの和食
フミコの和食

家内が頼んだ和食の方も紹介しておこう。

台の物
黒毛和牛のフィレ 黒糖風味
フルーツトマト白味噌ソース
モッツァレラと桜の塩漬け

和牛を一切れ味見しているが、1食目の洋食で出てきた和牛とはぜんぜん違って美味しい。
山田チカラ氏とは水準が違いすぎることを改めて確認できた。

若芽のお吸い物、香の物
若芽のお吸い物 生姜
大根、柴漬け、桜漬け

以上で、JAL415便ビジネスクラス機内食のすべてが終了。
サービス面での疑問はあるものの、十分に★5つの水準だと思う。

それにしても、JALのビジネスクラス機内食は、極端な路線格差があることも判明した。
お金を払ってビジネスクラスに乗ることはケチな私には想定できないが、仮にお金を払うとなれば、路線吟味は必須であることを痛感したものだ。

こうなると、ANAではダメダメのパリ発の便も比較したくなるが、このあと年内にパリ路線を3回分予約してある。
無事インボラアップグレードされれば紹介できると思うので、ご期待いただきたい。

最後に備忘録として書いておくが、JAL長距離路線ビジネスクラスの到着前の食事は、こちらから注文しないと出てこないという事を忘れないようにしたい。
売切れリスクもあるみたいだから、最初の食事が出た後に予約しておいた方が良さそうだ。

※メニュー:和食・洋食ANYTIME YOU WISHChampagne & Wine、Beverage
※いつものように機内で仕上げて、パリCDG空港での乗継時間中に即日登録しました。

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング

テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

ビジネスクラス機内食/日本航空(JAL):クアラルンプール(KUL)⇒成田(NRT)

搭乗:2015/12/4 JL723便
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★☆☆☆
台湾発の特典航空券で、JALの中距離路線ビジネスクラス機内食を試すことが主目的だったマレーシア旅行。
帰国便は夜行便ということで(☞ 往路のレポート)、他社と同様に最初から期待はしていなかったし、ほぼ想定通りの内容だった。

恒例のラウンジ食レポートは、内容があったことからひとつ前の記事に独立させてレポートしてあるので、早速機内食の紹介を始めたい。

オーダーシート クアラルンプールの夜景

メインとなる到着前の食事の要否と和食か洋食かの選択は、オーダーシートに記して事前に渡す形式になっていた。もちろん、「食事をするので起こしてほしい」と「洋食」をチョイス。

くどいが、ウエルカムドリンクは出てこない。
中距離路線では、ANA系のエアージャパンでも出てくる事を確認しているので(☞ 2015.12 成田⇒ホーチミンシティ)、中長距離路線でウエルカムドリンクが出ない唯一の航空会社ということになる。

お休みまえに
お休みまえに

22:50発の夜行便ということで、お休みまえにと題した軽食が離陸後に出てきた。

タイビーフのカナッペ
タイビーフのカナッペ

マレーシア発の便なのにタイビーフというのは、なんだかなぁと思ってしまうが、パンは厚切り過ぎてイマイチだったものの、過剰なピクルスを外せば、まあまあなお味のタイビーフ。
タイ産の牛肉を使ったマレー料理ということだと思う。(ホント?)

サーモンとイクラのパイ生地のせ
サーモンとイクラのパイ生地のせ

皿真ん中にある「パイ生地のせ」だが、JALではパンの類であっても「パイ」と言うことが判明。
せめて、ロッテの「パイの実」ぐらいにパイにしてほしいところだが、ミニシューのように作ったシュー生地の上部をカットし、中をくりぬいたところにスモークサーモンの切れ端とイクラ(入っていたか記憶無し)を詰め込み、サワークリームを中央に乗せて、輪切りの黒オリーブをかぶせて、クコの実みたいなものをトッピング。
手数をかけているように見えるが、美味しくはない。

チキンサテ カシューナッツソース和え
チキンサテ カシューナッツソース和え

やっぱりマレーシアといえば、サテだろう。ワントレーの中では、一番真っ当な料理だ。
ピーナッツソースではなく、カシューナッツソースというところが拘りみたいだが、これはピーナッツソースの方が合うと思う。ナッツの主張がぼけてしまうからだ。

*****

お好きなときにオーダーできる料理は、くそ不味いJAL自己満足カップ麺3種類だけ。
誰が、ビジネスクラスの客に対してあんなものだけで済ませて良いと判断しているのだろうか?
エコノミークラスの中間食に出すものであり、ビジネスクラスに「それだけ」という姿勢は、とても納得できるものではない。

洋朝食
洋朝食

到着2時間前に明かりがつき、到着前の食事は1時間48分前から配膳。
ANAもそうだが、どうして2時間~2時間半前に起こしてワントレーの食事を配り始めるのだろう?
オーダーシートに起こすなという選択があるとはいえ、点灯されては目が覚めてしまう。

先日搭乗した国内線ファーストクラスの羽田=札幌線では、到着30分前に配膳しても間に合っていることを考えると、(☞ JAL国内線ファーストクラス@羽田⇒札幌)納得できるものではないし、過去の経験からも2時間以上前に点灯してくるのは日本の航空会社だけだ。

ビジネスマンにとって、夜行便は貴重な睡眠時間確保の場だということを理解していないのだろう。
座席数の少ない国内線ファーストクラスと単純比較は出来ないが、せめて1時間15分前に配り始めることは出来ないのだろうか?

フルーツ&ヨーグルト
フレッシュフルーツ
プレーンヨーグルト
 キャラメルバナナ、キャラメルクリームとコーンフレーク添え


メニューにはアペタイザーがフレッシュフルーツだと記載されているが、かなり無理がある表記だと思う。
実際、デザートの皿といっしに盛られてでてくるので、素直に前菜欄は無しにすれば良いだけだ。

全体写真を見ると、右下に小パックが3つ並んでいるが、そのうち2つがキャラメルクリームとコーンフレーク。自分でトッピングせよとのことだが、コーンフレークは分かるものの、キャラメルクリームとドレッシングの区別は、何も印がなければ判別出来ない方もいるだろう。

JALの長距離路線でも、こういった配慮の無さが見えたが(☞ 2015.10 ヘルシンキ⇒成田)、JALを贔屓にしている年配客(ストレートに書けば老人客)に対しての配慮が足りないと思う。

パンケーキ&トルティージャグラタン
パンケーキ ミックスベリーコンポートとメープルシロップ添え
 トルティージャグラタンとアップルソーセージ


で、本命のメインディッシュ。
朝食だから構成的には問題無いが、この不味さは耐えられるものではない。

特に、昨今はパンケーキブームとあって、若い方や女性陣の舌は肥えてきているはず。そこに、こんな小学生がホットケーキミックスで作ったような(それよりも不味いと思う)ものを出してきてはいけない。
トルティージャグラタンとアップルソーセージという奇天烈な料理も、単に奇天烈なだけであって味が伴っていない。

まあ、JALご自慢の三流シェフ上がりの担当らしいので仕方ないのかもしれないが、さんざんANAをこき下ろしてきているので(ここ2~3年は5つ星評価を意識してか、かなり改善してきている)、ANAよりも落ちるものが出てくるとがっかりするのだ。
特に、再加熱をまったく計算していない粉の配合比や、含ませるべき水分の量は要研究だと思う。作り置きを再加熱して供するというノウハウを持っていない外部シェフの言いなりになってはいけないのだ。

フレッシュサラダ
フレッシュサラダ

サラダはおまけレベルで、コメントなし。

ということで、期待通り夜行便ならではの食事で、昼行便なら文句なく★2つだが、★3つ相当と判断した。
特に離陸直後に出てきた皿とフルーツが比較的高水準だったことを評価した。

※メニュー:お休みまえに・お好きなときに・和朝食・洋朝食

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 60ヵ国を訪問
41ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
5月:ソフィア周辺/ブルガリア
6月:台南・高雄/台湾
6月:バレンシア/スペイン
6月:高雄・台南/台湾
7月:南チロル周辺/イタリア
8月:イギリス⑤,アイルランド
8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン⑭、他
丸数字:累計訪問回数

国内の食べ歩きはこちら
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ドイツ/ローテンブルク[Rothenburg]: ブロットハウス[Zuckerbäckerei BrotHaus] 2017/05/20
ドイツの古城ホテル:アーベンベルク城 [Burg Abenberg] 2017/05/18
ドイツの古城ホテル:ヒルシュホルン城 [Schlosshotel Hirschhorn](Burg Hirschhorn) 2017/05/16
ドイツ/ハイデルベルク[Hidelberg]: Zum Roten Ochsen 2017/05/15
ルクセンブルク/Luxembourg: オーバーバイズ [Oberweis] Lux-Ville店(本店) 2017/05/14
ルクセンブルク/エッシュ・シュル・シュール[Esch-sur-Sûre]: Comte Godefroy 2017/05/13
ルクセンブルク/ワンプラアールト [Wemperhaardt]: Las Tapas 2017/05/12
オランダ/マーストリフト [Maastricht]: Restaurant de Mangerie 2017/05/11
オランダ/マーストリフト [Maastricht]: REITZ 2017/05/09
ドイツ/トロイスドルフ [Troisdorf]: Restaurant Sängerstuben 2017/05/08
ドイツ/ヴィアーシェム [Wierschem]: エルツ城 [Burg Eltz](併設カフェ) 2017/05/07
ドイツの古城ホテル:エンガース城 [Schloss Engers]@ノイヴィート[Neuwied] 2017/05/04
ドイツ/オーバーヴェセル[Oberwesel]: シェーンブルク城 [Restaurant Auf Schönburg] 2017/04/30
ビジネスクラス機内食/エールフランス:パリ(CDG)⇒成田(NRT) 2017/04/24
ビジネスクラス機内食/エールフランス:ミラノ・リナーテ(LIN)⇒パリ(CDG) 2017/04/22
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